ライダーとしての解説は白い魔法使いにて。
概要
後述するが、この名称は後に発表されたものである。
これに基づき、これまで白い魔法使いドライバーとされてきた変身ベルトには「ワイズドライバー」という名称が付けられた。
初出とその後
この名称の一次出典は完結後に出版された『DETAIL OF HEROES 仮面ライダーウィザード特写写真集 STYLE』(ホビージャパン/2014年/P62より)であるとされ、同書の復刻版でも表記に変更はない(帯や広報用アカウントにもしっかりと記述されており、同社の『宇宙船vol.144』付録の『宇宙船YEAR BOOK2014』でもそれに準じている)。
その他にも「仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル 189号」(デアゴスティーニ/2018年)、「仮面ライダーOfficial Mook 仮面ライダー平成 vol.14 仮面ライダーウィザード」(講談社/2015年)といった他社の出版物、「全仮面ライダー大投票」でも「白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)」と表記されている。DVDVol.13の映像特典でも「仮面ライダーワイズマン」表記である。
「仮面ライダーあつめ」では単に「仮面ライダーワイズマン」となっている。
一方で「てれびくんデラックス 愛蔵版仮面ライダーウィザード超全集」(小学館/2013年/P23より)といった一次資料や「S.H.Figuarts」(2013年6月7日より予約開始)、「仮面ライダーバトルガンバライジング」(2013年10月31日稼働開始)、「仮面ライダーバトルラッシュ」(2016年7月25日サービス開始)、「仮面ライダーブットバソウル」(2016年8月4日稼働開始)、「仮面ライダーバトライド・ウォー創生」(2013年5月23日)、TCG「バトルスピリッツ」(2020年9月26日発売)、「SHODO-O 仮面ライダー10」(2022年11月頃発売)、「HENSHIN SOUND CARD」など多数のバンダイ/バンダイナムコの商品・ゲームでは従来の表記を取る傾向にあり、表記としてこちらが圧倒的多数。
ただし、2023年に稼働開始したガンバレジェンズや、2024年に開催された「レジェンドライドケミートレカ大投票」では仮面ライダーワイズマン(白い魔法使い)表記となっており、バンダイ側も一枚岩ではない様子。
(ここで挙げたメディアは全て放送終了後のもの。なお、「君が選ぶ!欲しいDXライドウォッチ大投票タイム」では白い魔法使い(ワイズマン)表記となっている(参考))。)
なお、この表記揺れはコヨミが変身した「白い魔法使い(コヨミ)」にも波及している(傾向としてはやはりバンダイのメディアでは「白い魔法使い(コヨミ)」表記が多いが、ガンバレジェンズでは「仮面ライダーワイズマン(コヨミ)」表記であり、東映公式の仮面ライダー図鑑でも同様)。
東映公式の「仮面ライダー図鑑」では「仮面ライダーワイズマン(白い魔法使い)」とワイズマンがメインの表記に落ち着いたようだが、仮面ライダーストアでの表記は例の「白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)」となっている(参考)。
と「公式に設定された名称」とされているにも関わらず、現在に至るまで表記揺れが生じている。
余談
名称の由来である「ワイズマン」=「wise man」は賢者や魔法使いの意味を持ち、「wise」単体でも「賢い」という意味を持つ。
「カーバンクル」が名乗ったこの偽名自体が正体のヒントになっている他、物語のキーアイテムが「賢者の石」となっている点も見逃せない。
名前を日本語訳すると「仮面ライダー賢者」あるいは「仮面ライダー魔法使い」という意味合いになる。
つまり一般名詞としてのワイズマンが存在する以上、白い魔法使い=仮面ライダーワイズマンが正式名称でも問題はないと言えるが、ウィザード作中で「ワイズマン」というと先述した人物を指すので(コヨミ版を含めたこのライダーの正式名称に採用するのは)違和感を感じるというファンも少なくはない。
それだけ「白い魔法使い」という呼び名が定着していた事の証左とも言えるが…。
関連タグ
ウルトラの父/ウルトラの母:後年に正式名称が設定された例。しかし、こちらも知名度の関係からか、玩具展開などでは従来の表記を取っている。
アナザーアギト:正規ライダーでありながら、公式名称に『仮面ライダー』と後付けされた先例。