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フェラル・グール

ふぇらるぐーる

「フェラル・グール」とは『fallout』シリーズに登場する完全に人間性を失ったクリーチャー
目次 [非表示]

概要

falloutシリーズに登場する元人間のクリーチャー。主にフェラルと略される。

変異しても知能を失わなかったグール」たちが遅かれ早かれ成れ果てる末路

所謂「信頼できない語り手」によりグールの設定は長らく二転三転したが、公式が正史と宣言する実写版での描写によりグールのフェラル化は真実であることが確定した。


グールたちは作中世界で受ける差別に対し度々「自分達はフェラルではない」と200年以上抗議してきたが、むしろ「グールの方がフェラルのなりぞこない」であるのが事実となった。

世紀末25年の「76」ではまだグールという存在そのものが認知されておらず、フェラルと区別がつかない人類に銃を向けられる様が何度も描写されていた。そこから必死に人としての認知を得てきたグールにとってあまりにも無慈悲な現実となった。


幸い、強い意志と抑制薬の摂取によって進行を遅らせることは可能。


基本的にはボロをまとっているが、特定のロケーションではそこに関連した衣装を着ているなどスタッフのおもちゃにされがち。


設定の変遷

「1」「2」の時代ではグールとの間にあまり明確な区別は無かった。


3」では「グールがその後フェラルグールになる事はない」と明言されていたが、今となってはキャピタルはウェイストランド屈指の地獄のため、情報の混乱やぐるたちが身を守るために意図的に嘘を流していてもおかしくはない。


4」では一転して自身がフェラル化していく様子を書き留めたグールの遺書(※1)や、突如フェラル化して人を襲った事件など真逆の描写が登場。ファンの間で議論が撒き起こった。後者はインスティチュートの陰謀、後者は「超高濃度の放射能汚染の中に居続けたための例外」と解釈できたためにどうとでも取れる状況だった。

ただし、「突如」という点は「4」とも実写版とも矛盾している(後述)。


生態

だいたい共通する生態としてはグールと違い見た目通りゾンビのごとし。

下水道や物陰、建物の中など薄暗い場所を好み、近くを通るものが居ると集団で襲いかかり喰い殺す。

自身の名前や文化的な行動は忘却しているが知能は完全にゼロではないらしく、理性あるグールは向こうから手を出されない限りは同族と判断して襲うことがない。

さらに作品によっては死んだふりをしたり、数十年単位でシゴき倒すことでスプーンを握るぐらいはできるらしいことも判明している(「4」のクループ家の館)。

実写版のとあるフェラルに至っては血縁者と再会したことでその名前を口にしている。


人間がいきなりフェラルになるか、グールの過程を経るかは運の要素が大きいようで、同じ場所で同量の被曝をした場合でもどちらになるかはわからない。どちらにもならずにそのまま死亡する事も多い。


グールからフェラル堕ちする場合は少しづつ自我が蝕まれていく。

「4」では激しい怒りに支配されていき凶暴性を抑えられなくなる様子(※1)が、

実写版では末期の抵抗として自身の名前を連呼し自我を保とうとする様が描かれている。


更には肉体が腐っていたり、組織壊死していたり、干からびていたり、果ては焦げていたりと、もうゾンビと見分けがつかない。見分けはつかないがゾンビではないので猛烈に走り寄ってくる上、上位種ともなれば筋骨隆々の肉体で殴りかかってくる。 (※2)


  1. Fallout4 DLC「Nuka-World」
  2. 「焦げたフェラル・グール」。一見茶色のデブった個体に見えるが、フットワークが非常に軽く高速で走って来る上に攻撃力も高い。一匹どころか集団で現れる場合も。

光りし者(The Growing One)

光りし者

ほかのアボミネーションにも存在する発光クリーチャー(緑色に輝きながら放射能を撒き散らす能力を持つ)のフェラル版。光りし者自体にも「肥大」「腐敗」などのランクがある。

輝き具合は他のクリーチャーより遥かに強烈。

作品によっては周囲の倒したはずのフェラルを蘇生させる放射能衝撃波を放つ。

頭部を破壊していれば蘇生されないのが幸いだが、作品によってはそばにいるだけでガリガリ溜まっていくRADダメージがきつい。

「76」では「放射能を浴びたフェラル・グール」名義のコイツラの大群とレジデント軍団が大会戦を繰り広げるパブリックイベントが人気である。

原則的に彼らはみなフェラルだが、何事にも例外は付き物で「4」には理性ある光りし者「オズワルド・オッペンハイマー」が登場した。


ウェンディゴ

センシティブな作品 ※画像中央

76」初登場。フェラルよりも段違いで強力。

フェラルよりも四肢が伸びており四つん這いで行動し強烈な咆哮を行なう。

通常よりも強力な変異を遂げた理由は不明だが名前の元ネタどおりにカニバリズムが関わっていることが示唆されている。

フェラルグールの巣となっておるロケーションにて、ランダムでボスとして登場する。


ウェンディゴ・コロッサス

ウェンディゴコロッサス

ウェンディゴの上位種。同じく76のみに登場。もはや人型を留めていない巨大なバケモノ。

頭は3つ、足は異様に長く伸び、腕はだらんとぶら下がり意味をなさない。

他所でいうと某巨人の扱うリガードのような体型。

ウェンディゴとの関係性は不明だが、後述のネームド個体は生前(?)の段階で行っていたカニバリズムが「生きるために仕方なく」から「食べたくてたまらない」に変わっていったことが描写されている。


核ミサイル着弾範囲のランダムイベントポイントに確率で現れるが、ヘタなレイドボス以上の硬さを誇る上、ネームド個体が3体の最上級レイドボス(核ミサイルを撃たないと出現しない)の一角となっている。

咆哮はますます強力になり、吠えられたらレジデントといえど全てを放り出し背を向けて逃げ出してしまう。

対抗するには「リキッド・ガレージ」なる手製の酒で酔っ払っておく必要があるが、この酒は材料に「コロッサスの喉笛」を使う。

つまり、カニバリズムの化身ににカニバリズムで対抗する地獄絵図である。


レイドボス個体、通称アールおじさんは無限湧きする発光ウェンディゴをお供にしており、更に即死級(ドリルだ!)を含むダメージエリアまで発生する。総じて敵の攻撃力が高い地獄のようなパブリックイベントとなっている。

しかし、十分な準備と人数を揃えて挑めばネジとグラスファイバーが稼ぎ放題の採集決戦になり、倒した後に「崩壊するボスの居城からの脱出イベント」まで用意されているとても楽しいものである。


関連イラスト


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グール(fallout) abomination

fallout fallout3 fallout4

Fallout:Newvegas fallout76

世紀末 WasteLand ミュータント 放射能

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