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すみすず

すみすず

すみすずとは、pixivでは作品の異なる二組のカップリング・コンビを示すタグとして用いられている。本記事では一方の用法について記述し、もう一方について適切な記事への誘導を記載する。
目次 [非表示]

タグの用法

pixivにおける「すみすず」はカップリングタグ・コンビタグとして次のような二種類の用法がありる。

  1. 上海アリス幻樂団による東方Projectに登場する宇佐見菫子本居小鈴の二人による二次創作カップリング
  2. 角川ゲームス(KADOKAWA)開発、DMM.com提供による艦隊これくしょん-艦これ-に登場する五月雨涼風の組み合わせ(コンビ、カップリング)を指すタグ

この内、本記事では1.の用法について記述する。

2.の用法については「さみすず」記事を参照。


概要

東方Projectに登場する宇佐見菫子本居小鈴の二人によるカップリング。

二人はそれぞれ『東方深秘録』、『東方鈴奈庵』に初登場した。


2016年11月現在では両者は出会っている様子は描かれていないが、二次創作において様々な共通点、キャラクター性の相性の良さなどが見出されており、その交流も想像されている。

それぞれゲーム作品、書籍作品というメディアの違いはあるが、初登場時のデザインがいずれも春河もえによるキャラクター同士であるという共通点ももつ。


また菫子と小鈴はいずれも人間であり、幻想郷と外の世界という特殊な境界はあるものの、多様な種族が住まう幻想郷(とそこを訪問する者)にあって同じ人間の少女としての二人でもある。


外の世界と幻想郷

菫子は『深秘録』の経緯によって幻想郷外の世界を行き来する術を得て、以後小鈴も住まう幻想郷を訪れるようになった。


『深秘録』の異変の最中においても菫子は幻想郷の人間の里を体験しており、その際には外の世界との違いなどの感想も呟いている。ただしこの際は夜の時間であり、人間の里は夜には妖怪などを警戒して静まり返るためここで現地の人間と出会うことはなかった。

『深秘録』以後は菫子は博麗神社を起点に幻想郷の様々な場所を訪れている様子である。

その際は昼間の(例えば菫子の授業中の眠りを通しての)訪問も行われている。


小鈴は人間の里に住まい、貸本屋の「鈴奈庵」で働いている。小鈴は鈴奈庵において来客の応対なども行う様子も描かれており、鈴奈庵を訪れることがあれば、小鈴と出会う可能性もある。

また博麗神社でお祭りや催しがあった際などは小鈴もこれに参加することも(時には自ら企画することも)あり、博麗神社を幻想郷探訪の拠点とする菫子とこの場所で出会う可能性もまた想像されている。


性格面

菫子と小鈴はいずれも興味を持った物事に対して強い好奇心をもち、その物怖じしないメンタリティは異世界へと飛び込んだり未知の妖怪界隈をのぞき込んだりというアクティブな行動として現れている。


時にそれはトラブルの端緒となることもあり、両者ともに恐ろしい目にあったり痛い目にあったりと、それぞれしっぺ返しを受けてもいる。

ただしそれでもへこたれたりしない芯の強さ、ポジティブで明るいメンタリティなども両者に共通するものであり、今日も満面の笑顔で世界の不思議や深秘に心を躍らせている。


他方、二人のその好奇心の強さとトラブルメーカーぶり、折れない心はいずれも博麗霊夢の頭痛の種の一つともなっており、それぞれの形で霊夢を警戒させたりハラハラさせてもいる。

こちらも菫子と小鈴に共通する要素と言える。


能力を通して

菫子と小鈴はそれぞれ「超能力を操る程度の能力」と「判読眼」(二つ名の「判読眼のビブロフィリア」)という特殊な能力も持つ。


小鈴による鈴奈庵の秘蔵の蔵書ラインナップには多彩な妖魔本をはじめネクロノミコンなどの魔導書があり、これらの書物は菫子が探究するオカルト的世界観そのものでもある。


一方の小鈴にとって菫子はそれ自体の入手さえ「 」(小鈴、『鈴奈庵』)に左右される外の世界の書物について、その内容をリアルタイムの外の世界の視点から評価しうる人物でもある。例えば「 ベルリンの壁崩壊 」(『鈴奈庵』第六話)や「 エボラ 」・「 アフリカ 」(『鈴奈庵』二十三話)などについて、小鈴が想像したものとはまた異なる外の世界の住人ならではの実際の視点を菫子は提示することだろう。


菫子は『深秘録』以後も制約や手続きはあるものの幻想郷に物品を持ち込むことができ、実際に幻想郷に外の世界のものを持ち込んでいる。『茨歌仙』などで語られる範囲をみるとき、書物のサイズであれば、持ち込む事の出来る可能性がある。


菫子と小鈴はいずれも興味を惹かれたものにまっすぐな一面を持ち、時にその興味の方向性は「書物」という具体的な要素を通じ、それに惹かれたり理解したりする際に用いられる二人ならではの能力の活用・応用として二人の交流の意味を深め得るのである。


他の存在性に対する認識・姿勢

菫子は『深秘録』当初は妖怪に対しの力に対して優越的な心理をもっており、その心理が単身で幻想郷に挑むことを憚らせなかった。『深秘録』の経緯を通して妖怪その他幻想郷に住まう存在の「恐怖」などを知ることとなったが、以後もその妖怪たちの跋扈する宴会にも顔を出したり(『東方三月精』)、以前には痛い目にあわされた仙人とフランクなやりとりをしたり一緒に行動したり(『東方茨歌仙』、『東方香霖堂』)と物怖じしていない様子が描かれている。


小鈴については妖魔本からの知識や自身の体験などから幻想郷の人間における一般的な立場としての妖怪への一面的な恐怖、忌避に対して疑問を呈している。これは即座に稗田阿求によって「 幻想郷のルール 」(主に人間の里について)に反すると否定されているが、小鈴は阿求によるこの視点に同意はしていない。


両者とも妖怪に対して自らの目で見て、自らの体験を通した独自の視点を持ち、具体的な交流も行っている点、さらにその交流の中で良い体験(例えば幻想郷への道の開拓や交友関係の広がり)も悪い体験(「 幻想郷の怖い夜 」や体を乗っ取られるなど)もしているところに共通点を持つ。


他者関係

上記ように他種族・存在性に対してともに一元的な拒否を示さず時には交流も行うという視点では、次のような例が挙げられる。

例えば菫子については先述のように茨木華扇などであり、小鈴については秦こころレミリア・スカーレットなどがそれにあたる。

また両者の共通の知人として半妖(人間と妖怪ハーフ)の森近霖之助などもある。

小鈴が知り合った現人神(人間)である東風谷早苗については先述の現在時点では菫子との交流こそ描かれていないものの、いずれも昨今の外の世界を知る人間同士という共通点もある。


また二ッ岩マミゾウも共通の知人であるが、菫子が知るマミゾウと小鈴が知るマミゾウ(鈴奈庵マミゾウ)は異なるなど、特殊な知人関係もある。


菫子と小鈴の人間関係には霊夢や霧雨魔理沙などの人間の知人の他にも重なる部分がある。


また菫子と小鈴にはともにその行動を心配されたり物事を相談したりする近い他者・友人関係もあり、菫子にとっては霊夢や華扇、小鈴にとっては霊夢や阿求、マミゾウなどがそれにあたる。

先述の通り、菫子と小鈴は二人とも霊夢がその行動などに心配を寄せる人物となっている。


二次創作では

先述のようなそれぞれの性格面、興味の方向性等から菫子と小鈴について二次創作でも様々な想像がなされている。例えば先述の様にそれぞれが抱く興味の方向性が交わったときなどは、二人の強い結びつきが想像されることもある。


一例としては、幻想郷に至った、本来ならば菫子が触れることも読むことも出来ない書物を小鈴が所有し、さらにはそれを小鈴が解き明かすなどであったりする様子や、菫子が外の世界の書物を持ち込んで小鈴がそれに感激したりするなど、二人の世界が異なるが故の共感性が見出されることもある。

未知なるものの探求の同志(時には共犯者)としての「すみすず」ともいえるだろう。


あるいは菫子との出会いが小鈴を外の世界へと強く志向させるといったアプローチでは、二つの世界の境界をまたいだ冒険譚のような、あるいは逃避行のような想像に結びつくこともあるなど、「すみすず」の二人のアクティブさは多様な可能性の想像を生み出している。


ただしポジティブかつアクティブなトラブルメーカー二人が出会うことで幻想郷または外の世界に人間発信による予想外の出来事がもたらされることもあるなど、二人の未知の化学反応的な相互作用によるアップデートされたトリックスターぶりもまた想像されている。

妖魔本をめくり文字を読めば怪異は飛び出し、幻想郷ではオカルトアイテムも勢いづく。

文献をもとに精度の高い占術を行使することも出来るし、UFOを呼び出すことだってできたりする。

想像を超えた何かを、二人なら生み出すことができるかもしれない。


その有り様には全ての「 混乱 」(『東方紺珠伝』)をも肯定する賢者様も苦笑い。

未知の刺激を前にして楽し気に笑う菫子と小鈴を前に、霊夢の気が休まる日も遠そうである。


関連タグ

東方Project

宇佐見菫子 本居小鈴

東方Project(二次創作)

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