概要
CV.渡辺久美子
ブレスオブザワイルドで初登場したゴロン族の一人。
ユン坊とはあだ名であり、本名は『ユン』。
英傑ダルケルの子孫であり、首もとに英傑の証のような水色のスカーフを巻いている。
性格
朗らかな顔つきにゴロン族特有の屈強な体つきをしているが、当の本人は臆病な性格。
だが根性はあり、後述の能力で自ら大砲の弾となり、幾多の場面で活躍する。
登場当初は語尾が子供ゴロンと同じ「コロ」なのだが、リンクとの共闘を経た後は「ゴロ」に変わる。
能力
英傑ダルケルの子孫ということもあり、彼の固有能力であった“ダルケルの護り“が継承されている。
これで強度を増して大砲の弾となり、ヴァ・ルーダニアに直接突撃して火口に追い返す仕事を請け負っている。
ついでに組長の腰痛の薬を持ってくる役目も持っている。
ルーダニア戦ではリンクと共闘することになり、ルーダニアに連続で突撃してデスマウンテン火口まで追い詰め停止させることに成功、これによりリンクがルーダニアに乗り込めるようになる。
厄災の黙示録
CV:小堀幸
メインシナリオ5章「ハイラル東部救援戦」にて、『BotW』本編クリア後の時系列(※)から参戦。
(※)語尾に「ゴロ」が付いているため。
白いガーディアンの力で時を超え、炎のカースガノンを相手に劣勢となっていたダルケルの窮地に駆け付けた。
好転とはいかないまでも戦況が拮抗する状態まで持ち直した事で、増援がルーダニアに到着するまでの時間を稼ぐ事に成功する。
武器はロース岩。基本は徒手空拳で、本編でもあった自身を砲弾として突撃する技もある。キャラクターアクションでロース岩を食べ護りの力を発動させ、特定の強攻撃を強化することができる。オーラは色で判別できるがどの色になるかはランダム。
護りの力は赤色（棘）の護り、黄色の護り、オレンジ色の三つがあり、それぞれ強化する強攻撃が異なる。強化された強攻撃はエフェクトが派手になり攻撃範囲が広がる上に、ボスに当てると強制的にウィークポイントゲージ出現させて削る事ができる。この能力によりウィークポイントゲージを削る力は全キャラ随一といえる。
黄色の護りは遠隔攻撃の強1と強6を強化する。特に強化した強6はボスを怯ませながらウィークポイントゲージを削り、更に周辺の雑魚まで殲滅できる高性能な技。
オレンジ色の護りは岩石落とし攻撃の強2と強5が強化され、強化されると範囲が一気に広がり敵をまとめて殲滅できる。
赤色（棘）の護りは回転攻撃の強3と強4が強化され、強化されると回転攻撃の範囲が広がり追加攻撃も発生する。更にこの護りのときは近づく敵にダメージを与える。これは回避ジャストのラッシュでも発揮し、この護りの時のラッシュは普段の倍の速度でウィークポイントゲージを削る事ができる。
ティアーズオブザキングダム
ブレスオブザワイルドの続編である本作でも登場。
前作より成長しており、鉱石の採掘と販売を生業とする「ユン組」の組長になった。顎髭も少し伸ばしている。
しかし、再会すると他のゴロン族共々様子がおかしくなっており、レスラーのようなマスクを被り「おいし岩」という食岩を求めるようになってしまっていた。
服装も金の指輪にファー付きの金色上着＆腕輪と露骨に派手なものとなっている。
マスクを破壊すると正気に戻り、服装も元通りになる。さらにデスマウンテンから溢れる瘴気を調べに火口に向かったところで、ゼルダ姫のような人物からマスクを被せられたという話を聞ける。その後は瘴気の調査とゼルダ姫の捜索のためにリンクに同行することになる。
瘴気の溢れ出すデスマウンテンの山頂に到達すると、ゼルダ姫のような人物が火口の中に入っていくのを目撃するが、直後周りの岩からイルバジアが出現、火口も塞がれてしまう。リンクと協力しこれを退き、火口から地底世界へ入っていく。
すると頭の中で声が聞こえ、進んでいくと溶岩地帯の中心に炎の神殿を見つける。中に入ると、ゼルダ姫が神殿の一室に入っていく姿が。神殿の仕掛けを解き後を追おうとするも、そこにゼルダ姫の姿はなく、現れたのはおいし岩を作り出した元凶だった（それがゼルダ姫に化けていた）。
撃破すると、謎のゴロン族が姿を現す。
彼はハイラル建国時代に封印戦争で魔王と戦ったゴロン族の戦士。「炎の賢者」であり、ユン坊はその末裔であった。
リンクと共に戦うことを決めたユン坊は賢者の秘石を受け継ぎ炎の賢者として覚醒。
以降はユン坊の分身を介して、賢者の力である炎を纏って転がる能力をリンクも使えるようになる。
性能
戦闘では巨岩砕きを使ってリンクをサポートしてくれる。
また固有能力として、ユン坊の隣でAボタンを押すことでスタンバイし射線が表示され、もう一度Aボタンを押すと射出され炎を纏いながら高速で回転突進する。
攻撃力はそこまででもないが粉砕力が凄まじく、硬い岩盤でも容易く破壊するため洞窟探索にはもってこい。反面鉱石などが広範囲に散らばってしまうため採掘にはあまり向かない。
ゾナウギアの操縦桿を操作している状態では正面に固定され、操縦しながら発射できる。
この状態だと能力の発動にインターバルが存在しない（ユン坊が発射され戻ってくるまでの時間が実質インターバル）ため、敵に密着しながら撃つとかなりの威力を叩き出せる。
余談
本作のゴロン族の名前は重機などの土木関係が元ネタとなっており、ユン坊はユンボからきている。
英語名はYunobo。
「ティアーズオブザキングダム」のPVにおいては、四賢者のうち唯一登場しない。
これはおそらくネタバレ防止のため…と思われる。
が、サントリーの缶コーヒー「BOSS」とのコラボでも、またしてもハブられるハメに…。
