「お頭、やっちまいましょうぜ！」
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第28話に登場。
アトロポスが、グリオンの遺した金色のキューブを媒介にした禁術を用い、蓮華の故郷・九ツ村の廃村を目論む二人組の地上げ屋の一人に、オカルトケミー「ケアリー」を憑依させて生み出したマルガム。
黄金のマルガムの素体の右肩に乗る形で拘束された、妖精の人形が手に持つ星型の杖から放出されるパステルカラーの光が頭部と胴体を構成しており、杖の装飾が左目、円形の光の一つが右目を形作っている。その全身は、まるで妖精の魔法で動かされている魔法生物の様にも見える。
また、妖精の人形から一際伸びた青い羽根部分が右腕になっている。
能力
光り輝く癒しのエネルギー『フェアリーエンジー』の生成を得意としており、これを対象に向けて放つことにより、活力増強や疲労回復の効果をもたらす事ができる。ただしこのエネルギーは密度を高め過ぎると不安定化して爆発する危険性があり、その特性を応用した攻撃を放つ。
更に憑依された人間が得意としていたコンビネーションを発揮して、相方のカラカサオバケマルガムとどこかで見た事がある様な合体攻撃で相手を追い詰める。
活躍
銀杏蓮華の祖母・民子が住む九ツ村に相棒と共に足を踏み入れた際にケアリーとベロソルに遭遇するも、村人の仕業と決め付けて石を投げつけ乱暴を働く姿を見たアトロポスによって呆れ混じりにケアリーと結合し誕生。
集会場にてもう一人の地上げ屋の変貌したカラカサオバケマルガムと強襲するも、蓮華から妖怪騒ぎのSOSを聞いた宝太郎とりんねに阻まれて失敗し、人気のない森林へと誘き出した宝太郎が変身したプラチナガッチャードと交戦。
コンビネーション攻撃を繰り出して応戦するも、単なるチンピラな上に戦闘では一枚も二枚も上手な相手に押され気味になり、フェアリーシンジーを凝縮させた放った光弾もアッパレブシドーのカードをエクスガッチャリバーに装填して繰り出した「アッパレブシドーストラッシュ」で真っ二つにされてしまう。
「「かくなる上は……おめでとうございま〜す！！」」
ならばとカラカサオバケマルガムとの合体技で撹乱し、ピンク色の旋風を纏いながら突撃するもオドリッパとレスラーGの力を使って繰り出した「プラチナシュートフィーバー」に押し負け敗北、カラカサオバケマルガム共々撃破された。
余談
- 妖精をモチーフにしたライダー怪人は意外にも本作が初となる。
- 東映特撮全体だと、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のフェアリーマイナソー以来5年ぶりとなる。
- スーツアクターの蔦宗氏はスーパー戦隊シリーズで戦隊怪人を演じる戦隊常連で、東映特撮全体だと「王様戦隊キングオージャー」で宰相カメジム/カメジム・ウンカのスーツアクターを担当したばかり。逆に「仮面ライダーシリーズ」だと、前作「仮面ライダーギーツ」で仮面ライダーシロー、仮面ライダーダパーン、仮面ライダーパンクジャック、仮面ライダーナッジスパロウ、マーレラジャマトのスーツアクターを担当していた。
