ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メト

めと

メトとはノーザンレイクで飼育されている牧場猫である。(曖昧さ回避あり)
目次 [非表示]

検索の際は類似タグのメトさんや、and検索の利用を推奨。


曖昧さ回避

  • 北海道の引退馬牧場「ノーザンレイク」の牧場猫。本記事で詳述。
  • ヴィジュアル系メタルバンド「MEJIBRAY」のメンバー。

概要

引退した競走馬などを繋養する牧場「ノーザンレイク」(北海道新冠郡新冠町 代表:川越靖幸)で飼われている牧場猫。性別はオス。元野良猫で、紆余曲折あって牧場で飼われるようになった。


名前の由来はアイヌ語の猫“コ”と、湖“ー”を組み合わせたもの。フェイスブックでの公募により名付けられた。


試される大地たる北海道で野良として逞しく生きてきたからか、平均的な猫よりもサイズが大きめで筋肉質。牧場に辿り着いた頃には既に去勢されていたため、元は飼い猫だったと推測される。


元野良のため正確な年齢は不明だが、ノーザンレイクでは暫定的に牧場で出会った年を1歳としており、ノーザンレイクに来てから満3年が過ぎた23年12月発売のノーザンレイク写真集「ボス猫メトとメイショウドトウ」の紹介文には「推定4歳」と記されている。


元々個人的に飼われている猫で有名ではなく、タイキシャトルやメイショウドトウと一緒に暮らしている猫として競馬/ウマ娘ファンの間で密かに話題になる程度だった。

しかしYoutubeに投稿されたメイショウドトウの背に乗る動画がSNS上でバズり、競馬やウマ娘の枠を超えて一躍人気者となる。その後、UHB北海道文化放送の特集「いぬねこ倶楽部」の取材や写真集の発売を経てさらに知名度を上げ、現在では競馬にあまり関心のない層にも「馬に乗った看板猫」としてその名を知られている。


牧場猫になった経緯

上述の通り元は野良猫で、20年7月にノーザンレイクが現在の場所に移転して三日後に突然現れたという。毎日、牧場内を徘徊してはニャーニャー鳴いていたため、根負けした牧場スタッフにより引き取られ、以後ペットとして飼われるようになった。


当初は牧場猫にするつもりはなく、安全のために室内のみでの飼育を試みていたそうだが、元々野良として外の世界で生きてきたこともあってかとにかく外に出たがり、むしろ外に出られないストレスからか過剰なグルーミングを行ったり、毛繕いし過ぎた個所の体毛が禿げ掛かったり等の影響が出てしまったため、仕方なく自由に外に出られるよう「牧場猫」という形にしたという。


牧場猫となって以降は、早朝に川越氏が出勤する際にメトも一緒に車に乗って牧場に通っているとのこと。川越氏によればメトが嫌がる日は無理に連れて行かないようにしているそうだが、実際は嫌がることは殆どなく、いつも率先して車に乗り込んでいるらしい。


牧場では休憩所や馬房など、お気に入りの場所で昼寝をしたり、気ままに敷地内を歩き回ってパトロールしたりしている。テレビ番組で特集された際には、休憩所玄関の引き戸を自分で開けて外に出るという器用な様子も見せていた。


ノーザンレイクにやってきた当初から人にも馬にもあまり物怖じせずに馴れた態度をとっており、牧場を訪れた見学客にも寄っていってふれあいや撮影タイムを設けるなど積極的に接待を行うような様子も見せており、文字通りの看板猫として親しまれている。

また猫としてはよく鳴き声を出す、いわゆる「おしゃべりな猫」でもあり、メトが登場する動画で音量を大きくすると、頻繁にニャーニャーとメトの鳴く声が聞こえる。


牧場でのエピソード

メイショウドトウとの関係

メトさんの朝の挨拶メイショウドトウ(馬)

ノーザンレイクには元競走馬のメイショウドトウが繋養しており、放牧エリアの柵の上でのんびりしているメトに近づいて猫吸いしたり、メトが自分の背中の上に飛び乗ってきても全く動じない等、互いに不思議な関係を築いている


特に背中に乗った様子は動画化され、概要で述べた通りSNS上で大きな反響を呼んだ。なおメトは以前からドトウ以外の馬や川越氏の背中に飛び乗ったりしていたらしいが、ドトウの背中に乗ることは避けていたそう。


24年2月現在はメトの中で馬の背に乗ることのブームが去ってしまったようであまり見られなくなったらしいが、それでも頻繁に放牧地の柵に上ってドトウと直接戯れているらしい。ほかドトウが腹部の手術を受けて戻って来てからは、状況を理解しているのか夜中に厩舎へ様子見しに行ったり、馬房にいるドトウを離れた位置から見守ったりしているそう。


元々猫は高いところを好む習性があるが、牧場職員の佐々木祥恵さんの見解では「自らドットさんの前で止まったところをみると、メトもただ柵に乗りたかったわけではなく、ドットさんとの交流を望んでいたのではないかと思う」とのこと。


なお出会った時、最初に興味を持ったのはメイショウドトウの方で、対するメトはドトウを警戒して逃げ回っていたらしい。ドトウはノーザンレイクに来る前のヴェルサイユファーム時代から猫とのふれあいエピソードがあり、以前から猫好きだった模様。


他の馬との関係

開設とほぼ同じ時期から牧場にいる古株なため、ドトウ以外との仲良しエピソードもある。


2021年3月に逝去した故プリサイスエンドとは当初一番の仲良しだったそうで、メトが最初に背中に乗った馬も彼だったとのこと。


牧場で一番の古株であるキリシマノホシとも仲良しだが、馬房に入っているときに近くをうろうろされるとストレスになるためか、一度キリシマがメトに怒る様子を見せ、以降はメトも馬房内での行動を自制するようになったらしい。


タイキシャトルもよく近くにいたり彼から鼻を押し付けられる等、関係は良好だった模様。そのためかタイキシャトルの逝去後にメトが空き部屋となった彼の馬房の前や中でくつろいだり、中に設置された献花台に寄り添うような姿が度々動画等で映されており、少なくともメトにとってシャトルと過ごした場所が心地よい思い出の空間となっていることはたしかなようだ。


ドトウの一つ下の世代であるタップダンスシチーの娘タッチデュール(現役時代171戦17勝)相手には、自ら彼女の馬房にやってきて猫吸いをしろと言わんばかりに絡んでいたそう。デュールは父親譲りの美貌で現役時代から大勢のファンがついていたので、彼女に惚れてナンパしていたのかもしれない。だが残念な事に当のデュールは一度はメトを吸っただけで、そこまで興味は無さそうであった。


23年12月に新たに入厩したネコパンチとも上手くやっているようで、動画では牧場スタッフが抱っこしているメトを興味深そうに鼻で小突いたり、走り回るメトを柵越しに追っかけたりしている。


このほか近頃は牧場で暮らしている馬たちが各々メトに猫吸いをする動画が度々投稿されており、ドトウだけでなくノーザンレイクの馬たち皆から愛されている様子が窺える。


メト以外の飼い猫

メトの後にもノーザンレイクには2匹の猫が仲間に加わっており、現在は2022年にやってきたサビ猫の「チビ」と、2023年に加わった黒猫の「ふく」(SNSや写真集の記述によると三人称としての正確な漢字表記は「福豆」だが、二人称的な呼称として記す際にはひらがな表記で「ふく」か「ふくちゃん」が使われている模様)の2匹の妹分がいる。


この2匹はメトと異なり完全な室内飼いのためメトとあまり長い時間一緒にいることはないそうだが、チビはメトと追いかけっこやニャンプロでじゃれ合ったり、メトの餌を横取りするなどお転婆な性格だが、時々一緒に寄り添って昼寝をするなど仲良く過ごしている。その一方でふくについては2023年9月現在ではまだメトが警戒していて打ち解けていないようだが、チビとは早くも打ち解けて仲良く過ごしている。メトの方も2024年1月頃には大分慣れたようで、一緒の空間でじゃれ合うくらいにはふくと打ち解けた模様。


なおノーザンレイクの代表関係者は引退馬も含めて女性陣が圧倒的に多く、男性陣は川越氏・ドトウ・メト、そしてネコパンチの4名のみとなっている。


ウマ娘との関係

仲良し3匹仲良しフレンズ

ファンからはタヌキ、ヤギと並ぶドトウと仲が良い(?)動物として知られており、pixivではウマ娘プリティーダービードトウタイキと一緒に描かれたイラストが多く投稿されている。動画上での共演回数が特に多いことからメトキャッツなる愛称で呼ばれたりもしている。


公式も2023年2月15日に許可を取った上でメトと同じ柄の猫のイラストを投稿している。


2022年9月29日に実装されたドトウのハロウィン衣装である『Dot-o'-Lantern』で追加されたホーム会話に「夜になると猫が遊びに来てくれる」という旨のセリフがあり、おそらくこれも現実のメイショウドトウとメトのふれあいが元ネタと思われる。


ほかネオユニヴァースの育成シナリオでは、"METO"という猫がウマ娘の世界にいることが示唆されている。


アニメ出演

アニメウマ娘Season3・第一話ではドトウやタイキと共に、メトがモチーフと思われる猫が登場した。ついでにヤギも登場している。最初のカットではドトウに抱きかかえられていたが、次の場面ではドトウの頭の上に乗ってくつろいでいた。


第二話以降から挿入されるオープニングアニメでも一瞬だが登場しており、ここでもドトウの頭に乗っている。またこちらではタヌキとの共演を果たしている。


そして第十話ではなんとドトウ、タイキ、タヌキ、ヤギのまさに「史実引退後メイショウドトウのオールスター軍団」ともいうべき顔ぶれと共に再登場。しかもこのときは多くのファンが期待し思い描いた「四つん這いになったウマ娘のドトウの背中にメトが乗る姿」が初めて公式作品の中で描かれた。他の面子に関しても...


  • タヌキはドトウの足元にすり寄りながら腰を落ち着けてくつろぐ
  • ヤギはドトウの周りに数頭が群がる。うち1頭は彼女の髪を一房食むなど無礼た態度を取る
  • 一方、タイキはモデル馬がヒツジと仲が良かったことを受けてか、ドトウと違いヤギと楽しそうに戯れる

など、時間的には極僅かな出番であったにもかかわらず、史実のメイショウドトウやタイキシャトルの引退後生活エピソードを凝縮した、極めて解像度の高い演出となり見ていたファンを沸かせた。さらにこの話の初放送日が上記の写真集「ボス猫メトとメイショウドトウ」の発売日翌日の12月7日だったため、こちらについても大きな話題となった。


関連動画

UHB北海道文化放送による取材


ドトウの背中に乗る様子


関連タグ

メトさん メトキャッツ ... 表記ゆれ

タイキシャトル メイショウドトウ ネコパンチ ... 同じ牧場で暮らす(していた)元競走馬

ノーザンテースト ... 元競走馬で、牧場で野良猫と仲良くなったという逸話がある

キンチェム ... 19世紀のハンガリーの競走馬で、猫と大の仲良しであったという逸話がある。

関連記事

親記事

ねこ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1513142

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました