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キース・クラエス

きーすくらえす

キース・クラエス(Keith Claes)とは、小説『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の主要登場人物。
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概要

カタリナ・クラエスの前世(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズに攻略対象として登場するキャラクターの1人。


ソルシエ王国のクラエス公爵家の次期当主であり、カタリナの義弟に当たる。この他、異母兄弟にトマス・コールマンがいる。


プロフィール

性別男性
出身地ソルシエ王国
誕生日12月28日
血液型A型
身長180cm前後(※1)
体重
特技
好きなもの
嫌いなもの
CV柿原徹也(青年期)、雨宮天(幼少期)
魔力
Power gauge(※2)知力:4 パワー:3 体力:3 魔力:5 カリスマ:3

(※1)『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』の記述より(15歳時点)。

(※2)最高値は 5 で、最低値は 0 の魔力を除いて 1 となっている。


人物像

亜麻色の髪と青い瞳を持つ、色気溢れる美青年。これらの特徴は義父ルイジの若い頃の容姿に似ているらしい。このことが原因で、屋敷の使用人からはルイジが愛人との間に設けた隠し子ではないかと噂されてしまっている。


実際には、クラエス公爵家の末端の分家であるコールマン子爵家の当主と娼婦(アニメ版では愛人という表現に変更されている)の間に生まれた息子である。3歳の頃に母親が父方に押し付けた事で引き取られるが、その出自ゆえに実父や義母、異母兄弟からは蔑まれ、使用人のような扱いを受けていた。そんなある日、鳥の巣に石を投げつけていた兄弟達の非道を目の当たりにして、初めて魔力を発動させ、制御できず暴走させて兄弟達を負傷させてしまい、それが原因で彼はますます孤独な立場に追いやられてしまう。


そんな中、8歳の時にカタリナとジオルドの婚約が決まった事で、魔力の高さを見込まれ跡取りとして遠縁から養子としてクラエス公爵家に引き取られ、カタリナとは義理の姉弟の関係となった(年齢は同じだがカタリナの方が誕生日が早いためカタリナが姉、キースが弟となる)。


本来は後述の『FORTUNE・LOVER』のように、カタリナの最も身近な破滅フラグとなる公爵家入りであった。しかし、「マリアに孤独を癒されたことが破滅の遠因 → 孤独にしなければよい」という結論と前世の念願も相まって「弟をかわいがる」というカタリナの選択によって実弟のように構われた。このことが義母ミリディアナの誤解が解けることにつながり、義母からも実子のカタリナ以上に息子として信頼され、可愛がられるようになった。このことは迂闊な義姉のお目付け役のような立場に収まることも意味したが、以前の劣悪な環境とは打って変わって幸せな家庭に恵まれることとなった。このような経緯から、結果的にカタリナが前世の記憶を取り戻してから最初に救った人物である。


ゲームと異なり、真面目で誠実な好青年(過去の経緯を考えれば、元からこういう人物なのかも知れない)へと成長し、自分を孤独から救ってくれた義姉に熱情を抱き、カタリナのことを姉ではなく異性としてみている。婚約者であるジオルドにも渡すつもりは毛頭ないが、奥手に育ってしまったせいで一線を越える勇気を出せず、家族であるという有利さも殆ど活かせていない上、カタリナもキースのことは前世のこともあり、弟としか見ていない。ジオルドの動向には人一倍敏感で、「危険」を感じれば即座にカタリナのもとへ駆けつける。

なお、カタリナの鈍感さには恋敵のジオルド共々、頭を抱える苦労人の描写がある。


次期公爵ということで結婚候補は引く手数多だが、カタリナへの想い故に未だに婚約者がいない。

最も義父のルイジはキースのカタリナへの想いには気付いており、どんな形であれ二人の子どもにはそれぞれの本当に好きな人と結婚して欲しいと願っているため、キースに結婚を急かすことはしていない。


『FORTUNE・LOVER』における人物像

『Ⅰ』の攻略対象として登場。前述した経緯に加えて、クラエス公爵家の養子となった後も、義母ミリディアナは夫ルイジの不義の子と誤解してその存在を疎み、義姉カタリナは突然できた義弟を嫌っていじめるなど徹底的に冷遇され、その孤独を紛らわすように持ち前の色気で女性を誑かす遊び人へと成長する。魔法学園ではもの珍しさから平民出身のヒロイン(マリア)にちょっかいを出すが、彼女の優しさに触れるうちに愛情を抱くようになる。


彼のルートでは、ジオルドルートと同様にカタリナがライバルキャラクターとして立ちはだかる。恋敵として登場するジオルドルートと異なり、平民のマリアが(仲が悪い義弟とはいえ)公爵家の人間であるキースに近づくことを快く思わず、カタリナがマリアに嫌がらせをするというものである。ジオルドとは違ってキースは表立ってマリアを助けられず、魔法を使って影から助けた描写が見られる。


ハッピーエンドではカタリナの犯罪を暴いて国外追放にしたうえでクラエス公爵家を出てマリアと結ばれる。バッドエンドでは嫌がらせから守れずマリアに消えない傷を負わせてしまった絶望から、カタリナを魔法で殺害したうえで行方不明となる。身内ということもあって、カタリナにとってはもっとも身近な破滅フラグ要因である。


続編の『FORTUNE・LOVER Ⅱ 魔法省での恋』でも攻略対象の1人として登場する。ルートの詳細は不明だが、カタリナがソフィアから借りた小説に挟まっていた日本語で書かれたメモには『前回からの攻略キャラにはそれぞれのライバルキャラ等が関わってきて、その子たちと上手く付き合ったり、認めてもらったりすることで恋が進展していく』との記述がある。なお、今ゲームにおけるカタリナは既に国外追放された身となっている。そのため、別のライバルキャラがいるが(リンク先ネタバレ注意)...


絶体絶命!破滅寸前編における人物像

15歳まではゲーム通りに進んだので、基本的な部分は『FORTUNE・LOVER』のキースと同じだがマリアとは進展してない様子。ジオルド同様義姉のカタリナの変わりようを見て、何か企んでいるのかと怪しんでいた。今作では色んな女性を誑かした為、嫉妬心と思い込みでかつて口説いた女性に殺されかけるが結果的にカタリナによって阻止された。


夏休み前の荷物整理でクラエス邸へ帰宅した際にカタリナと顔を合わせるが、破滅の件もあるがそれ以前に家族なのに今まで酷い事をした事を謝りたいと急に姉として構いだした彼女へ対して当然とはいえ、苛立ちを隠せずに当たり散らしていた。しかしピクニックでの一件で、カタリナに対して歩み寄る態度を示し、本編同様「義姉さん」と呼ぶようになる。


本編と違ってジオルドとは殆ど関わりがなかった為に対立しておらず、ジオルドからは「キース君」と呼ばれている。カタリナと和解してからは今までのように女性と遊ぶ気になれず、カタリナの事が気になるようになる。




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関連タグ

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

カタリナ・クラエス(義姉)


ステイル・ロイヤル・アイビー:『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』のキャラクター。「幼少期は庶民として過ごした後、王族・貴族の養子として引き取られ、主人公である女性の義弟となる」「義姉を支える立場・お目付役という役回りを担う」という共通点がある。なお、ステイルとキースの義姉は中の人が同じ。

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