「災厄」なんて呼ばれてるけど、たまたま運が悪かっただけだから！

そこんとこ気にしないで楽しくやろうね、マスター！

プロフィール

「なんかよく分からないけど、そっちの宇宙だとマーサ・ジェーン・カナリーっていうのが真名な

　んだって！ヒュー、そっちのわたしカッコイーーー！」

概要

『Fate/Grand Order』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。

2019年10月開催イベント『セイバーウォーズ2』にて期間限定枠で実装された。カラミティ・ジェーンは汎人類史にも存在する英霊なのだが、作中で登場するのはあくまで「サーヴァント・ユニヴァースにおけるジェーン」であるため、異聞帯由来の英霊と近い存在にあたる。

真名

アメリカ・西部開拓時代の斥候、ガンマン、『カラミティ・ジェーン』。

いわゆるアウトローではないが功績の誇張・真偽不明な主張が多く、存命当時も毀誉褒貶に満ちた生涯を送った。前向きな性格の割にdebuffer的スキルが多いのはその二面性に基づく。

災厄を自らの名とし、ビリー・ザ・キッドと同時代を生きたアメリカ西部の人物。

銃の名手であり、優秀な斥候であり、『平原の王者』ワイルド・ビル・ヒコックの恋人であり、共に死地を駆け抜けた戦友として『平原の女王』の二つ名を冠された……との説もある。

災厄（カラミティ）の名を得たのは、先住民に襲われた騎兵隊を救出したという伝説による『災厄の救い手』であるという説と、恋人が戦いの中で常に命を落とすという『災厄を呼ぶ女』であるという説があり、どちらの伝説も真実だ、とする説もある。型月世界では後者の意味合いらしい。

人物

一人称は「わたし」。

前述の通り、サーヴァント・ユニヴァースにおけるカラミティ・ジェーン。サーヴァント・ユニヴァース側で真名と別な形で「本名」があったとしても、汎人類史のそれとは違っている可能性が高い。そして、上記の発言は汎人類史側のジェーンもサーヴァントとして存在する事を示す。

スペース・イシュタルと共に宇宙を股に掛ける賞金稼ぎ（バウンティ・ハンター）、宇宙の斥候「スペース・スカウト」である。余人とはものの捉え方のスケールが桁が違い、彼女にとっては「1000キロ横断」も「歩いてすぐ」である。偵察のつもりが探検と化し月単位で返ってこないこともザラ。普通に遺跡に潜り込んだりするが、生存能力は抜群でイシュタルのもとに無事に帰ってくる。

その正体は2000年前に『原始の女神』を倒したチームの一員であり、女神を殺した代償として『不老不死』の呪いをうけ、女神が再び目覚める時まで死ねない体になってしまった。本来なら長い年月放浪することで精神は倦み、堕落するものだが、彼女は持ち前の明るさによって変わることなく過ごしている。前述したスケールの違う価値観も、こうした生き方に由来していると思われる。

能力

対人戦闘能力では一歩譲るものの、それ以外の破壊活動や攪乱においては一流の腕前。機転に富み、状況に応じて、手持ちの道具類から別な応用法を即座に見出し実践的に組み立ててみせる。

モーション中では、大型拳銃による銃撃を主体とする。通常の銃撃以外にも、緑色の破壊光弾を発射したり、多段ヒットする七色の光線を分散させて放射したりも可能。その他にも、ヒップアタックや前転アタック、チアダンスを模したパンチや蹴り技、火薬ボールの投擲も披露する。

ステータス

保有スキル

宝具

死を招く黒の一手（スペース・デッドマンズ・ハンド）

• ランク：D
• 種別：対人宝具
• レンジ：1～50
• 最大捕捉：1人

「そろそろ頃合い、かな？」

「極星（きょくせい）よ、敵を照らせ！ステラリス・オープン！『死を招く黒の一手（スペース・デッドマンズ・ハンド）』！！」

『Bad Luck』と刻まれた弾丸を撃ち放ち、相手の背後から頭部を一発で撃ち抜く。

真正面からの射撃であろうと、この一撃は必ず相手の背後へと回り込む。撃たれた相手は、死のさなかに『クラブとスペードのＡと８によるツーペア』のカードを幻視するという。恋人にして戦友であった『平原の王者』ワイルド・ビル・ヒコックと同じ死に様を相手に与える絶技。

詳細は該当記事を参照。

極星よ我が敵を照らせ（センチネル・ステラリス）

• ランク：A+
• 種別：対女神宝具
• レンジ：1～99
• 最大捕捉：1柱

ジェーンの第二宝具であり、汎人類史本来の彼女は有していない裏技。

かつて『原始の女神』を打ち倒した部隊（チーム）が使った、攻略手順宝具『フォーカード』の一つである。敵の弱点を『見破り』、その状態を『真実』として固定化する。『人類では打倒しようのない、次元の違う脅威』に対して、一筋の希望を見いだす逆転のための宝具。しかし『原始の女神』を一度打倒した事で呪いを受けてしまい、この宝具は使用不可能となっている。

ゲーム上での性能

関連人物

生前

スペース・イシュタル

共に宇宙を駆ける相棒で「イシュタりん」と呼んでいる。

その関係性や冒険譚はダーティペアを彷彿とさせるものとなっている。

元々は女神アシュタレトの悪の半身である彼女を監視する為に行動を共にしており、いざとなれば殺す覚悟もあったのだが、能天気なジェーンは結構早い段階でそのことを忘れていた。

竜殺しと名高いセイバー

自称バーサーカーの馬兵

宇宙オニイサンマーリン

宇宙海賊スペーストシゾー

籠城名将のランサー

古代女神のアサシン

2000年前に『原始の女神』を倒すために戦った仲間たち。

最終的に生き残ったのは自身とセイバーだけであり、不死の呪いを掛けられた。

トキオミ教授

元相棒。かつては共に遺跡を巡り、イシュタルの事も任されていた。

なお、実は彼が死を偽装して生きていたということは知らなかった模様。

Fate/Grand Order

藤丸立香

契約したマスター。お互いの気質もあって対等な関係。

普段のハイテンションな態度や言動からは分かりづらいが、マイルーム会話を見る限り内心で彼/彼女に抱いている感情は割と重めである（曰く「汝が敵の災厄とならん事を誓う」など）。

ベディヴィエール

永劫に近い時を生きる宿命を背負い、擦り切れることなく自らの役割を果たした者。

ジェーンはサーヴァントのため肉体も無事だったが、こちらは人間のため肉体はボロボロだった。

ビリー・ザ・キッド

アメリカ西部開拓時代のガンマンサーヴァント繋がり。

お互いの戦法の違いもあって相性は良くないが、カード遊びや連携はできる。

イシュタル、エレシュキガル

汎人類史のイシュタルとその姉。基本的にSイシュタルと同一視している。

前者は「乱暴なイシュタりん」で、後者は「大人しいイシュタりん」なんだとか……

余談

実は、赤兎馬やカイニス共々、第1部の頃からデザインは決まっており、逸話が胡乱すぎて出しどころに困ったために、サーヴァント・ユニヴァースの存在として登場させたんだとか。

彼女の実装をもって東山女史は三大騎士クラスをコンプリートすることとなった。

関連イラスト

関連タグ

Fate/GrandOrder　ガンマン　賞金稼ぎ

金剛(艦隊これくしょん)：CVや口調等から彼女を連想したマスターも多い。