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「壁にミミ子あり、障子にもミミ子あり、地獄ミミ子とは私の事…」


CV: 上田麗奈


概要

私立アボカド学園の風紀委員長。陰湿で疑り深い性格。


地獄耳」と呼ばれる大きな耳が特徴。その耳で五感全てを感じる事が出来る。もちろん聴力も非常に良く、1km先の針の落ちた音も聞き逃さないらしい。

制服のリボンには鈴を付け、時折富山弁を話す(彼女の声を当てている上田の出身地に因むもの)。


風紀委員の仕事はかなり高圧的で、常に地獄耳で校則違反をしていないか監視(監聴?)しており、少しでも違反を察知すればすぐ大神田川ババリア校長に告げ口する。寮内でも『総回診』という名目で生徒の校則違反と思われる私物を取り上げ(2枚重ねのトイレットペーパーですら違反対象らしい)、「地獄釜」と呼ばれる釜へ処分するなど容赦しない。この彼女のやり方のためにアボカド学園の学園・寮生活は「夢も自由もない」と言われるほど厳しいものとなっている。

実質、アボカド学園の影の支配者と言っても過言ではない。同じ風紀委員長の南みれぃですら違反チケット交付で済ませていたのに…。


彼女もかつてのババリア校長と同様大のプリパラ嫌いで、第4話で同じ風紀委員長であるみれぃを取り締まろうとしたが、逆に論され撤退せざるを得なくなった。特にプリパラチェンジ時のみれぃは『最悪』と評している。

しかし驚異的な聴力ゆえ、絶対音感と高いリズム感の持ち主であることも判明している。


第5話ではついにゆいらぁらがプリパラのアイドルであることを見抜き、第6話でゆい達の潜入ルートを突き止めようとするもゆいに耳を塞がれ行動不能となった。これによって、彼女の大きな耳は武器であると同時に弱点であることが判明した。


第12話でプリパラの素晴らしさに気付いたババリア校長が学園のプリパラを許可したため、ミミ子は彼女に従う風紀委員たちを除く唯一の味方を失い、ほぼ全登場人物を敵に回すことになる。※夢川ショウゴも女子のプリパラを嫌っているが、彼の場合は妹を認められないことに由来する。


転校してきた黒須あろまの悪魔属性には、彼女がプリパラアイドルでありながら何か自身と通じるものを感じた様子。

第14話ではババリア校長からプリパラを認めるよう懇願されたが、文字通り聞き耳を持っておらず彼女からは心配されており…。


過去と「夢」の顛末


「夢なんて持ったこともなければ、見たことも聞いたこともありません!」


ミミ子はババリア校長の側近のような立ち位置だが、実は彼女とは長年の付き合いである。

ミミ子は幼い頃からアボカド学園の生徒であったため、ババリア校長とは親子さながらの関係だった。風紀委員も、彼女の内向的な性格を考えた故のババリア校長の判断である。

顔は映されていないものの、昔は両親と共に北陸(おそらくは富山)で暮らしていたようだ。この頃のミミ子は眉毛を剃っておらず、結った髪も通常のツインテールでありとてもかわいらしい。

夢のアイドルミミ子ちゃん


かつてはミミ子も周囲の女の子同様アイドルに憧れていたが、高い素質を妬まれた同級生(香織)に「名前が怖いから」等と言いがかりをつけられて夢を否定され(実際にはインパクトがあり印象に残りやすい名前が知名度に貢献することがアイドルとしての強みになったであろう可能性は否定できず、必ずしも弱みではないのだが)、心を閉ざしアイドルも夢も嫌悪するようになってしまった(自分の絶対的な味方コンプレックスを克服する機会、そして何より深刻な逆境にもめげず純粋に夢を目指す存在に恵まれなかったら、というレオナあろまセレパラ時のみれぃのもしもの姿とも言えるだろう)。

彼女が幼い頃からアボカド学園にいるのも、両親が事情を考慮して、ミミ子をプリパラの無かったパパラ宿へ送りこんだ可能性が高い。

彼女の異常なまでのプリパラ嫌いは、「周囲に否定され過去の自分が諦めた存在」が目の前に姿を現したからであった。


それらの記憶を封じ込めていたミミ子だが、16話にて強引にプリパラに連れ込まれらぁらとゆいのライブを見せられ、無意識のうちに涙を流し、プリパラに喜ぶ周囲の声に初めて耳を傾ける。

その後は自分を見つめ直すべく、彼女は地獄めぐりと称し自分探しの旅に出た。

長年のしがらみが尾を引いているせいか、流石にすんなり和解とまではいかなかったが、彼女は夢やプリパラに向かって、少しだけ前を向けるようになったようであった。


旅を経ての帰還


それから約2ヶ月経った第23話、アボカド学園の二学期が始まる頃、ミミ子はパパラ宿に帰ってきた。

彼女は旅を堪能し、道中偶然出会った瞳と香織に助けられ彼女達との和解も果たしていた。ミミ子は幼い頃からの夢であった、プリパラでのアイドルデビューを決意する。


ババリア校長の思いを知り、ちあ子の助力もあってミミ子はかつて以上の姿を取り戻し、全校生徒の前で、心からの謝罪と共に宣言する。


 

「もし許されるのであれば、私は…。



幼い頃からの夢を叶えたい。アイドルになりたいと思います!!」



そして鍛練の末、ミミ子はあろまに改めて謝罪しLOVE DEVIのコーデを身に纏い、ババリア校長と共にプリパラデビューを果たし、緊張であがりつつも、地獄アイドルとしてかねてからの「夢」であったライブを完遂したのであった


地獄アイドル💀


その後ミミ子はプリパラにて、風紀委員の経験を活かし世話係を始めることにしたのだった。得意の地獄耳を活かし、圧政しない程度にプリパラ内の風紀も取り締まっている。

一度は周囲によって夢に挫けた地獄ミミ子は、夢であった場所に出会い、自分と向き合い、今度は周囲の協力で自らの夢を叶え大きく飛躍したのであった。



「ジゴク!!」



ちなみに、この回で披露されたミミ子のライブはCGなしの2Dパートであった。

視聴者からは非プレイアブルでありながら専用楽曲つきでCGデビューを果たした彼女一度2Dで描かれた後CGでライブした彼等のように、いずれはミミ子もCGデビューすることが期待されていたが、残念ながら最後までCG化される事は無かった。


その後の活躍

度々サブキャラとして登場する他、第3回アイドルタイムグランプリ時華園しゅうかにコーチ役を依頼された縁が元で、しゅうか絡みの場面が増える。

しゅうかと交友関係を築き、彼女の店でバイトしたり、マイ☆ドリームに敗北し落ち込んでいたしゅうかの身を人一倍案じていた。

なお第3回アイドルグランプリ以降は、彼女から安価で譲渡されたイヤリングを耳に着けるようになっている。

みみこのひ


しゅうかからの扱いは協力者に近かったようだが、第42話にて彼女がガァララとのすれ違いを解消した際、心配させたことを詫びられ、無事友人としてトモチケをパキっている。

以後はらぁらと同様ゆいやしゅうか達のサポートに回るようになった。


第4回アイドルタイムグランプリでは中の人ネタとしてあの人の楽曲で出場しており、実質的な2曲目の持ち歌となっている。


最終回の第51話ではしゅうか、ガァララと共にエヴァーゴールドを結成した。


アイドルランドプリパラ』では、プリパラにまだ来ないしゅうかを心配していたが、アップデートした瞬間原因不明のトラブルによりプリパラが切り離され、しゅうかがプリパラの記憶を失う事態が発生する。

ガァララがプリパラに出られない今、チームメンバーとして一人しゅうかにプリパラのことを思い出させるために奮闘するもしゅうかには届かず、むしろ関係が引き離されていく。

それでも諦めきれず、第8話でマリオの暗躍が迫る中、しゅうかが必要となったとらぁらたちの会話に入って、今度こそしゅうかを取り戻すためにらぁらたちを連れてしゅうかのもとへ向かう。これ以降の内容はエヴァーゴールドを参照。


マネージャーに関して

地獄ミミ子のプリパラデビューに際してガァルマゲドンのマネージャーであるネコ姉さんが兼任する形でミミ子のマネージャーを務め、その後51話でのエヴァーゴールド結成時にネコ姉さんに変わってペジェド神がミミ子の新たなマネージャーとして就任している。


楽曲

曲名作詞作曲・編曲
あなたがプリパラに来るのを、ミミ子待っとるがいや。筆安一幸斉藤恒芳
パニックラビリンス三重野瞳依田伸隆

「ミミ子待っとるがいや。」は「あなたがプリパラに来るのを、あたし待ってる。」の替え歌で、作詞を担当した筆安(ふでやすかずゆきの別名義)は、ミミ子が初登場した第2話、改心した第16話、そしてアイドルデビューを果たした第23話の脚本を担当している。

「パニックラビリンス」は上述の通り中の人ネタ。


余談

ミミ子のキャラ設定は、教師側が妨害ポジションだった前作との差別化を図るため、生徒側の妨害ポジションとして生まれたキャラクターであると、アニメージュ2017年10月号で記載されている。


中の人の上田麗奈は前作・プリパラにおいて黄木あじみ(2nd)、ジュリィジュルル)(3rd)を演じており、今回のミミ子で3作連続での新規キャラクター出演となった。


作中でのCGライブは叶わなかったが、『プリパラ&アイドルタイムプリパラ アニメ設定資料集〈上〉』ではタツノコプロの新人教育の一環として、安藤玲坂上栄子とともにCGモデルが制作されていることが言及されており、『キラッとプリ☆チャン』第118話で前述の2人とともに初披露された。

そして、CGモデルは後の2021年に始まり、約2年半の時間を経て配信された『アイドルランドプリパラ』で悲願の初CGライブを行っている。




関連タグ

アイドルタイムプリパラ

哀しき悪役


華園しゅうか

しゅうミミ…しゅうかとのカップリング


紫京院ひびき…前作の2ndシーズンラストにおいて、自らの行いにけじめを付けらぁら達の元を去っている点が共通。その後度々再会している。

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