元は皇サクヤの実母にしてホッカイドウブロックの領主・皇重護に嫁いだブリタニア皇族の一人であったシェリー・メ・ブリタニアの側近としてかの地に移住してきた貴族カークウェイン家の子息であったが、兄同様に日本人を毛嫌いし、後に日本がブリタニアの属領エリア11となると兄と共に陰で日本人を馬鹿笑いしながら面白半分に殺していた。

さらにネオ・ブリタニア帝国の侵攻時には兄と共に裏切り内部から手引きし、主であるはずのサクヤとその親友を雪の中でナイトメアフレームで追い回して引き裂いた。

4年後には兄と共にアインベルクの一員として領地を治め治安維持活動に当たっているが、そんなものは名ばかりで実際のところは気分次第で日本人を手当たり次第に娯楽同然に殺していく身勝手な蛮行に過ぎない。

拘束し身動きできない日本人を的に見立て、ゲーム感覚で撃ち殺していく凶悪な人物。

上述の旧ブリタニア時代の悪行も踏まえて考えると、その本質と精神性は兄共々チンピラや半グレに等しい。

しかし、それらの蛮行に耐えかねた七煌星団から依頼を受けた「ナナシの傭兵」ロゼとアッシュの襲撃で遂に引導を渡されることになる。

愛機のレヴィルテインでアッシュのZi-アポロに応戦するも、アッシュの急所を的確に貫く天才的挙動やロゼによる誘導で完全にしてやられ、率いた部隊は全滅。得物の剣も奪われKMFを戦闘不能にされ愕然としているところを、アッシュから「安全圏から敵を甚振り痛みを知り経験を積んでこなかった」とその技量と戦い方を酷評された上でコックピットを剣で貫かれ、敢え無く戦死した。