「俺は六平国重を 心から愛している」
概要
日本中を股にかけて暗躍する武器商人。毘灼とも繋がりを持ち、10年以上神奈備のブラックリストに載る裏社会の大物。
六平国重が作った六本の妖刀の一つ、「刳雲」の所有者。
人物
裏社会の人間らしく残虐非道で、目的のためならば手段を選ばない。それがたとえ女子供、妖術師の世界とは関係ない一般人を殺す事であったとしても。
しかし一方で六平国重を心底敬愛したり、自分とは違う見方をしているチヒロの信念を認めたりと、妙に人間らしい部分も存在する。
と言っても彼が見ているのはあくまで「人を殺す武器を作る刀匠としての国重」であり、実際の国重がどんな人間だったのかは「知りたくない!!」と強めに否定している。
能力
本業は武器商人ながら高い戦闘能力を持つ。10年以上神奈備から排除対象として狙われながら、裏社会で暗躍し続ける事ができたのも、その戦闘能力と用心深さによるもの。
戦闘における学習能力も高く、下記の妖刀「刳雲」を僅か1週間で使いこなし、チヒロとの初戦で露見した「溜め」の弱点も次戦までには軽減している。
妖刀「刳雲(くれぐも)」
六平国重が作り出した六本の妖刀の一つ。
チヒロの「淵天」と同じく3つの能力を持ち、能力を発動させた際に龍のような形の雲が現れる。
「鳴(めい)」
属性は雷。
三つの能力の中で最も殺傷性が高い。しかしその分溜めを必要とし、高出力の雷を放つほど長いインターバルを要する。
溜めた”鳴”を放たず身体に纏う事で、淵天の”錦”以上の超速移動を行う事が出来る。
「結(ゆい)」
属性は氷。
氷の塊を作り出す。攻防のバランスが良く、生成した氷塊による物理攻撃や防御、氷結による敵の拘束などが可能。
「降(こう)」
属性は水。
陽動、目眩ましと応用が効く。ほとんど溜めを必要としないため、上述の用途の他、"結"や"鳴"と連携させて扱う事で雷や氷結の能力をより強力に扱う事が可能。
"鳴"と組み合わせた場合は、水を伝う電気の性質を利用する事で、溜め不足の”鳴”でも広範囲必中で攻撃が出来る。
”結”と組み合わせた場合は、生成した水を氷結させる事でより広範囲を瞬時に氷結させる事が出来る。