ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

勘違い海外

かんちがいかいがい

勘違い海外とは、日本人(または特定の国の人間)の海外における諸外国に対する誤った認識。或いはその認識を元にした創作のこと。逆である『勘違い日本』の派生。
目次 [非表示]

概要

日本に対する曲解・誇張した誤った認識・イメージや、それを元にして作られた創作に対して用いられる『勘違い日本』の派生であり、こちらは日本人の(或いは特定の国の人間の)他国に対する誤った認識・イメージや、それを元にした創作のことを指す。


勘違いアメリカ

天外魔境_第四の黙示録妖怪ウォッチ3メタルウルフカオスではこれをパロディにした「日本人の目から見た間違ったアメリカ」が舞台になっている。このように勘違い日本のパロディとしての間違った他国観も近年では登場している。

勘違いアメリカというよりは勘違いテキサス勘違いインディアン(全てのインディアンはウォー・ボンネットを着用する、などといったもの。

恐ろしいことに現実に影響を与え、ウォー・ボンネットの習慣がなかった部族が(観光収入目当てで)ウォー・ボンネットを着用するようになったりしている)といった類のものが良く知られる(ただし日本作品よりもアメリカ白人による西部劇の影響の方が強いだろうが)。

創作における描写ではないが、「アメリカ人であれば誰でも筆記体でカッコよくサイン出来る」という思い込みも典型的な勘違いアメリカである。アメリカは州や地域ごとの教育格差が酷く、このようなことは決してあり得ない。


また戦後日本にテレビが普及してすぐのころ、需要に対して供給が追いついておらず、アメリカからアメリカで製作したドラマを輸入し放送していたこともその一因であるといえる(日本ではまだ生中継ドラマが主流だった)。

このドラマに出てくる登場人物は

「金髪碧眼の白人、一戸建ての住宅に住み、みな陽気な性格、父親は外でバリバリ働きながらも家族を支え指導し、母親は美しく家事に万能、家電で溢れ、土日は自家用車で旅行」であり、未だにアメリカ人にこういったイメージを持つ日本人は一定数いる。当然、今はこういったドラマは放送されていない。


勘違い韓国

韓国文化が日本に広く知られるようになったのは比較的最近ということもあり、韓国人なら誰でもキムチが好物なのだろうという些細な話から、財閥を解体しなかったことを原因とする社会腐敗・受験戦争に至るまで様々。

5つの姓が名字の割合の大半を占めていることから、架空の人物でも大抵「金(キム)」か「朴(パク)」が使われる(実は「朴」より「李(イ)」の方が多かったりする)。

近年美容の国という印象も強くなっており、化粧でみんな似たようなメイクになっているイメージを持つ例も。

国家運営そのものへの批判に関しては韓国社会を参照。


勘違い中国

意外と古くからある勘違い他国観。

要するに中国人は協和語(~アルよ)で話し、全員カンフーを習得していて、若い女性は常にチャイナドレスを着ているという類のもの。辮髪の習慣も漢族自身のものであると誤認されることが多い(本来は清朝時代の支配民族・満州族に強要されたもの)。

1970-80年代の作品に多く、代表格と言えば『魁!男塾』(民明書房)だろう。

西洋でも「ノックスの十戒」に「ミステリーに中国人を登場させてはならない(トリックの種明かしに「中国人なら可能」を使ってはならない)」という一文が存在する。


勘違いインド

これも日本に古くから存在する誤った他国観。

つまり、インド人男性は常にターバンを着用して立派なを蓄え、また女性は常にサリーを着用し、3食カレーを食べ、暇さえあればヨガのポーズで瞑想しているといった類のもの。

実際にはターバン姿の男性は「シク教徒」と言われる人たちで、インドの中では少数派である。

またインド人=超能力者、魔術師といったイメージも存在するが、これは芥川龍之介の短編小説『魔術』の影響もあるのではと推測され、近年だとダルシムの影響が強い。ただし褐色肌の額にドット模様(ビンディー)を付けた、ときに超能力を使う神秘的な少女はだいたいアレのせいか。

また、3食カレーを食べるのはインドではなくバングラデシュである。

インド国内ではこのような勘違いインドは勘違い日本と違ってあまり受け入れられておらず、それが原因で炎上する場合も。


勘違い中世ヨーロッパ

日本ではファンタジーRPG小説家になろう等の影響が強いため発生する。

詳細はナーロッパの外部リンクを参照。


勘違いスペイン

近年では是正されつつある誤った他国観。

サグラダ・ファミリアは現地では特別視などされておらず、闘牛は動物愛護やカタルーニャ州のスペイン本国からの独立気質などから禁止され、牛を傷つけない競技に変更されている。


勘違いフランス

上記スペイン同様に、フランスは皆ベルサイユのばらみたいな高貴な感じという誤ったイメージ。最たる例は『機動武闘伝Gガンダム』のジョルジュ・ド・サンドである。

デザイナーとしては一流だが技術者としては割とポンコツ」というステレオタイプもあるが、こちらはあながち誤りではない。


勘違いイギリス

これに関しては上記2国に比べれば多少マシである。しいて言うなら、イギリスはスパイ大国で、魔法省があって、食事がまずくて、女性はみんな不思議の国のアリスみたいな外見で、男性はみんなステッキをついている、くらいであろうか(産業革命時代を想像すればよい)

ただし、誇張表現染みた紅茶への執着に関しては本当だったりする。


勘違いドイツ

皆やたら規律を徹底したり、厳格だったりとプロイセン王国期からナチス・ドイツの軍国主義をそのまま引き継がれていたり、科学力がすごかった事が誇張されがち。ナチス残党が残っていて、オーパーツ級の未来兵器やら超技術を隠し持っていたり、現代でそれが持ち出されて世界が大変なことになったりする。

特にチョビ髭のおじさん関連はフリー素材と化しており、東西問わず何らかの技術で生還してたり復活したりゾンビ化したり魔術に進出していることも。

民間部門でもドイツ出身の医者や博士が当時の最新自術や知識を使って活躍することがあり、ドイツ人が出てくる場合、大抵アホではない。


勘違いロシア

男はヒゲマッチョで女は雪女のような美女、ただし中高年になると太るみたいな極端なイメージが多い。一般的に日本人がイメージしやすい「ロシア人っぽいロシア人」のヒゲおやじはロシア人ではなかったりする。ロシア文化の代表みたいな扱いのコサックダンスウクライナのコサック族の伝統芸能(源流はモンゴル族)である。

あと、何かとつけて「ハラショー!」などの単語を言う。

未だにソ連のイメージが抜けきれておらず、プーチンが共産党だと思っている人もいる。

色白なのも冬場は氷点下二桁に達するのが日常で海が凍る事もままあるレベルであり、ほぼ外出しなくなる以上無理はない事だが、ぶっちゃけロシアに限ったことではない。


勘違い中東

中東問題への興味・関心の薄さが原因にあり、地域全体をひっくるめてしまう勘違い。

中東の国家はどこもイスラム教の戒律が厳しくて、アメリカと対立していて、石油王が幅を利かせているという思い込み。


勘違いアフリカ(主にサハラ以南)

これも日本に古くから存在する勘違い。

黒人しか存在しない、を始めとした全ての猛獣はアフリカに生息するなどといったものが主。さらにキリンやライオンなどの動物が多数いる。人食い人種が住んでいる、未だにガラス瓶等の文明の利器を知らない、等の「未開の地」なイメージが多数。

逆に、現代アフリカのステレオタイプである近代的なビルが多く建てられているケープタウンを知っていればこのような勘違いは無い。


関連動画

外国について勘違いしてたせいで失敗した話





関連タグ

勘違い

エスニックジョーク

関連記事

親記事

勘違い日本 かんちがいにほん

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました