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概要

スター☆トゥインクルプリキュア」第34話に登場したサボテン型の宇宙人。

宇宙星空連合がプリキュアと協力体制をとるに当たって、視察の任を受けて地球にやってきた。

地球駐留観測員であるP.P.アブラハムから「(宇宙人だとはバレない形で)地球を紹介しておもてなしをするように」とプリキュアたちへと連絡があり、今までいくつもの異星人と交流してきたひかるたちは軽い気持ちで引き受ける。

到着の日、予定時刻からかなり遅れた形で、一つの隕石のような物体がララスターロケットがおいてある森の近くに墜落。慌ててそこに駆けつけたひかる達だが、そこにあったのは巨大な花の蕾。花が開くとそこから1人のサボテンのような植物型宇宙人が出てくる。この花の蕾は彼の有機宇宙船であった。

サボロー氏に対して自己紹介をしようとするプリキュア一行だが、植物型宇宙人である彼は発声器官を持たないので会話が通じない。プリキュア達が持つスターカラーペンダントの翻訳機能はあくまで相手の「声」を翻訳するものなので、こう言う状況では全くの無力なのである。


だが、えれなは彼が身振り手振りで踊るような動きでコミュニケーションを図る種族であることに気づき、彼のジェスチャーを読み取りそれを真似ることで手探りのコミュニケーションをとっていき、友達になることができた。いや正確には「友達になれたとえれなは信じた」と言うべきだろう。えれなとサボローが本当に誤解なくコミュニケーションがとれているかは、えれな本人も含めて誰1人として証明できないのだから。

えれなの先導で町を案内する中、実家の花屋「ソンリッサ」にやってきたので、親愛の証にサボローに切り花を一輪贈ろうとする。だがそれを目にしたサボローは今までとは異なる態度をとり、そのままえれな達の元から勝手に立ち去ってしまった。

何が何だかわからなかったえれなだが、ユニから「植物型宇宙人であるサボローにとっては愛玩用の切り花はショッキングなものなのでは」(いわば生首の陳列のようなもの)という指摘を受けて自分のミスに気づく。それを渡すと言う行為はサボロー氏に対する悪意ある嫌がらせと受け取られても仕方ないといことだ。もちろん、えれなは悪気があったわけではない。しかし、サボローがえれなのことをどう思っているのかは視聴者にも分からない。

ただ一つ確かなのは、この一連の出来事によって彼の心の中に「歪んだイマジネーション」が生まれたことである。そしてそれをテンジョウに利用され、巨人ノットレイに変えられてしまう。


最終的にサボローはプリキュア達の活躍によって救われ、彼は宇宙に帰ることになる。

えれなはさよならの前に、ちゃんと誤解なく思いが通じるかどうかわからないが、謝罪をした上で、「花を渡すのは地球人の親愛の文化だ」として悪意がなかったことを伝える。

するとサボローは、何か精神集中したかと思うと、自分の体に無数の花を咲かせる。そこから花を一輪だけ引きちぎり、えれなに渡した。

この行為にどう言う意味が込められていたのかはわからない。視聴者にも説明は一切されない。だけど、えれなは思いが通じたと信じた。そして宇宙へ跳び立つサボローに笑顔で別れを告げた。



関連タグ

スター☆トゥインクルプリキュア


プリキュアウルトラシリーズ

ワイアール星人:52年前に放送したウルトラシリーズに出た、植物型の異星人。

サボローと同じくしゃべる事が出来ないが、彼の場合は地球侵略を目的に地球に来た。

モネラ星人:11年前に上映されたウルトラマン映画に出た、植物型の異星人で、移動手段は植物型の宇宙船という共通点がある。

しかし、彼らの場合は、サボローと違い、地球侵略を目的にして、傲慢かつ冷酷無比な性格である。


プリキュアスーパー戦隊シリーズ

ザミーゴ・デルマ:去年放送した一時間後の世界に出てきた敵組織の幹部。

サボローと同じ、メキシカンな服装をしている。


その他

サボロー:同名の明光義塾のCMキャラクター。同回が放映された際、「なんだ、やっぱり明光義塾じゃん」や「あの全身黒タイツの中身がついに判明」等々のつぶやきがSNS上で見られたのだが、その理由は…?












真相

実はこの話に登場した「サボローと呼ばれている宇宙人」は、宇宙星空連合のサボロー氏ではない。

本当のサボロー氏はサボり癖のある宇宙人のようで、視察の仕事をサボりバカンスの真っ最中であり地球には来ていなかった。

本当のサボロー氏はスターロケットのモニターにその姿が映し出されていたが、見た目が全然違う姿をしている。これはつまり、たまたまタイミングよく全く無関係な出自不明の宇宙人が地球に来訪し、えれな達が彼を「宇宙星空連合のサボロー氏」と勘違いしてしまったということである。アブラハムも「サボロー」という名前だけでどのような宇宙人かを説明しておらず、更に偶然にもサボり癖のある宇宙人とサボテン型宇宙人でどちらも「サボロー」という名前で通じうる宇宙人だった為にこのような勘違いが起こることとなってしまった(以前の話でも熊の宇宙人が住んでいると思わせてクマムシの宇宙人が住んでいた惑星クマリンの前例がある)。

このような事実からして、サボテン型宇宙人の方は厳密には「サボロー」という名前では無いと思われるが、真相が判明した後もえれな達からは「サボロー」と呼ばれ続けていた。

(そもそも言語能力が無いということは彼の母星では言葉や文字が存在せず、名前自体が無い可能性が高い)


では、彼は何者だったのか?

何の目的で地球にやってきたのか?

それに答えを出せるものは誰もいない。

(唯一わかる情報として、彼の過去の記憶が断片的なフラッシュバックで描かれるシーンがあり、それによると彼がいろんな星へたった1人で旅を続けており、そしてどの星でも言葉が通じずに孤独であったことが見て取れる)


言葉が通じないのだから、彼の思いなどわからない。だから、想像するしかない。

わかりあえたと信じられるか、わかりあえてないと思い込んでしまうか。

どちらになるかは、人それぞれのイマジネーション次第なのだろう。

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