概要
コンピューターゲームは時に大ヒット作が誕生し、一大ブームとなる。そして、流行に乗るべくして類似の内容のゲームが登場する。この類似作をフォロワーゲームと呼ぶ。
このフォロワーゲームの登場によって、ブームとなったゲームは一大ジャンルとして定着する。
1978年のスペースインベーダーに始まり、1985年のスーパーマリオブラザーズ、1991年のストリートファイター2、1996年のポケットモンスター、2013年のスクフェスなど、時代ごとに異なるヒットタイトルとそのフォロワーゲームの暦委は繰り返している。
しかし、フォロワーゲームの宿命としてフォロー元のヒットタイトルとの比較が免れず、その後続編が出るゲームは一握りである。
例
ナムコ発売のシューティングゲームで、スペースインベーダーのフォロワーゲーム。
1991年発売のセガ発売の横スクロールアクションゲームで、スーパーマリオブラザーズを超えるべく開発された経緯がある。海外ではマリオを超える人気を誇っている。
1993年にセガから登場した格闘ゲーム。1991年のスト2発売以降格闘ゲームがブームとなっている中で、当時最新技術であった3DCGを採用し、映像の斬新さで挑んだ。
1995年にナムコから登場した格闘ゲーム。こちらは上記のバーチャファイターのヒットを受けて開発された経緯がある。
1997年発売のロボット収集ゲームで、ポケットモンスターのフォロワーゲーム。
モンスター育成ゲームで、ポケモンおよびたまごっちのフォロワーゲーム。余談だが、こち亀にて「たまごっちとポケモンの要素を混ぜたゲーム」を両津が開発する回が存在する。
電車だいすきプラレールがいっぱい/発車オーライ!ガタンゴトン
どちらもトミーによる電車運転ゲームで、電車でGO!のフォロワーゲームである。しかし完成度はお世辞にも高いとは言えず、電車運転ゲームのジャンルは電GO一強となった。
スクウェア・エニックスによる3Dアクションゲームで、開発時にスーパーマリオ64の影響を受け、それに対抗できるほどの作品を作りたいと開発者の野村哲也が述べている。2021年には大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにてソラ(キングダムハーツ)が参戦し、ついにマリオと肩を並べた。
2014年に発売されたキャラ収集型RPG。ポケモンの発売から15年以上経過した時期に登場したにもかかわらず、2016年頃までは「ポスト・ポケモン」と言わんばかりの大ヒットを叩き出し、社会現象となった。しかし2016年のポケモンGOリリース以降はフォロー元の人気が盛り返し、その割を一番食ったのが妖怪ウォッチであった。
なおテレビアニメ版は2022年現在、仲良く金曜ゴールデンタイムに放送されている。
2017年配信開始の音楽ソーシャルゲーム。2013年配信のスクフェスのフォロワーゲームの一つとされるが、そもそもバンドリ!自体がラブライブ!の後を追って登場したコンテンツのような立ち位置である。(企画が始まった2015年当時はラブライブ!が紅白歌合戦に出場するほどのブームとなっていた。)
法的な問題
時折フォロワー元のキャラクターやステージ等をそのままコピーした海賊版同然のゲームが発売されることがある。これは無論違法なため、見つけてもむやみに触れない方がいい。