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クーン(サガフロ)

くーん

スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『サガフロンティア』に登場するキャラクター。
目次 [非表示]

概要

寿命で崩壊寸前のリージョン「マーグメル」出身のモンスター「ラモックス」の子供。

長老が見た夢にしたがい、リージョン崩壊を食い止めてきた長老の指輪が実はいくつもあることを知り、残りの指輪を集めて崩壊を完全に阻止するための旅に出る。


経緯

本作の主人公の1人。

アイテムを収集するというやや特殊な目的を持ったキャラクター。


故郷のマーグメルを出発し、ほどなくして知り合った人間の女性メイレンや周囲の仲間たちと共に、指輪を探すことになる。

情報収集は主にメイレンが行うので、これを元に各地のリージョンを回る。

旅の目的も分かりやすく、親切なナビゲーターのメイレンもいるため初心者向け……と見せかけて、そんな皮を被った上級者向けの罠シナリオである。

パーティー自体は序盤から5人フルメンバーが揃うのだが、それ以外の仲間キャラクターの加入経緯が他の主人公と違っていたり、他の主人公ならフリーパスのダンジョンが一部1回きりだったり、特殊な攻略が必要なボスがいたりと、攻略の難易度がやたら高い。

仲間に関してはドゥヴァンに到着したらすぐに秘術のカードをもらうようにすればとりあえずOK。

(それでもサイレンスなどの一部キャラは仲間に出来ないし、ヌサカーンメサルティムは一度きりのチャンスを逃すとアウトだが)

逆に、メインイベントの仕様のせいで印術イベントを進めようとしても途中で必ず詰むため、小石は絶対に貰わない方が無難。もしうっかり小石を貰ってしまったら先に秘術イベントに手を付けてカード集めの方を進めてしまおう。


クーン編で攻略できない町やダンジョン

・光の迷宮

・オーンブル

・タンザーのスライムプール(行くだけなら可能だが、最序盤で通過なのでまともに使えない)

・ファシナトゥール

・時間妖魔のリージョン


特にモンスターが固定で育成に適する時間妖魔のリージョンを利用できないのは痛い。

一方で、心術の修行は戦闘不要で仲間のヒューマン全員が自動成功するという利点もある。



言動などから男の子の扱いをされがちだが、サガフロのモンスターには(ごく一部の例外を除いて)性別がない設定。

彼?自身は基本的な純粋な性格だが、時折かなり毒舌で、弁髪にしているフェイオンに「その頭、病気?」などとたずねたり、人質を取ったノーマッドを「ボク関係ないも~ん」とさらに挑発したり、下手すれば天然のトラブルメーカーにもなりうる一面も。

見た目は犬耳をつけたショタっ子のよう(今で言うとこの人が近いかもしれない。彼女は女性だが)で、ゲンさんは「犬っ子」と見たまんまで呼び、アニーは愛嬌を振り撒くタイプが嫌いなので邪険に扱う。

一方エミリアを主人公にして話しかけると、


クーン「こんにちは、ボククーン……」


エミリア「キャアアアァァァ!! カワイイ〜〜〜!! 一緒に行こっ!!」


白昼堂々の誘拐事件である。ヒューズさん、コイツです


 

戦闘能力的には、中々辛いものがある。

彼は最も扱い辛い種族であるモンスターのため、まともな戦力として育て上げるにある程度の知識が必要。

モンスター種族ということでアクセサリーしか装備できないため、シナリオ限定アイテムの指輪は全てアクセサリー。装備効果や使用効果がそれぞれ強力なので、何かとクーンにとっては縁の下の力持ちになるだろう。ぶっちゃけ中盤までは最後尾で指輪による支援要員として役立つ。

逆に指輪を持たない他編のNPCの時はほとんど役に立たない(一応モンスターなので、本気で育てれば強くはなれるのだが)。

まずは最終的な目標変身先と必要なモンスター能力を予定立てておき、その能力の吸収元を予め知っておき、モンスターが出現している時期に確実に吸収を行わなければならない。

それ以外にも、HP上昇の為に「吸収していない能力」を虱潰しに網羅していくような吸収が必要となる。

本気で育てようとしたら冗談抜きにこれまで吸収してきた能力をメモするくらいの計画性が必要。

無計画に進めると大抵の人は何がなんだかよく分からないまま中途半端な強さの形態をうろちょろすることになるであろうことは想像に難くない。


勿論、クーン編では本人が主人公なので彼を最終メンバーから外す事はできない。その上、加入可能なメンバーが非常に少なく、その割にモンスターの割合は高い。

全主人公中間違いなく、最難関ストーリーと言えるだろう。

一方で初期から強力なサンダーや済王が仲間にでき、秘術イベントを進めれば朱雀や麒麟も仲間に出来るため、モンスターの育て方さえ押さえられればかなり難易度は下がる。特に貴重な回復技のマジカルヒールが吸収できれば活躍の幅は広がる。

中でも麒麟の空術はシナリオ上時術に関わらないクーンには生命線であり、仲間にしないとしてもメインメンバーに空術は買っておこう。


ただ、他種族の仲間には序盤から加わるメイレン(銃と術による活躍)・ゲン(最初から剣技達人)・T260G(メカ最強、装備さえ揃えば強化がし易い)・フェイオン(体術)、進め方次第では特殊工作車(第二のメカ)・ヌサカーン(固有装備での回復)・メサルティム(同じく回復要員)と、モンスターの弱点をカバーする有能な面々が揃っている。上手く補助してもらおう。

(ただしそこにもとある罠があり・・・)


なお、終盤で指輪を揃えマーグメルに帰還した際住民に話しかけると「すごい姿になったな。」とクーンの変化に驚くセリフがあるが、仮に一度も変身せずに住民に話しかけても同じメッセージが出る。



「裏解体新書」の小説「ヒューズのクレイジー捜査日誌」にも登場。

指輪を探す旅の途中で飲み込まれたタンザーにてヒューズと出会うが、ぬらぬらしたタンザーの肉床を珍しがってすりすりしている所を見たメイレンに「うぉらぁ!しつけェェェーッ!」と威嚇の銃撃を浴びせられ、べそをかきながら腹を上にして許しを乞うている。どうやら「しつけ」は結構行われていたようで、フリーダムなクーンの行動をしっかり制限してきたらしい。

タンザー脱出後も指輪を探す旅を続け、ヴァジュイールに披露する連携技で苦労していたが、ヒューズのアドバイスで「ハイドハイドハイドハイドサミング」を披露。ヴァジュイールに目潰しをキメ、見事指輪の入手に成功した。

その後はクーン編ラスボスとの決戦を経て、最終決戦に駆けつける。フェイオンの羅刹掌に続いてグレートモンドのバイザーにサミングを決め、この時僅かに生じたヒビが、最後の決め手となった。


形態

犬っ子ちゃん

最初の形態は、弱いがきわめて珍しい「ラモックス」である。

上記のイラストは、左側が本来の姿、右側が人間社会でうまくやりとりできるよう長老に変身させてもらった亜人の姿である。

実際は、倒した敵からいろいろな技を吸収し、吸収した技の配置の組み合わせ次第で、技に対応した形態へと変化して成長するため、こんな愛らしい姿でいるのはわずかな時間である。


関連タグ

サガフロンティア メイレン(サガフロ) ヌサカーン ゲン(サガフロ) 済王 ヴァジュイール 指輪


黒田勇樹:CMにてクーンのボイスを担当


結末






(ネタバレ注意)
















9番目の指輪を持つヴァジュイールの試練「美しい連携を見せてみせよ」を突破し、全ての指輪を集め終わって願いを叶えるべく故郷マーグメルに戻ったクーンたち。

長老から「マーグメル崩壊阻止のお願いを指輪に込めるのはお前こそが相応しかろう」と、最後の一手まで託されるようになる。


しかし、指輪に願いを込めたことで、崩壊前のマーグメル=仲間たちが生まれる前の時代を忠実に再現するあまり、共に暮らしてきた仲間たちが次々と消える事態に陥る。

さらに、数々の指輪を束ねる本体である「黒の指輪」をメイレンが持っていたことで、メイレンが指輪の力に取り付かれ、仲間を省みず暴走してしまう。

それこそがクーン編のラストバトルであり、衝撃の「ラスボス直前にメンバー離脱」というトラウマものの展開を見せられることになる。

彼女を一軍に置いていたプレイヤーは、事実上4人の精鋭で挑まなければならない。

特に直前のマグマスライム戦で有用な技が麒麟のリバースグラビティ、メカのどっきりソルジャー、メイレンの超風等の全体攻撃技であるため、この点でもメイレンを術士として育成していたプレイヤーも多かっただろう。

一応、メイレンが着けていた装備は直前で全て外れており、指輪も引き続き使えるのだが、大幅な戦力ダウンになってしまう。

これまでヒューマン中心でサブメンバーを全く育てていなかった場合、メイレンの代理となるベンチからの急なピンチヒッター要員としては、何も育てていなくても最初からそこそこ強い済王や麒麟、間に合わせの装備でも意外とガチガチにできるメカのT260&特殊工作車、固有回復持ちのヌサカーン先生やメサルティムらのいずれかが選択肢に上がるだろうか。


どうにかこれを退けるも、同時に指輪の力が停止したことで、マーグメルの崩壊が決定付けられてしまう。

しかしクーンたちの一族は「明るいだけがとりえ」と楽天的で、どこででも暮らしていけると前向きに移住を決意する。

寧ろ騙されたという怒りより「メイレンが無事で良かった」と素直に思えるクーンは、ある意味スゴい奴なのかもしれない。


クーンはこのようなことが二度と起こらないよう、集めた指輪を今度は捨てに行く旅に出るエンディングとなる。

その捨て方はかなり適当で、街の水路に投げ捨てたり、何も考えずに雪山に放り投げたり、盗賊同士が争っている所へ煽るように投げ込んだり。

しかし、一番危険な本体である黒の指輪だけは、崩壊寸前のマーグメルへと捨て、マーグメルと運命を共にさせようとするあたり、要所はきちんと押さえているようだ。

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