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シリ

4

しり

ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』、及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の登場人物。
ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』、及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の登場人物。

CV:沢城みゆき

演:フレイヤ・アーラン(実写ドラマ版)


人物

本名はシリラ・フィオナ・エレン・リアノン。

親しい人物からは「シリ」の愛称で呼ばれる灰金色の髪の少女。

シントラ国女王“シントラの雌獅子”キャランセの孫娘で“シントラの仔獅子”とも呼ばれる。

途絶えたとされる古代エルフの血筋の末裔で、<源流>と呼ばれる強大な魔力の持ち主。

北方を侵略するニルフガード帝国の皇帝エムヒルの実子でもある。

シントラ国がニルフガードに滅ぼされた際に落ち延び、ウィッチャーの「リヴィアのゲラルト」に保護され、ケィア・モルヘンでウィッチャー見習いとして育てられた。


強い意志と優しい心を持ち、多くの人々に愛されている。

特に二度の驚きの法により強い運命で繋がったゲラルトと魔術の指導を通して絆を育んだイェネファーの2人とは互いに親子同然の固い愛情で結ばれている。


ゲラルトらの薫陶を受け狼流派ウィッチャーとしての剣技や知識は身に着けているが、ウィッチャーは肉体を変異させる試練を経て正式なウィッチャーとなるため、変異していない彼女は見習い扱いとなっている。なお、女性のウィッチャーは史上初めてである。


彼女は古代エルフのララ・ドレンに連なる最後の末裔である。

その力は「古き血脈」と呼ばれ、次元を渡り世界を自在に移動する能力を持つ。

それは同じ世界の中で移動するテレポートだけでなく、異なる世界や時間への移動をも可能とする。

彼女の中には他にも使い方次第で世界を滅ぼせるほどの強大な力が眠っているが、彼女自身もすべてを制御することはできず、暴走の危険を孕んでいる。


世界の命運をも左右するほどの力を持っているだけでなく、大国ニルフガードの皇位継承者でもあり、なろうと思えば世界の支配者にもなれる立場にある。

ゲラルトが「冒険譚の主人公」なら、シリは「世界の主人公」と言えるだろう。


戦闘力

ウィッチャーとしての師にゲラルト、魔術師としての師にトリス及びイェネファーを持つ、言わば両者のサラブレッド。

ただし、そのどちらも基本的な習熟は見習いレベルに過ぎないため、主に一線級のウィッチャーにも見劣りしない卓越した剣技とそれ以上の身軽さ、《古き血脈》の力を応用した短距離転移戦法を駆使して立ち回る。


来歴

シリが生まれる前、母親であるパヴェッタ王女の結婚相手を決める晩餐会にて、パヴェッタの恋人である呪われた青年“ダニー”をゲラルトが助け、「驚きの法」の報酬としてその時すでにパヴェッタのお腹の中にいたシリを指定したため、ゲラルトと運命が結び付けられる。(「値段の問題」)


シリが生まれた後、パヴェッタとダニーは海難事故に遭い命を落としてしまったため祖母であるキャランセと教育係のエルミオンに育てられる。

6歳になった頃にゲラルトが約束通りシリを受け取りに来るが、シリを手放したくなかったキャランセ女王にはぐらかされ、ゲラルトはシントラを去ってしまう。

数年後、ニルフガードがシントラを侵略。キャランセ女王はシリをシントラから脱出させ自害する。

その頃、ゲラルトは通りすがりで商人ユルガを助け、報酬として「予期せず家にあるもの」を要求。家に予期せぬものがあるわけないと考えていたユルガは息子をウィッチャーに差し出そうとしたが、予期せぬことにユルガの留守中に妻がシントラから戦争孤児引き取っていた。

シリである。

こうしてシリとゲラルトは2度の「驚きの法」によって結び付けられ、ゲラルトはシリをケィア・モルヘンへ連れ帰ることにする。(「それ以上のもの」)


ケィア・モルヘンでシリは<狼流派>のウィッチャー達からウィッチャー流の育て方をされ、怪物退治の知識と剣技を身につける。

しかし、シリは突如トランス状態に陥り不吉な予言をすることがあり、ウィッチャー達の手に負えない力を持つことを知る。また、男所帯故に大人になりつつあるシリの扱いに困ったウィッチャー達は知り合いの女魔術師トリスに助言を請うことにした。

ケィア・モルヘンに訪れたトリスはウィッチャー達の粗野な教育を見かねて、魔力を扱う訓練をするためにもエランダーのメリテレ寺院へシリを通わせることを提案する。

メリテレ寺院で女魔術師イェネファーと出会い、当初は反目しあうが魔法の扱いを教わりながら絆を深めていく。(「エルフの血脈」)


イェネファーの勧めでアレツザの魔法学校に移ることにしたシリはその旅の途中でゲラルトと再会。イェネファーとゲラルトが恋人同士であることを知る。

アレツザのサネッド島で開かれた魔法使いの集会に呼び出されたシリはそこでトランス状態になり、北方諸国のレダニア王の暗殺など、またしても不吉な予言を行う。それを聞いた魔法使いたちは突如争いを始めた。混乱の最中、ヴィルゲフォルツに命を狙われたシリはカモメの塔の<門>へと飛び込み、見知らぬ砂漠へと迷い込んだ。

見知らぬ土地でトラッパーズという盗賊団に囚われたシリは同じく囚われた盗賊団<ネズミ>の一員ケイレイに出会い、ケイレイを救出するために現れた<ネズミ>に協力して脱出。ウィッチャー仕込みの剣技を評価されたシリは<ネズミ>に勧誘され、「ファルカ」と名乗って<ネズミ>の一員となった。(「屈辱の刻」)


盗賊団<ネズミ>の一員として各地を転戦するシリ。やがて旅の途中で仲間の女盗賊ミスルと愛し合うようになり、これまで得られなかった束の間の自由を満喫する。

だが、そんな<ネズミ>に対しニルフガード帝国は抹殺命令を下し、殺し屋ボンハートが派遣された。(「炎の洗礼」)


殺し屋ボンハートが<ネズミ>の拠点を襲撃、シリは戦いを挑むも敗れ、仲間や恋人の首が落とされるのをただ黙って見ていることしかできなかった。

シリを殺さず拘束したボンハートはとある場所へと連れて行き、そこでウィッチャー仕込みの剣技を披露する殺人ショーを開催した。シリは生き残るために否応なしに剣を振るうことに。

ある時、ニルフガード皇帝の命令でシリを捜索していたニルフガード帝国の密偵ステファン・スケレンのもとにシリの素性に気付いたボンハートが現れ、シリを売ろうとしていた。

突然の魔力の覚醒でステファンとボンハートから逃げ出すことに成功したが、ステファンの反撃で顔に大きな傷を負ってしまう。

傷を負ったシリはペレプラト湿原で力尽き、そこで暮らす隠者ヴィソゴタに保護され、治療を受けながら自分の身の上を話した。

傷が癒え、追手の気配を感じたシリはヴィソゴタから聞いたツバメの塔へ向かうことを決意する。

途中ボンハートらの追手と対決し、振り切ったシリはツバメの塔の<門>へと飛び込んだ。(「ツバメの塔」)


ツバメの塔の<門>の先は<アルダーの民>と呼ばれるエルフたちの暮らす世界だった。

そこで出会ったエルフの賢者アヴァラックにシリに流れる古代エルフ<古き血>をエルフに取り戻すため、アルダーの王オーベロンとの子作りを命じられ、それができないなら元の世界には戻れないと脅される。

しかし、オーベロンは<赤き騎士団>のリーダー・エレディンの策略で命を落としてしまう。

そんな中、シリはかつて出会ったユニコーンに再会し、自分に宿る<古の血>の能力を開花させ、エルフの世界から脱走した。

うまく力を制御できず、様々な世界と時間を転々としながら、遂に自分の世界へとたどり着き、イェネファーが囚われていたスティガ城へと向かった。

スティガ城でヴィルゲフォルツと対決するも敗れるが、そこへゲラルト達が現れ決戦が始まった。

死闘の末にシリは仇敵ボンハートを、ゲラルトとイェネファーはヴィルゲフォルツを倒した。

しかし、城をニルフガード帝国軍に包囲され、シリとゲラルトは降伏。

シリとゲラルトの前に現れたエムヒルは自分こそ死んだと思われていたシリの父、ダニーであると明かす。

皇帝はゲラルトとイェネファーに死を迫り、最後の自由の時間を与えたが何故かシリを残して撤退していった。

晴れて自由となったシリはゲラルトとイェネファーと共に各地を旅し、過去の出来事に思いを馳せていた。一時的にゲラルトと別れ、イェネファーと共に女魔術師会に出向いたシリはシントラの王女という立場から政治的な要求をされるが拒否し、ゲラルトの待つリヴィアへと行くことに。

リヴィアへと着いたシリが待っていたのは些細な事から起こった暴動に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったゲラルトとイェネファーだった。

悲観に暮れるシリの前にユニコーンが現れ、不思議な光に包まれながらシリとゲラルト、イェネファーは異世界へと消えていった。


全てを終えたシリは湖で水浴びをしていたところ、若い騎士ガラハドと出会い、新たな旅に出ていくのであった。(「湖の貴婦人」)


ワイルドハントこと<赤の騎兵団>は、ゲラルトたちの世界へと大軍を送り込み侵攻するために世界を自在に移動できるシリの力を求めていた。ワイルドハントはシリをおびき寄せるためゲラルトの意志を奪い、ワイルドハントの一員に加え人質にする。シリはワイルドハントを出し抜きゲラルトを解放することに成功するが、代わりにワイルドハントの追跡を受ける。


ワイルドハントに追われたシリは数々の異世界を放浪しながら逃走をしていた。もう少しで捕まりそうになった時、アヴァラックによってワイルドハントに見つからない世界へ手引きされ、半年ほどそこで過ごす。ワイルドハントがあきらめた頃合いだと考え、元の世界に戻ってきたが、ワイルドハントはあきらめていなかった。


アヴァラックの反撃でなんとか追跡を振り切り、アヴァラックが開いた<門>を通って逃げることに成功。しかし、アヴァラックはエレディンにより呪いをかけられてしまい離れ離れに。

<門>を通った先はクルックバック湿原で、そこに住む“森の貴婦人たち”と呼ばれる邪悪な魔女に捕まるが逃げ出し、ヴェレンの領主を自称する「血塗れ男爵」に保護される。

血塗れ男爵の所で傷を癒したシリはアヴァラックの呪いを解く手がかりを求めてノヴィグラドへと向かい、ダンディリオンと共に裏社会を牛耳るホアソン・ジュニアと取引をする。

しかし、聖堂衛兵団に追われるはめになり、シリは止む無く瞬間移動でスケリッジへ逃げ込む。

スケリッジでアヴァラックと合流できたがワイルドハントに追いつかれる。アヴァラックは船に乗り込むとシリを魔法で気絶させた。

次に目覚めたとき、長年シリを探して放浪していたゲラルトと再会を果たす。

逃げても追いつかれるワイルドハントとの決着をつけるため、ゲラルトは仲間を集めケィア・モルヘンでワイルドハントを撃退することを決める。

死闘の末、ワイルドハントを退けることには成功したがリーダー・エレディンを逃したため、アヴァラックと協力しワイルドハントをスケリッジにおびき寄せ最終決戦に挑むことに。そして<古の血>を持つ者の宿命として迫りくる<白き霜>に対峙するシリの運命は。(「ウィッチャー3 ワイルドハント」)

CV:沢城みゆき

演:フレイヤ・アーラン(実写ドラマ版)


人物

本名はシリラ・フィオナ・エレン・リアノン。

親しい人物からは「シリ」の愛称で呼ばれる灰金色の髪の少女。

シントラ国女王“シントラの雌獅子”キャランセの孫娘で“シントラの仔獅子”とも呼ばれる。

途絶えたとされる古代エルフの血筋の末裔で、<源流>と呼ばれる強大な魔力の持ち主。

北方を侵略するニルフガード帝国の皇帝エムヒルの実子でもある。

シントラ国がニルフガードに滅ぼされた際に落ち延び、ウィッチャーの「リヴィアのゲラルト」に保護され、ケィア・モルヘンでウィッチャー見習いとして育てられた。


強い意志と優しい心を持ち、多くの人々に愛されている。

特に二度の驚きの法により強い運命で繋がったゲラルトと魔術の指導を通して絆を育んだイェネファーの2人とは互いに親子同然の固い愛情で結ばれている。


ゲラルトらの薫陶を受け狼流派ウィッチャーとしての剣技や知識は身に着けているが、ウィッチャーは肉体を変異させる試練を経て正式なウィッチャーとなるため、変異していない彼女は見習い扱いとなっている。なお、女性のウィッチャーは史上初めてである。


彼女は古代エルフのララ・ドレンに連なる最後の末裔である。

その力は「古き血脈」と呼ばれ、次元を渡り世界を自在に移動する能力を持つ。

それは同じ世界の中で移動するテレポートだけでなく、異なる世界や時間への移動をも可能とする。

彼女の中には他にも使い方次第で世界を滅ぼせるほどの強大な力が眠っているが、彼女自身もすべてを制御することはできず、暴走の危険を孕んでいる。


世界の命運をも左右するほどの力を持っているだけでなく、大国ニルフガードの皇位継承者でもあり、なろうと思えば世界の支配者にもなれる立場にある。

ゲラルトが「冒険譚の主人公」なら、シリは「世界の主人公」と言えるだろう。


戦闘力

ウィッチャーとしての師にゲラルト、魔術師としての師にトリス及びイェネファーを持つ、言わば両者のサラブレッド。

ただし、そのどちらも基本的な習熟は見習いレベルに過ぎないため、主に一線級のウィッチャーにも見劣りしない卓越した剣技とそれ以上の身軽さ、《古き血脈》の力を応用した短距離転移戦法を駆使して立ち回る。


来歴

シリが生まれる前、母親であるパヴェッタ王女の結婚相手を決める晩餐会にて、パヴェッタの恋人である呪われた青年“ダニー”をゲラルトが助け、「驚きの法」の報酬としてその時すでにパヴェッタのお腹の中にいたシリを指定したため、ゲラルトと運命が結び付けられる。(「値段の問題」)


シリが生まれた後、パヴェッタとダニーは海難事故に遭い命を落としてしまったため祖母であるキャランセと教育係のエルミオンに育てられる。

6歳になった頃にゲラルトが約束通りシリを受け取りに来るが、シリを手放したくなかったキャランセ女王にはぐらかされ、ゲラルトはシントラを去ってしまう。

数年後、ニルフガードがシントラを侵略。キャランセ女王はシリをシントラから脱出させ自害する。

その頃、ゲラルトは通りすがりで商人ユルガを助け、報酬として「予期せず家にあるもの」を要求。家に予期せぬものがあるわけないと考えていたユルガは息子をウィッチャーに差し出そうとしたが、予期せぬことにユルガの留守中に妻がシントラから戦争孤児引き取っていた。

シリである。

こうしてシリとゲラルトは2度の「驚きの法」によって結び付けられ、ゲラルトはシリをケィア・モルヘンへ連れ帰ることにする。(「それ以上のもの」)


ケィア・モルヘンでシリは<狼流派>のウィッチャー達からウィッチャー流の育て方をされ、怪物退治の知識と剣技を身につける。

しかし、シリは突如トランス状態に陥り不吉な予言をすることがあり、ウィッチャー達の手に負えない力を持つことを知る。また、男所帯故に大人になりつつあるシリの扱いに困ったウィッチャー達は知り合いの女魔術師トリスに助言を請うことにした。

ケィア・モルヘンに訪れたトリスはウィッチャー達の粗野な教育を見かねて、魔力を扱う訓練をするためにもエランダーのメリテレ寺院へシリを通わせることを提案する。

メリテレ寺院で女魔術師イェネファーと出会い、当初は反目しあうが魔法の扱いを教わりながら絆を深めていく。(「エルフの血脈」)


イェネファーの勧めでアレツザの魔法学校に移ることにしたシリはその旅の途中でゲラルトと再会。イェネファーとゲラルトが恋人同士であることを知る。

アレツザのサネッド島で開かれた魔法使いの集会に呼び出されたシリはそこでトランス状態になり、北方諸国のレダニア王の暗殺など、またしても不吉な予言を行う。それを聞いた魔法使いたちは突如争いを始めた。混乱の最中、ヴィルゲフォルツに命を狙われたシリはカモメの塔の<門>へと飛び込み、見知らぬ砂漠へと迷い込んだ。

見知らぬ土地でトラッパーズという盗賊団に囚われたシリは同じく囚われた盗賊団<ネズミ>の一員ケイレイに出会い、ケイレイを救出するために現れた<ネズミ>に協力して脱出。ウィッチャー仕込みの剣技を評価されたシリは<ネズミ>に勧誘され、「ファルカ」と名乗って<ネズミ>の一員となった。(「屈辱の刻」)


盗賊団<ネズミ>の一員として各地を転戦するシリ。やがて旅の途中で仲間の女盗賊ミスルと愛し合うようになり、これまで得られなかった束の間の自由を満喫する。

だが、そんな<ネズミ>に対しニルフガード帝国は抹殺命令を下し、殺し屋ボンハートが派遣された。(「炎の洗礼」)


殺し屋ボンハートが<ネズミ>の拠点を襲撃、シリは戦いを挑むも敗れ、仲間や恋人の首が落とされるのをただ黙って見ていることしかできなかった。

シリを殺さず拘束したボンハートはとある場所へと連れて行き、そこでウィッチャー仕込みの剣技を披露する殺人ショーを開催した。シリは生き残るために否応なしに剣を振るうことに。

ある時、ニルフガード皇帝の命令でシリを捜索していたニルフガード帝国の密偵ステファン・スケレンのもとにシリの素性に気付いたボンハートが現れ、シリを売ろうとしていた。

突然の魔力の覚醒でステファンとボンハートから逃げ出すことに成功したが、ステファンの反撃で顔に大きな傷を負ってしまう。

傷を負ったシリはペレプラト湿原で力尽き、そこで暮らす隠者ヴィソゴタに保護され、治療を受けながら自分の身の上を話した。

傷が癒え、追手の気配を感じたシリはヴィソゴタから聞いたツバメの塔へ向かうことを決意する。

途中ボンハートらの追手と対決し、振り切ったシリはツバメの塔の<門>へと飛び込んだ。(「ツバメの塔」)


ツバメの塔の<門>の先は<アルダーの民>と呼ばれるエルフたちの暮らす世界だった。

そこで出会ったエルフの賢者アヴァラックにシリに流れる古代エルフ<古き血>をエルフに取り戻すため、アルダーの王オーベロンとの子作りを命じられ、それができないなら元の世界には戻れないと脅される。

しかし、オーベロンは<赤き騎士団>のリーダー・エレディンの策略で命を落としてしまう。

そんな中、シリはかつて出会ったユニコーンに再会し、自分に宿る<古の血>の能力を開花させ、エルフの世界から脱走した。

うまく力を制御できず、様々な世界と時間を転々としながら、遂に自分の世界へとたどり着き、イェネファーが囚われていたスティガ城へと向かった。

スティガ城でヴィルゲフォルツと対決するも敗れるが、そこへゲラルト達が現れ決戦が始まった。

死闘の末にシリは仇敵ボンハートを、ゲラルトとイェネファーはヴィルゲフォルツを倒した。

しかし、城をニルフガード帝国軍に包囲され、シリとゲラルトは降伏。

シリとゲラルトの前に現れたエムヒルは自分こそ死んだと思われていたシリの父、ダニーであると明かす。

皇帝はゲラルトとイェネファーに死を迫り、最後の自由の時間を与えたが何故かシリを残して撤退していった。

晴れて自由となったシリはゲラルトとイェネファーと共に各地を旅し、過去の出来事に思いを馳せていた。一時的にゲラルトと別れ、イェネファーと共に女魔術師会に出向いたシリはシントラの王女という立場から政治的な要求をされるが拒否し、ゲラルトの待つリヴィアへと行くことに。

リヴィアへと着いたシリが待っていたのは些細な事から起こった暴動に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったゲラルトとイェネファーだった。

悲観に暮れるシリの前にユニコーンが現れ、不思議な光に包まれながらシリとゲラルト、イェネファーは異世界へと消えていった。


全てを終えたシリは湖で水浴びをしていたところ、若い騎士ガラハドと出会い、新たな旅に出ていくのであった。(「湖の貴婦人」)


ワイルドハントこと<赤の騎兵団>は、ゲラルトたちの世界へと大軍を送り込み侵攻するために世界を自在に移動できるシリの力を求めていた。ワイルドハントはシリをおびき寄せるためゲラルトの意志を奪い、ワイルドハントの一員に加え人質にする。シリはワイルドハントを出し抜きゲラルトを解放することに成功するが、代わりにワイルドハントの追跡を受ける。


ワイルドハントに追われたシリは数々の異世界を放浪しながら逃走をしていた。もう少しで捕まりそうになった時、アヴァラックによってワイルドハントに見つからない世界へ手引きされ、半年ほどそこで過ごす。ワイルドハントがあきらめた頃合いだと考え、元の世界に戻ってきたが、ワイルドハントはあきらめていなかった。


アヴァラックの反撃でなんとか追跡を振り切り、アヴァラックが開いた<門>を通って逃げることに成功。しかし、アヴァラックはエレディンにより呪いをかけられてしまい離れ離れに。

<門>を通った先はクルックバック湿原で、そこに住む“森の貴婦人たち”と呼ばれる邪悪な魔女に捕まるが逃げ出し、ヴェレンの領主を自称する「血塗れ男爵」に保護される。

血塗れ男爵の所で傷を癒したシリはアヴァラックの呪いを解く手がかりを求めてノヴィグラドへと向かい、ダンディリオンと共に裏社会を牛耳るホアソン・ジュニアと取引をする。

しかし、聖堂衛兵団に追われるはめになり、シリは止む無く瞬間移動でスケリッジへ逃げ込む。

スケリッジでアヴァラックと合流できたがワイルドハントに追いつかれる。アヴァラックは船に乗り込むとシリを魔法で気絶させた。

次に目覚めたとき、長年シリを探して放浪していたゲラルトと再会を果たす。

逃げても追いつかれるワイルドハントとの決着をつけるため、ゲラルトは仲間を集めケィア・モルヘンでワイルドハントを撃退することを決める。

死闘の末、ワイルドハントを退けることには成功したがリーダー・エレディンを逃したため、アヴァラックと協力しワイルドハントをスケリッジにおびき寄せ最終決戦に挑むことに。そして<古の血>を持つ者の宿命として迫りくる<白き霜>に対峙するシリの運命は。(「ウィッチャー3 ワイルドハント」)

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4

しり

ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』、及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の登場人物。
ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』、及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の登場人物。

CV:沢城みゆき

演:フレイヤ・アーラン(実写ドラマ版)


人物

本名はシリラ・フィオナ・エレン・リアノン。

親しい人物からは「シリ」の愛称で呼ばれる灰金色の髪の少女。

シントラ国女王“シントラの雌獅子”キャランセの孫娘で“シントラの仔獅子”とも呼ばれる。

途絶えたとされる古代エルフの血筋の末裔で、<源流>と呼ばれる強大な魔力の持ち主。

北方を侵略するニルフガード帝国の皇帝エムヒルの実子でもある。

シントラ国がニルフガードに滅ぼされた際に落ち延び、ウィッチャーの「リヴィアのゲラルト」に保護され、ケィア・モルヘンでウィッチャー見習いとして育てられた。


強い意志と優しい心を持ち、多くの人々に愛されている。

特に二度の驚きの法により強い運命で繋がったゲラルトと魔術の指導を通して絆を育んだイェネファーの2人とは互いに親子同然の固い愛情で結ばれている。


ゲラルトらの薫陶を受け狼流派ウィッチャーとしての剣技や知識は身に着けているが、ウィッチャーは肉体を変異させる試練を経て正式なウィッチャーとなるため、変異していない彼女は見習い扱いとなっている。なお、女性のウィッチャーは史上初めてである。


彼女は古代エルフのララ・ドレンに連なる最後の末裔である。

その力は「古き血脈」と呼ばれ、次元を渡り世界を自在に移動する能力を持つ。

それは同じ世界の中で移動するテレポートだけでなく、異なる世界や時間への移動をも可能とする。

彼女の中には他にも使い方次第で世界を滅ぼせるほどの強大な力が眠っているが、彼女自身もすべてを制御することはできず、暴走の危険を孕んでいる。


世界の命運をも左右するほどの力を持っているだけでなく、大国ニルフガードの皇位継承者でもあり、なろうと思えば世界の支配者にもなれる立場にある。

ゲラルトが「冒険譚の主人公」なら、シリは「世界の主人公」と言えるだろう。


戦闘力

ウィッチャーとしての師にゲラルト、魔術師としての師にトリス及びイェネファーを持つ、言わば両者のサラブレッド。

ただし、そのどちらも基本的な習熟は見習いレベルに過ぎないため、主に一線級のウィッチャーにも見劣りしない卓越した剣技とそれ以上の身軽さ、《古き血脈》の力を応用した短距離転移戦法を駆使して立ち回る。


来歴

シリが生まれる前、母親であるパヴェッタ王女の結婚相手を決める晩餐会にて、パヴェッタの恋人である呪われた青年“ダニー”をゲラルトが助け、「驚きの法」の報酬としてその時すでにパヴェッタのお腹の中にいたシリを指定したため、ゲラルトと運命が結び付けられる。(「値段の問題」)


シリが生まれた後、パヴェッタとダニーは海難事故に遭い命を落としてしまったため祖母であるキャランセと教育係のエルミオンに育てられる。

6歳になった頃にゲラルトが約束通りシリを受け取りに来るが、シリを手放したくなかったキャランセ女王にはぐらかされ、ゲラルトはシントラを去ってしまう。

数年後、ニルフガードがシントラを侵略。キャランセ女王はシリをシントラから脱出させ自害する。

その頃、ゲラルトは通りすがりで商人ユルガを助け、報酬として「予期せず家にあるもの」を要求。家に予期せぬものがあるわけないと考えていたユルガは息子をウィッチャーに差し出そうとしたが、予期せぬことにユルガの留守中に妻がシントラから戦争孤児引き取っていた。

シリである。

こうしてシリとゲラルトは2度の「驚きの法」によって結び付けられ、ゲラルトはシリをケィア・モルヘンへ連れ帰ることにする。(「それ以上のもの」)


ケィア・モルヘンでシリは<狼流派>のウィッチャー達からウィッチャー流の育て方をされ、怪物退治の知識と剣技を身につける。

しかし、シリは突如トランス状態に陥り不吉な予言をすることがあり、ウィッチャー達の手に負えない力を持つことを知る。また、男所帯故に大人になりつつあるシリの扱いに困ったウィッチャー達は知り合いの女魔術師トリスに助言を請うことにした。

ケィア・モルヘンに訪れたトリスはウィッチャー達の粗野な教育を見かねて、魔力を扱う訓練をするためにもエランダーのメリテレ寺院へシリを通わせることを提案する。

メリテレ寺院で女魔術師イェネファーと出会い、当初は反目しあうが魔法の扱いを教わりながら絆を深めていく。(「エルフの血脈」)


イェネファーの勧めでアレツザの魔法学校に移ることにしたシリはその旅の途中でゲラルトと再会。イェネファーとゲラルトが恋人同士であることを知る。

アレツザのサネッド島で開かれた魔法使いの集会に呼び出されたシリはそこでトランス状態になり、北方諸国のレダニア王の暗殺など、またしても不吉な予言を行う。それを聞いた魔法使いたちは突如争いを始めた。混乱の最中、ヴィルゲフォルツに命を狙われたシリはカモメの塔の<門>へと飛び込み、見知らぬ砂漠へと迷い込んだ。

見知らぬ土地でトラッパーズという盗賊団に囚われたシリは同じく囚われた盗賊団<ネズミ>の一員ケイレイに出会い、ケイレイを救出するために現れた<ネズミ>に協力して脱出。ウィッチャー仕込みの剣技を評価されたシリは<ネズミ>に勧誘され、「ファルカ」と名乗って<ネズミ>の一員となった。(「屈辱の刻」)


盗賊団<ネズミ>の一員として各地を転戦するシリ。やがて旅の途中で仲間の女盗賊ミスルと愛し合うようになり、これまで得られなかった束の間の自由を満喫する。

だが、そんな<ネズミ>に対しニルフガード帝国は抹殺命令を下し、殺し屋ボンハートが派遣された。(「炎の洗礼」)


殺し屋ボンハートが<ネズミ>の拠点を襲撃、シリは戦いを挑むも敗れ、仲間や恋人の首が落とされるのをただ黙って見ていることしかできなかった。

シリを殺さず拘束したボンハートはとある場所へと連れて行き、そこでウィッチャー仕込みの剣技を披露する殺人ショーを開催した。シリは生き残るために否応なしに剣を振るうことに。

ある時、ニルフガード皇帝の命令でシリを捜索していたニルフガード帝国の密偵ステファン・スケレンのもとにシリの素性に気付いたボンハートが現れ、シリを売ろうとしていた。

突然の魔力の覚醒でステファンとボンハートから逃げ出すことに成功したが、ステファンの反撃で顔に大きな傷を負ってしまう。

傷を負ったシリはペレプラト湿原で力尽き、そこで暮らす隠者ヴィソゴタに保護され、治療を受けながら自分の身の上を話した。

傷が癒え、追手の気配を感じたシリはヴィソゴタから聞いたツバメの塔へ向かうことを決意する。

途中ボンハートらの追手と対決し、振り切ったシリはツバメの塔の<門>へと飛び込んだ。(「ツバメの塔」)


ツバメの塔の<門>の先は<アルダーの民>と呼ばれるエルフたちの暮らす世界だった。

そこで出会ったエルフの賢者アヴァラックにシリに流れる古代エルフ<古き血>をエルフに取り戻すため、アルダーの王オーベロンとの子作りを命じられ、それができないなら元の世界には戻れないと脅される。

しかし、オーベロンは<赤き騎士団>のリーダー・エレディンの策略で命を落としてしまう。

そんな中、シリはかつて出会ったユニコーンに再会し、自分に宿る<古の血>の能力を開花させ、エルフの世界から脱走した。

うまく力を制御できず、様々な世界と時間を転々としながら、遂に自分の世界へとたどり着き、イェネファーが囚われていたスティガ城へと向かった。

スティガ城でヴィルゲフォルツと対決するも敗れるが、そこへゲラルト達が現れ決戦が始まった。

死闘の末にシリは仇敵ボンハートを、ゲラルトとイェネファーはヴィルゲフォルツを倒した。

しかし、城をニルフガード帝国軍に包囲され、シリとゲラルトは降伏。

シリとゲラルトの前に現れたエムヒルは自分こそ死んだと思われていたシリの父、ダニーであると明かす。

皇帝はゲラルトとイェネファーに死を迫り、最後の自由の時間を与えたが何故かシリを残して撤退していった。

晴れて自由となったシリはゲラルトとイェネファーと共に各地を旅し、過去の出来事に思いを馳せていた。一時的にゲラルトと別れ、イェネファーと共に女魔術師会に出向いたシリはシントラの王女という立場から政治的な要求をされるが拒否し、ゲラルトの待つリヴィアへと行くことに。

リヴィアへと着いたシリが待っていたのは些細な事から起こった暴動に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったゲラルトとイェネファーだった。

悲観に暮れるシリの前にユニコーンが現れ、不思議な光に包まれながらシリとゲラルト、イェネファーは異世界へと消えていった。


全てを終えたシリは湖で水浴びをしていたところ、若い騎士ガラハドと出会い、新たな旅に出ていくのであった。(「湖の貴婦人」)


ワイルドハントこと<赤の騎兵団>は、ゲラルトたちの世界へと大軍を送り込み侵攻するために世界を自在に移動できるシリの力を求めていた。ワイルドハントはシリをおびき寄せるためゲラルトの意志を奪い、ワイルドハントの一員に加え人質にする。シリはワイルドハントを出し抜きゲラルトを解放することに成功するが、代わりにワイルドハントの追跡を受ける。


ワイルドハントに追われたシリは数々の異世界を放浪しながら逃走をしていた。もう少しで捕まりそうになった時、アヴァラックによってワイルドハントに見つからない世界へ手引きされ、半年ほどそこで過ごす。ワイルドハントがあきらめた頃合いだと考え、元の世界に戻ってきたが、ワイルドハントはあきらめていなかった。


アヴァラックの反撃でなんとか追跡を振り切り、アヴァラックが開いた<門>を通って逃げることに成功。しかし、アヴァラックはエレディンにより呪いをかけられてしまい離れ離れに。

<門>を通った先はクルックバック湿原で、そこに住む“森の貴婦人たち”と呼ばれる邪悪な魔女に捕まるが逃げ出し、ヴェレンの領主を自称する「血塗れ男爵」に保護される。

血塗れ男爵の所で傷を癒したシリはアヴァラックの呪いを解く手がかりを求めてノヴィグラドへと向かい、ダンディリオンと共に裏社会を牛耳るホアソン・ジュニアと取引をする。

しかし、聖堂衛兵団に追われるはめになり、シリは止む無く瞬間移動でスケリッジへ逃げ込む。

スケリッジでアヴァラックと合流できたがワイルドハントに追いつかれる。アヴァラックは船に乗り込むとシリを魔法で気絶させた。

次に目覚めたとき、長年シリを探して放浪していたゲラルトと再会を果たす。

逃げても追いつかれるワイルドハントとの決着をつけるため、ゲラルトは仲間を集めケィア・モルヘンでワイルドハントを撃退することを決める。

死闘の末、ワイルドハントを退けることには成功したがリーダー・エレディンを逃したため、アヴァラックと協力しワイルドハントをスケリッジにおびき寄せ最終決戦に挑むことに。そして<古の血>を持つ者の宿命として迫りくる<白き霜>に対峙するシリの運命は。(「ウィッチャー3 ワイルドハント」)

CV:沢城みゆき

演:フレイヤ・アーラン(実写ドラマ版)


人物

本名はシリラ・フィオナ・エレン・リアノン。

親しい人物からは「シリ」の愛称で呼ばれる灰金色の髪の少女。

シントラ国女王“シントラの雌獅子”キャランセの孫娘で“シントラの仔獅子”とも呼ばれる。

途絶えたとされる古代エルフの血筋の末裔で、<源流>と呼ばれる強大な魔力の持ち主。

北方を侵略するニルフガード帝国の皇帝エムヒルの実子でもある。

シントラ国がニルフガードに滅ぼされた際に落ち延び、ウィッチャーの「リヴィアのゲラルト」に保護され、ケィア・モルヘンでウィッチャー見習いとして育てられた。


強い意志と優しい心を持ち、多くの人々に愛されている。

特に二度の驚きの法により強い運命で繋がったゲラルトと魔術の指導を通して絆を育んだイェネファーの2人とは互いに親子同然の固い愛情で結ばれている。


ゲラルトらの薫陶を受け狼流派ウィッチャーとしての剣技や知識は身に着けているが、ウィッチャーは肉体を変異させる試練を経て正式なウィッチャーとなるため、変異していない彼女は見習い扱いとなっている。なお、女性のウィッチャーは史上初めてである。


彼女は古代エルフのララ・ドレンに連なる最後の末裔である。

その力は「古き血脈」と呼ばれ、次元を渡り世界を自在に移動する能力を持つ。

それは同じ世界の中で移動するテレポートだけでなく、異なる世界や時間への移動をも可能とする。

彼女の中には他にも使い方次第で世界を滅ぼせるほどの強大な力が眠っているが、彼女自身もすべてを制御することはできず、暴走の危険を孕んでいる。


世界の命運をも左右するほどの力を持っているだけでなく、大国ニルフガードの皇位継承者でもあり、なろうと思えば世界の支配者にもなれる立場にある。

ゲラルトが「冒険譚の主人公」なら、シリは「世界の主人公」と言えるだろう。


戦闘力

ウィッチャーとしての師にゲラルト、魔術師としての師にトリス及びイェネファーを持つ、言わば両者のサラブレッド。

ただし、そのどちらも基本的な習熟は見習いレベルに過ぎないため、主に一線級のウィッチャーにも見劣りしない卓越した剣技とそれ以上の身軽さ、《古き血脈》の力を応用した短距離転移戦法を駆使して立ち回る。


来歴

シリが生まれる前、母親であるパヴェッタ王女の結婚相手を決める晩餐会にて、パヴェッタの恋人である呪われた青年“ダニー”をゲラルトが助け、「驚きの法」の報酬としてその時すでにパヴェッタのお腹の中にいたシリを指定したため、ゲラルトと運命が結び付けられる。(「値段の問題」)


シリが生まれた後、パヴェッタとダニーは海難事故に遭い命を落としてしまったため祖母であるキャランセと教育係のエルミオンに育てられる。

6歳になった頃にゲラルトが約束通りシリを受け取りに来るが、シリを手放したくなかったキャランセ女王にはぐらかされ、ゲラルトはシントラを去ってしまう。

数年後、ニルフガードがシントラを侵略。キャランセ女王はシリをシントラから脱出させ自害する。

その頃、ゲラルトは通りすがりで商人ユルガを助け、報酬として「予期せず家にあるもの」を要求。家に予期せぬものがあるわけないと考えていたユルガは息子をウィッチャーに差し出そうとしたが、予期せぬことにユルガの留守中に妻がシントラから戦争孤児引き取っていた。

シリである。

こうしてシリとゲラルトは2度の「驚きの法」によって結び付けられ、ゲラルトはシリをケィア・モルヘンへ連れ帰ることにする。(「それ以上のもの」)


ケィア・モルヘンでシリは<狼流派>のウィッチャー達からウィッチャー流の育て方をされ、怪物退治の知識と剣技を身につける。

しかし、シリは突如トランス状態に陥り不吉な予言をすることがあり、ウィッチャー達の手に負えない力を持つことを知る。また、男所帯故に大人になりつつあるシリの扱いに困ったウィッチャー達は知り合いの女魔術師トリスに助言を請うことにした。

ケィア・モルヘンに訪れたトリスはウィッチャー達の粗野な教育を見かねて、魔力を扱う訓練をするためにもエランダーのメリテレ寺院へシリを通わせることを提案する。

メリテレ寺院で女魔術師イェネファーと出会い、当初は反目しあうが魔法の扱いを教わりながら絆を深めていく。(「エルフの血脈」)


イェネファーの勧めでアレツザの魔法学校に移ることにしたシリはその旅の途中でゲラルトと再会。イェネファーとゲラルトが恋人同士であることを知る。

アレツザのサネッド島で開かれた魔法使いの集会に呼び出されたシリはそこでトランス状態になり、北方諸国のレダニア王の暗殺など、またしても不吉な予言を行う。それを聞いた魔法使いたちは突如争いを始めた。混乱の最中、ヴィルゲフォルツに命を狙われたシリはカモメの塔の<門>へと飛び込み、見知らぬ砂漠へと迷い込んだ。

見知らぬ土地でトラッパーズという盗賊団に囚われたシリは同じく囚われた盗賊団<ネズミ>の一員ケイレイに出会い、ケイレイを救出するために現れた<ネズミ>に協力して脱出。ウィッチャー仕込みの剣技を評価されたシリは<ネズミ>に勧誘され、「ファルカ」と名乗って<ネズミ>の一員となった。(「屈辱の刻」)


盗賊団<ネズミ>の一員として各地を転戦するシリ。やがて旅の途中で仲間の女盗賊ミスルと愛し合うようになり、これまで得られなかった束の間の自由を満喫する。

だが、そんな<ネズミ>に対しニルフガード帝国は抹殺命令を下し、殺し屋ボンハートが派遣された。(「炎の洗礼」)


殺し屋ボンハートが<ネズミ>の拠点を襲撃、シリは戦いを挑むも敗れ、仲間や恋人の首が落とされるのをただ黙って見ていることしかできなかった。

シリを殺さず拘束したボンハートはとある場所へと連れて行き、そこでウィッチャー仕込みの剣技を披露する殺人ショーを開催した。シリは生き残るために否応なしに剣を振るうことに。

ある時、ニルフガード皇帝の命令でシリを捜索していたニルフガード帝国の密偵ステファン・スケレンのもとにシリの素性に気付いたボンハートが現れ、シリを売ろうとしていた。

突然の魔力の覚醒でステファンとボンハートから逃げ出すことに成功したが、ステファンの反撃で顔に大きな傷を負ってしまう。

傷を負ったシリはペレプラト湿原で力尽き、そこで暮らす隠者ヴィソゴタに保護され、治療を受けながら自分の身の上を話した。

傷が癒え、追手の気配を感じたシリはヴィソゴタから聞いたツバメの塔へ向かうことを決意する。

途中ボンハートらの追手と対決し、振り切ったシリはツバメの塔の<門>へと飛び込んだ。(「ツバメの塔」)


ツバメの塔の<門>の先は<アルダーの民>と呼ばれるエルフたちの暮らす世界だった。

そこで出会ったエルフの賢者アヴァラックにシリに流れる古代エルフ<古き血>をエルフに取り戻すため、アルダーの王オーベロンとの子作りを命じられ、それができないなら元の世界には戻れないと脅される。

しかし、オーベロンは<赤き騎士団>のリーダー・エレディンの策略で命を落としてしまう。

そんな中、シリはかつて出会ったユニコーンに再会し、自分に宿る<古の血>の能力を開花させ、エルフの世界から脱走した。

うまく力を制御できず、様々な世界と時間を転々としながら、遂に自分の世界へとたどり着き、イェネファーが囚われていたスティガ城へと向かった。

スティガ城でヴィルゲフォルツと対決するも敗れるが、そこへゲラルト達が現れ決戦が始まった。

死闘の末にシリは仇敵ボンハートを、ゲラルトとイェネファーはヴィルゲフォルツを倒した。

しかし、城をニルフガード帝国軍に包囲され、シリとゲラルトは降伏。

シリとゲラルトの前に現れたエムヒルは自分こそ死んだと思われていたシリの父、ダニーであると明かす。

皇帝はゲラルトとイェネファーに死を迫り、最後の自由の時間を与えたが何故かシリを残して撤退していった。

晴れて自由となったシリはゲラルトとイェネファーと共に各地を旅し、過去の出来事に思いを馳せていた。一時的にゲラルトと別れ、イェネファーと共に女魔術師会に出向いたシリはシントラの王女という立場から政治的な要求をされるが拒否し、ゲラルトの待つリヴィアへと行くことに。

リヴィアへと着いたシリが待っていたのは些細な事から起こった暴動に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったゲラルトとイェネファーだった。

悲観に暮れるシリの前にユニコーンが現れ、不思議な光に包まれながらシリとゲラルト、イェネファーは異世界へと消えていった。


全てを終えたシリは湖で水浴びをしていたところ、若い騎士ガラハドと出会い、新たな旅に出ていくのであった。(「湖の貴婦人」)


ワイルドハントこと<赤の騎兵団>は、ゲラルトたちの世界へと大軍を送り込み侵攻するために世界を自在に移動できるシリの力を求めていた。ワイルドハントはシリをおびき寄せるためゲラルトの意志を奪い、ワイルドハントの一員に加え人質にする。シリはワイルドハントを出し抜きゲラルトを解放することに成功するが、代わりにワイルドハントの追跡を受ける。


ワイルドハントに追われたシリは数々の異世界を放浪しながら逃走をしていた。もう少しで捕まりそうになった時、アヴァラックによってワイルドハントに見つからない世界へ手引きされ、半年ほどそこで過ごす。ワイルドハントがあきらめた頃合いだと考え、元の世界に戻ってきたが、ワイルドハントはあきらめていなかった。


アヴァラックの反撃でなんとか追跡を振り切り、アヴァラックが開いた<門>を通って逃げることに成功。しかし、アヴァラックはエレディンにより呪いをかけられてしまい離れ離れに。

<門>を通った先はクルックバック湿原で、そこに住む“森の貴婦人たち”と呼ばれる邪悪な魔女に捕まるが逃げ出し、ヴェレンの領主を自称する「血塗れ男爵」に保護される。

血塗れ男爵の所で傷を癒したシリはアヴァラックの呪いを解く手がかりを求めてノヴィグラドへと向かい、ダンディリオンと共に裏社会を牛耳るホアソン・ジュニアと取引をする。

しかし、聖堂衛兵団に追われるはめになり、シリは止む無く瞬間移動でスケリッジへ逃げ込む。

スケリッジでアヴァラックと合流できたがワイルドハントに追いつかれる。アヴァラックは船に乗り込むとシリを魔法で気絶させた。

次に目覚めたとき、長年シリを探して放浪していたゲラルトと再会を果たす。

逃げても追いつかれるワイルドハントとの決着をつけるため、ゲラルトは仲間を集めケィア・モルヘンでワイルドハントを撃退することを決める。

死闘の末、ワイルドハントを退けることには成功したがリーダー・エレディンを逃したため、アヴァラックと協力しワイルドハントをスケリッジにおびき寄せ最終決戦に挑むことに。そして<古の血>を持つ者の宿命として迫りくる<白き霜>に対峙するシリの運命は。(「ウィッチャー3 ワイルドハント」)

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