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概要

天国ができる前、ゴクオーやジュウオウとともに地獄の治安を守っていた一人。通称「知のサトリ」と呼ばれていた。

一見優しい心の持ち主に見え、地獄民からの信頼も厚かったが実際は腹黒く、相手の心の不安を煽り、そこから自分の言葉を信じ、信頼した者を操る信頼支配の術の使い手である。


彼は世の中がどう平和になるのかを考えた末に「みんないっしょになる」というコトこそが平和だと悟り、天使を操りキセキの力を使って世の中の生き物を全ていっしょにし、自分のしもべにすることで真の平和を築き上げようと画策する。最初は神を巻き込んで革命を起こすことを計画し、優しい性格という演技で周囲を騙しつつも信頼を勝ち取り、天国が完成する直前にて信頼支配の術でジュウオウを含めた全員を操り、魂の軍団を率いて地獄を滅ぼす。その後唯一操られなかったゴクオーと対峙するが、その最中に神の天罰により永遠に間(ハザマ)に封印される事となり、封印される寸前に足掻きとしてゴクオーに攻撃を放つも、ジュウオウが庇ったことで失敗に終わる。


その後ネクストが発動させた究極の嘘により間にヒビが入ったことでそこから他の間に移動できるようになり、他の間にいた魔男と接触し、魔力を持つ彼に目を付けると魔男やその一家を信頼支配の術で騙して強力な魔力を手に入れ、魔男が生み出した間から出るための鍵を使って間の扉を開けることに成功した。


その後ウソ最終回にて間のあいだから姿を見せる形でついにゴクオーの前に現れ、手始めにゴクオーのクラスメイトに彼の正体がエンマ大王であることをバラし(これがきっかけで天子はクラスメイト達にそのことを伝え、茶刈しげるをはじめとするゴクオーに舌を抜かれたことのある児童たちはこのことを完全に確信した)、自らの目的を明かした後はゴクオーを永遠に間に閉じ込めようと襲い掛かるが、天子及びクラスメイトの機転により自らの動きを封じられてしまい、その隙にゴクオーの手で再び間に閉じ込め、これにて一件落着…と思われた。


しかし、サトリはもしものために間から出るための鍵のスペアを用意しており、真最終回にて再び間の扉を開け、再度ゴクオーの前に姿を見せる。信頼支配の術で八百町の大人全員を操ってゴクオーを捕まえるように差し向ける。術を解くにはゴクオーがサトリを倒すか舌を抜くしかない。しかしサトリは先手を打って自らの舌を隠してしまう。それを探そうと動くゴクオー達を邪魔するが、現れたユーリィによって舌を切られ、術を解かれてしまう。激昂し、間から完全に復活してゴクオーと対峙し、彼を満身創痍の状態に追い詰めるが、天子やクラスメイトたちが一斉に言い放った応援のウソを聞いて復活したゴクオーに圧倒され、その際人のため平和のため考えぬいて悟っていたことはウソであり、本当は途中で人間に絶望してあきらめただけで、悟りというたいそうな名前を付け人間を見限っていただけと指摘される。そして、最後は今までの悪事を裁くために彼の手で地獄へと送られた(ゴクオー曰く「地獄長たちとともにお前の悪事を裁いてやる、ゲストは神の予定だ」のこと)。


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