概要

正式名称は実況パワフルプロ野球6。

対応機種はNINTENDO64。

本作のサクセスはパワプロシリーズでは初の大学野球編となる。

なんと6つもあり、歴代でもかなりのボリュームとなっている。

イベントで様々な事に使用できる所持金システムが搭載された。

初期のパワプロを制作していたメンバーがパワポケの制作で抜けたため、

本作は新しいチームで作られた1作目のパワプロでもある。

その理由からか本サクセスは前作までの硬派な要素は比較的薄くなりバラエティ色が強くなっている。

パワポケ1と開発が同時期だったためか、仏契大学編に妨害コマンドがあったり

対戦相手のむつご大学に荒井3兄弟そっくりのキャラが出たりと関連するネタがある。

サクセス・レジェンズ

PSPで発売されたゲーム。本作とパワプロ5のサクセスが全て収録。

サクセス

パワフル大学

特徴のない標準的なシステムの大学。親からの仕送りが少なめで所持金が減りがち。

そのため、バイトを強制的に行わなければならないようになっている。

熱血大学

野球部の人気がなぜか全くなく、廃部寸前の大学。

主人公は強制的にキャプテンとなり、2年生の秋までに一勝しなければならない。

しかし本作は試合を7回から全操作する事ができない仕様であり、やや難易度が高め。

(サクセスレジェンズでは改善されたが、今度は1試合に時間がかかり面倒になった。)

またメンバーが少なすぎてもゲームオーバーになる。

そのため他の部に出向いたり、チラシで勧誘するなどを行う必要がある。

加入させても、チームメイトのやる気や評価を上げないと退部してしまう確率が高い。

他の部活で勧誘する方が強力なメンバーが揃うが、加入してくれる確率は低め。

官僚大学

勉強を重視している大学。成績が悪いと退部になる。

勉強コマンドを数回行うだけですぐ成績が上がるため、比較的簡単な部類のサクセス。

シナリオではランダムイベントであるキャラの秘密が明かされる事がある。

仏契大学

大豪月が監督を務める、明らかに男塾のパロディであるサクセス。

パワポケの極悪久高校のように妨害コマンドを行い、敵の能力を下げたりすることができる。

監督の評価(ご機嫌)が練習レベルの向上や、大学生活にも直結するので非常に大事。

しかもゲーム開始と同時に評価上げに集中することで、最初の大会にさえ出場することさえ出来る。

他の特徴としては、黒沢愛というこの大学固有の女子マネージャーがいる。

監督評価が極端に低くない場合、基本的には相談で監督を褒めれば評価が上がり試合に出やすい。

ちなみにスカウトはあそこの大学は怖いからという理由で全くこちらに来てくれない。

そのため試合に出る前提のシステムとなっており、上記のように難易度は比較的高めな方で上級者向けのサクセスである。

ただし妨害コマンドを上手く利用すればそこまで厳しくはなく、割と簡単にクリア可能な事も多い。

なお、この大学だけ決定ボタンの音がオッスという謎のボイスが付いている。

あかつき大学

完全実力主義の名門かつ強豪の大学で一軍から三軍まで位階制度がある。一軍が全てで二軍でも話にも応じてくれない。官僚大学と同じく主人公の部屋には冷暖房が完備されていて経済面もリッチ。

1軍になるメリットが非常に大きいサクセスであり、長く在籍することで練習レベルが一気に上がるのでかなり恩恵がある。

しかしそこまで甘いゲーム性ではなく、他の大学には無い特徴として定期的に昇格(または一軍残留)を賭けた入れ替え試験が行われる。ここで結果を残さないと最悪退部させられる。

大会前、さらには全国大会直前にもあるので、降格してしまうと大会に出ることが出来ない。

また恐ろしいのが一軍の入れ替え試験は猪狩守が対戦相手として出てくる事である。

通常より能力は低いものの、慣れていないプレイヤーは上がった瞬間すぐに2軍に落とされる事もしばしば....

これだけでも鬼みたいな仕様だが、更に輪をかけてケガをしても強制的に2軍確定となる。

上記のように難易度はかなり高めな方で上級〜かなりの上級者向けのサクセスとなっている。

するめ大学

六大学最弱と蔑まれているチーム。しかし、最後の秋季大会に満を持して参戦。五つの大学のサクセスを全てクリアすることで出現する最後の大学。

監督は田中まさる(上記サムネイルのキャラ)。主人公を含めた個性的で能力の高いサダメナインと呼ばれる9人だけのチームである。

ただしシナリオ中は文章でしか内容が説明される事はなく、5で既に登場している鮫島以外は見た目が分からない。

更にパワプロ6とリメイク版サクレジェのどちらも試合中に固有のグラフィックはまだ存在しない。

そのため、どこが個性的なメンバーなのかは本作をやるだけでは全く分からないという謎な作り。

大学4年目の秋季大会予選から明治神宮野球大会(決勝戦のみ)、アマチュア王座決定戦の全5試合を1回表からプレイヤー自身で操作するもので、負けると即ゲームオーバー。

CPUレベルが非常に高くなっていき、最終的には最高レベルが相手となる。しかもセーブは勝利した後、一時的な中断のみでリセットを含めたやり直しは一切出来ず、N64屈指を誇る恐るべき難易度となっている。はっきりいって、クリアしただけで皆に自慢できるレベル。

しかも投手の場合は先発完投型で、投げれば150キロ、打てばパワーA(当時最高ランク)の二刀流が出来る選手が完成することも。

登場人物

関連タグ

実況パワフルプロ野球 パワプロ