「封印できぬ、運命の闘い。」

概要

2004年3月6日に公開されたONEPIECE劇場版第5作。監督は竹之内和久。

話の流れは空島編～ロングリングロングランド編当たりが舞台になっており、麦わらの一味のロロノア・ゾロをメインに話を描いている。

剣劇中心の作品だけあって序盤では逆光などでぼかしつつも人体真っ二つなどのスプラッタ描写があり、また、本作では非常に珍しいことに、ゾロとサンジが互いの名前を呼んでいるシーンがある（ちなみに、原作においてゾロはサンジを名前で呼んだことが一度もない）。

2011年12月10日に作中のメインイベントに深く関連する天体現象が当日実際に発生することにあやかってか、フジテレビの土曜プレミアムで地上波放送された。

あらすじ

伝説の宝剣「七星剣」の眠るアスカ島に到着した麦わらの一味。だがアスカ島は、海軍が支配する村だった。船番をしていたゾロはいつものように居眠りをするが、島から短刀が投げられたのを察知し跳ね起きる。そしてその短刀を見て、ゾロはゴーイングメリー号を下り、一目散に島へと向かった。

短刀の持ち主は、村の海軍剣術道場師範・サガだった。サガの幼馴染であるゾロは久しぶりの再会を嬉しがり、サガはゾロにある依頼を行う…。

ゲスト

海軍

• サガ（CV:中村獅童）

アスカ島海軍剣術道場師範。

ゾロと同じシモツキ村の剣術道場の出身で、「正義の剣」を貫き通すのが夢だった。しかし、どうも様子がおかしいようである。

芸能人ゲスト枠その1。

• トウマ（CV:内博貴）

サガ配下の三高弟の一角。

外見は子供にしか見えない小柄な剣士だが、居合抜きを得意とする。

芸能人ゲスト枠その2。終盤ではナミ&チョッパーと対峙。

• ビスマルク（CV:佐々木誠二）

サガ配下の三高弟の一角。全身に鋼鉄の鎧を身にまとった騎士。

終盤ではサンジ&ラコスと対峙。

• ブーコング（CV:青野武）

サガ配下の三高弟の一角。棍棒を操る巨漢。

終盤ではウソップ&ロビンと対峙。

村人

• マヤ（CV:柚木涼香）

アスカ村の巫女でイザヤの孫娘。サガとは恋仲であり、サガが七星剣の魔力にむしばまれたことに慙愧の念を隠せずにいる心優しい少女。

スタイルも良く、湖での行水では白いビキニ姿を披露している。

(……作中設定の必然と原作者の嗜好もあり、男に全く劣らず互角以上に戦い合う実力揃い(挙句化物同然すら現れた)な女性キャラが圧倒的多数を占めるONEPIECEにおいて、番外編のオリジナルとはいえこのように自身は戦う力を持たず支援はしつつも"守られる側"であることが押し出されたある意味大変ヒロインらしい女性キャラはかなり珍しい存在である(他には後のデカい人魚姫ぐらいか)。)

• イザヤ（CV:久本雅美）

アスカ村の長老でマヤの祖母。驚くと首や手足が伸びる。芸能人ゲスト枠その3。

• ラコス（CV:立木文彦）

マヤを慕う青年。アスカ村を守るために麦わらの一味に協力する。終盤のチーム分けではサンジと組んでいた。

ちなみに演じた立木は以前にクリークや後にサカズキを担当している。

めざせ!海賊野球王

同時上映作品である短編映画。麦わらの一味と魚人海賊団が野球対決を行う内容で、同時期に発売されたGBA用ゲームソフト『ONE PIECE ゴーイングベースボール』を原案としている。

実況・解説はバギーとMr.2・ボン・クレーが担当。声の出演はこの2名のみで、選手達に声は当てられていない。

関連タグ

劇場版ONEPIECE

外部リンク

• Wikipedia