ギネスブックによれば、現存する世界最古の言語。
文字には、漢字の字画を省略する簡体字(中国本土)と、省略しない本字体を使う繁体字(台湾、香港、マカオ)がある(もっとも、台湾でも一部簡略化した字体を使うことはよくある)。
地域によって全く会話が通じないほどの方言差がある。北京語と広東語では発音だけではなく文法も単語も全く異なるため、ほとんど別言語といっていいほどである。「你好」一つとっても、「ニーハオ」「ネイホウ」の違いがある。学校では北京方言をもとにした普通話(pǔtōnghuà)または國語(Guóyǔ)が教育されている。このため、台湾で最も広く通用するのは、土着の台湾語ではなく、「國語」(北京語)である。
声調という、発音する時の4種類(方言によってはそれ以上)のアクセントがある。この声調をごっちゃにすると全く意味が通じなくなるので練習が必要だが、ちょっと間違った程度ならわかってもらえる(音の並びで何となくわかるらしい)。
文法的には孤立語で、語順で意味を識別する必要がある。
概要にもあるが、ある日本企業がそれぞれ出身地の違う複数の中国人を採用したら…互いに会話が出来なかったというケースも存在する。
中国語を公用語としている国
- シンガポール(華語、他にマレー語、英語、タミル語)
- 中華人民共和国
上海(上海語)
香港(広東語と普通話、他に英語)
マカオ(広東語と普通話、他にポルトガル語)
- マレーシア