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城ヶ崎伝説

じょうがさきでんせつ

ヒューマンバグ大学のシリーズ「京極組の武闘派・久我虎徹」のサブストーリー。 正式名称は「城ヶ崎の悪魔伝説」。
目次 [非表示]

概要

ヒューマンバグ大学のシリーズ「京極組の武闘派・久我虎徹」のサブストーリー。城ヶ崎賢志の過去や経緯について話される。全4話。


あらすじ

第1話

羅威刃の城ヶ崎と東雲が半グレ組織「比遊怒羅」へのスカウトに向かうところから物語が始まる。彼らがアジトの扉を蹴破ると中からリーダーの設楽が現れ、彼の姿を見た城ヶ崎は組織ごと羅威刃の下につけと要求。設楽はこれを一度は拒絶し城ヶ崎と交戦するが城ヶ崎の執念に屈服し、財力の大きさもあって羅威刃に入団することを決意した。


ここから「ガキの頃、俺の生活環境はいかれていた」という前置きと共に彼の過去の説明がなされる。彼の家庭は飲んだくれで無職の父とそれに怯える母親の下で暮らしており、いつも彼は望まれない子として一人にされていた。7歳のある日、「旅行に行く」と称して母親を奪われそうになった彼は必死に止めたが母親は去ってしまい、しばらくして施設の職員が訪れたことで彼は自分が捨てられたことを悟った。彼は「力がなければ全てを奪われる」と思い、小学校高学年の頃から他者を圧倒的に暴力で支配することの才能を開花させ、中学では札付きの悪になっていた。時に他校の生徒と交戦することがあっても、彼の狂気が敵の想定を超えるため普通の脳味噌の持ち主では絶対に勝てなかった。高校1年でもう学校のトップになる気だった彼は3年生を見せしめで事故に見せかけて殺害し、周辺の不良に一目置かれるようになる。やがて彼は2年のトップ・大貫善樹に目をつけて彼を金と暴力で支配下におき、50人近くのメンバーを有する独自組織のリーダーとなった(名前は不明)。


やがて高校卒業が近づいた時、彼はかつて自分を捨てた父親と遭遇して後をつける。ボロアパートに住んでいることをつきとめた彼は父親に「10年ぶりだな」「テメエらに捨てられたその後の人生は地獄そのものだった」と言い放つ。直後に母の行方を聞いたところ「逃げられた」と返答され、怒りが頂点に達した彼は「お前を父と思ったことなど一度もない。テメエが俺にしてきたことの報いだ。地獄に堕ちろ」と言い放ち、全く躊躇うことなく父親を刺殺した。一瞬だけ彼は母親の安否を考えるが、「あの女も屑だ、どこでのたれ死のうが関係ない」と独白する。


卒業後には連日のように極道からスカウトを受けるが、これらを全て拒否し悪への道を進む・・・


第2話

城ヶ崎が率いる羅威刃は日本最大の組織であり、戦力でも個人の力量でも敵などいない存在だった。その上で京極組の存在が邪魔になり、潰すことに本腰を入れ始める。


ここで前回の続きになり、極道に興味のない城ヶ崎は彼を強引な方法でスカウトした組織の刺客を返り討ちにする生活を続けていた。途中で旧田頭組(なぜか天羽組と紹介されているミスがある)時代の小峠とも交戦するが、警察の乱入により決着はつかなかった。


ある日、城ヶ崎の元に羅威刃創設者の稲村が現れ、城ヶ崎に「うちに来る気はないか?」「舎弟と一緒にうちに来れば幹部からのスタートだ。銃も手に入る」と勧誘する。彼は自由に活動する条件で羅威刃に加入し、最初に彼が取り組んだのは密告制により組織に逆らう裏切り者を苛烈な方法で排除することだった。中でも羅威刃が仕入れた薬物を他の半グレ組織に横流しした町田に特攻作戦を命じた時には反城ヶ崎派が震え上がり、また幹部としても有無を言わせぬ実績を上げ続けたため稲村からの信頼も確固たるものにしていった。


やがて彼はライバル組織「坐魔巣」の掃討に動員される。一人で彼は組織を壊滅に追い込んだが、稲村はこれに対して城ヶ崎を褒めることもせずに証拠の写真だけを回収してしまう。この一件で約7割の構成員が稲村のトップとしての器のなさに失望し城ヶ崎派につき、城ヶ崎は稲村を失脚させようと東雲と作戦を練り始める。やがて稲村が京極組に討たれると彼は稲村派幹部を次々と排除し、ついに羅威刃のトップへと成り上がった(この時、「クソみたいな親から生まれると人生は血塗られたもんになるんかね)と独白している)。


第3話

京羅戦争の最中、つまらない遺言を残した青髪の雑魚を殺した城ヶ崎はメンバー補填のために戦闘組織「破亜裂火」へのスカウトへと向かう。彼の目的はリーダーの高城と腹心の秋元の獲得であり、高城の要望で城ヶ崎はタイマン勝負を開始。何度かの殴り合いの末に高城は城ヶ崎の実力を認め、羅威刃へ加入することを選んだ。


そして羅威刃は麻薬組織マッド・カルテルと取り引きして利権を得ることを画策。約3か月で数億ほどの利益を得るが、突如彼らが離反したため復讐を決意。東雲と高城をアジトに呼び込み、作戦会議の後に3人で敵陣に乗り込んだ。裏切り幹部は許しを必死で請うが城ヶ崎に嘘を見破られ、首輪爆弾を取り付けられて爆死した。


やがて城ヶ崎は二人とすき焼きを楽しみ、高城と別れた後に偶然通った公園で父親が母親を子供の前で殴る様子を目撃する。すると城ヶ崎は東雲を下がらせて父親をボコボコに殴り倒し(理由を聞かれた時には「顔が気に食わなかった」としか答えなかった)、一瞬だけ母親を気にする素振りを見せたがすぐに気を取り直して京極組壊滅を誓う。


第4話

城ヶ崎と東雲は戦力拡張を目指して仙台を訪れ、構成員300人を抱える戒炎を傘下に入れようと画策する。アポを取っているが狂気を見せつけるためにわざと扉を蹴破ると、中から我妻が登場。入団を求めると逆に彼から戒炎に入ることを要求され、城ヶ崎は断るが我妻は突如ドスを投げつけてくる。当然のように回避しそれに激怒する東雲を横に置き、模造品の手榴弾をお返しとして投げるがすぐに看破され、牛タン屋の時間が近いのもあって一度は下がることにした。


アジトに帰った城ヶ崎は探偵から自分を捨てた母親の情報を入手する。母親への恨みを独白する中、下っ端構成員が爆破事件に関する情報で警察がなだれ込んできたことの報告を受け、すぐに彼は通報者を特定する。そして部下の藤崎に命じて通報者である佐竹を粛清しようとするが、紅林に発見され戦闘となる。


城ヶ崎は先手をとって蹴りを打ち込み、藤崎との連携で紅林を撃破しようとするが藤崎は逆にフルスイングパンチを受けて倒れてしまう。それを見た城ヶ崎は紅林を羅威刃にスカウトするが、予想通り彼はこれを拒絶する。その返答を受けてとどめを打とうとするが寸頸を腹に受ける。しかし何事もなかったかのように立ち上がり、紅林がまだ生きている佐竹を担いで逃走したため一旦は見逃すことにした。そして直後に戒炎が東京に出向く報告を受けたところで物語は終わる。


登場人物

本作の主人公。父親から激しい虐待を受けたことによって激しく心が荒み、暴力的な性格になってしまう。


  • 城ヶ崎の母親

賢志を気にかけてはいたが、父親に勝てず連れ去られてしまう。


  • 城ヶ崎の父親

賢志に日頃から暴力を振るっており、ある日再会した時に復讐として彼に殺された。


城ヶ崎直属の部下であり、羅威刃の事実上のナンバー2。


比遊怒羅のトップ。大金で城ヶ崎が組織ごと雇った。


隻腕の処刑人。大金で城ヶ崎が雇った。


姿絵だけ登場。守若に解体され死亡。


東雲の前の代の城ヶ崎の最側近。二丁拳銃を扱う。


破亜裂火の副将。高城に忠実で、彼に付き従う。


破亜裂火の指導者。城ヶ崎の悪の実力を認めて羅威刃に加入する。4話目の前で敗死した。


羅威刃の創設者。直々に城ヶ崎を組織ごとスカウトする。


  • 町田

羅威刃構成員でありながら、敵対組織と連携していた構成員。城ヶ崎に特攻作戦を命じられ死亡。


  • 藤崎

城ヶ崎の護衛をしていた構成員。紅林に相手にされず倒される。


戒炎のリーダー。城ヶ崎の下につくことを断った最初の人物となる。


我妻の側近を務めるスキンヘッドの男性。城ヶ崎から模造品の手榴弾を投げつけられた時には我妻を身を挺して守った。


我妻の側近を務めるオールバックの男性。城ヶ崎から模造品の手榴弾を投げつけられた時には我妻を身を挺して守った。


旧田頭組構成員。執念で城ヶ崎との勝負を引き分けに持ち込んだ。


  • 飯田

風見組構成員。城ヶ崎をスカウトしようとするが逆に彼に倒されてしまう。


  • 大貫善樹

城ヶ崎の上級生。彼に倒されて学年トップの座を奪われ、彼の組織に加入。


爆破事態を警察に持ち込んだ張本人。城ヶ崎が復讐を狙うが完遂ならず。


城ヶ崎の因縁の相手。羅威刃にスカウトするが我妻同様に拒否された。


関連タグ

ヒューマンバグ大学 京極組の武闘派・久我虎徹 京羅戦争 城ヶ崎賢志

流川伝説 - 同じく、助演による複数話サブストーリー。

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