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マイティーストライクフリーダムガンダムの編集履歴

2024-03-28 16:31:35 バージョン

マイティーストライクフリーダムガンダム

まいてぃーすとらいくふりーだむがんだむ

ZGMF/A-262PD-P マイティーストライクフリーダムとは、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)である。

【警告】本記事には『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のネタバレが記載されています。

































ラクス・クライン「人は必要から生まれるのではありません。愛から生まれるのです!!」


キラ・ヤマト「僕は自分の手で未来を選ぶ!!!」


機体データ

型式番号ZGMF/A-262PD-P
全高???
重量???
装甲材質ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源???
所属無所属
パイロットキラ・ヤマト&ラクス・クライン

概要

ZGMF/A-262B ストライクフリーダム弐式が、強化パーツの「MDE262S プラウドディフェンダー」とドッキングした形態。


本機はキラ・ヤマトラクス・クライン複座で運用する

ただしラゴゥや相対するブラックナイトスコード カルラなどで見られた前後シートではなくキラの座るメインシートの右横に補助席のような形で展開されたものにラクスが座る。このため「キラの隣にラクスがいる」という状態になっている。なお、シートの配置上キラから見て右側がラクスに隠れて死角が出来てしまうはずだが特にそのようなデメリットは作中描写されなかった。また、この点についてはラクスのアコードとしての能力でキラと意識を共有することにより解消できる。


皮肉にも、実用性から見ると非合理的なシートの位置は「キラの視界から常に愛するラクスが見える」事を意味しており、逆にブラックナイトスコードカルラの前後シートはオルフェが振り返らなければ彼を愛するイングリットは見えない」ことを意味している。


ドッキングプロセス

プラウドディフェンダーがストライクフリーダム弐式に合わせて垂直に構え、ストライクフリーダム弐式側は「EQFU-3X スーパードラグーン 機動兵装ウイング」をメインスラスターごとパージ、プラウドディフェンダー側がマニュアルで微調整してドッキングする

この微調整は難度が高くしかもマニュアルでの操作だった為、実際に操縦していたのが戦闘経験が素人のラクスだったこともありドッキングの際にはミレニアムから遠隔操作・指示でアルバート・ハインラインが補助に入ったことでドッキングに成功した。

本来ならこれらの工程は自動かつ無人で行うことを想定していたようだが、自立制御プログラムの完成が間に合わなかったのか劇中では人力によるドッキングが行われた。


外観

本体こそストライクフリーダム弐式だが、背面が丸々プラウドディフェンダーに置き換わっているため受ける印象は大きく異なる。

ただしウイングの形状はフリーダムライジングフリーダムの「能動性空力弾性翼」に似ており、カラーリングを除けば歴代フリーダムの集大成と言えるような外観となっている。

20230127マイティーストライクフリーダムガンダム

劇中ではドッキング後はウイングからナノ粒子が放出されており、その姿は蝶の羽を連想させ、金色の威光で戦場を照らす様は『SEED』時期のアニメOPで逆光を背にしていたフリーダムを彷彿とさせる。


武装

MDE262S プラウドディフェンダー

FREEDOM

追加ウイングユニット。

ドッキングが完了すると展開し、精神感応でコントロールするナノ粒子や、高電圧のを放つことができる。

詳しくは当該記事参照。


フツノミタマ

マイティーストライクフリーダムガンダム

プラウドディフェンダーの右翼ジョイントにマウントされている、日本刀(太刀)の形状をした光が干渉しない漆黒の実体剣。

フェムテク装甲によりビーム兵器の効かない対ブラックナイトスコード戦の切り札として使われた。

名前の由来は古事記に登場する神器(神剣)の一つ布都御魂剣からと思われる。

なお、映画冒頭での登場時はこの武装は映っておらず、小説版でも触れられていないので、フェムテク装甲対策に後から追加された武装の可能性もある。監督によるとオーブ製でありアカツキの太刀を借りてきたイメージ。

「SEED総選挙」の最終結果発表特番では「対艦刀」と紹介されていた。


ナノ粒子

プラウドディフェンダーの翼から大量に発生・放出される金色に輝くナノ粒子。精神感応によって制御される。

機体周囲に滞留させることによりIフィールドのように大多数の戦艦クラスの大出力ビーム及び大型ミサイルですら防ぎきる防御フィールドとして機能することに加え、ナノ粒子を媒介として展開した翼から広域放電を行うこともできる。この放電の電圧(威力)・攻撃範囲・同時攻撃可能数・速射性は圧倒的でありミーティアを装備したストライクフリーダムのフルバーストの比ではない。

また、ナノ粒子そのものに顕著な害は無いようであり、大量のナノ粒子が滞留している領域にパイロットスーツのみで滞在しても問題ない。


小説版によると、ナノ粒子が特定の波長の電磁波を吸収して熱を発生させ、それによって周囲に電場を生成し、電子の移動によって電流を生じさせている。ビームについては電磁波を介して運動および熱エネルギーを奪い取って無力化しており、ミサイルについては放電にて逐次迎撃しているようである。

つまるところ、敵の攻撃を受けて逆にそれを敵への攻撃にするという、一種のカウンター兵器としての性質を持っており、ディフェンダーの名に相応しい装備といえる。逆に言えば原理的に自発的に使用しても真価を発揮できない武装でもある。


EQM-Y148 収束重核子ビーム砲ディスラプター

ラブ♡ガンダムビイイイイイイイイム!!!!!!

ストライクフリーダム弐式の頭部額に秘匿されていた超高出力ビーム砲。使用時には額の装甲が左右に分かれて中から主砲が現れる機構となっている。


ストライクフリーダム単体ではエネルギーの消費量の問題で使用できない武装だが、プラウドディフェンダーと合体して出力が向上することで使用できるようになる。あまりに高火力すぎるため、使用申請とコンパス総裁であるラクスの承認が必要…なのだが劇中ではラクス本人がキラの真横に搭乗しているのでほぼノータイムで使用を承認されるなど、この許可制は形骸化していた。

小説版によれば、この使用制限はキラ自身が設定していたとのこと。


ストライクフリーダム単機では賄いきれないほどのエネルギーを使用するためか威力は絶大で、劇中では出力80%に落とした上で発射しているが、それでも一撃でメサイアとその裏側に隠れていた大型ドラグーン「ジグラート」3機をまとめて両断してしまうほど。またビーム射撃を無効化するブラックナイトスコードのフェムテク装甲も破壊可能である。


「収束」とあるように発射されるビームも一般的な大出力ビーム砲のような極太のものではなく、通常のビームライフルと大差ないような極細のビームであり、命中した物体は真っ二つに切り裂かれる。更には発射時は映像がネガポジ反転されるという演出がされ、その異様さを演出した。

また、小説版では「原子を崩壊させ、同時に核分裂を抑制する見えない刃ーー次元そのものをも切り裂く刃」と表現されている。


これだけの性能を持ちながらエネルギーのチャージにも然程時間を要さず、機能に支障をきたすような大きな反動も無いが、出力が向上してなお大量のエネルギーを消費するためか、使用後は一時的にナノ粒子の放出量が減っているかのような描写がみられる。


ドラグーン

プラウドディフェンダーの翼に装着されている金色の羽に見えるパーツ。劇中未使用。

劇場版のパンフレットには分離した状態の設定画があり、また専門雑誌であるガンダムエースでの内容や超合金の企画者インタビューにて搭載している事が発覚したが、現時点での詳しいことは不明。


マルチロックオンシステムやキラの操縦技術も相まって、1対多数の戦いに秀でていたフリーダム系列だが、マイティーストライクフリーダムではそれが更に極まっており、ミーティア無しで衛星を破壊、広域に点在する無数の敵機を一撃で戦闘不能に陥れるなど、もはや戦術兵器ではなく戦略兵器とも言えるレベルに達してしまっている。文字通りチート機体に位置してしまった。


武装の一部にコンパス総裁(ラクス)の承認を要するシステムになっているのも、この絶大な力を個人の判断のみで使用できないように、あえて制限していると推測できる。


この他は現状変化度合いと名称が不明瞭のためストライクフリーダム及びストライクフリーダム弐式の記事を参照。なお、「EQFU-3X スーパードラグーン 機動兵装ウイング」と「MA-80V スーパードラグーン ビーム突撃砲」は上記の通り装着時にパージされるため、本機ではオミットされていることに留意。


劇中では腹部の「MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲」と「MMI-M15E クスィフィアス3レール砲」の右腰のものがドッキング前に砲口を破損して使用不能になっている。また、「MA-M21KF 高エネルギービームライフル」と右腕の「MX2200 ビームシールド」もドッキング前に損失している。


尚、プラウドディフェンダーとドッキングしたことで出力が上昇しており、ビーム系の武装(ビームサーベルとカリドゥスにシールド、劇中では使われなかったビームライフル)も同様に出力が大きく上がっている。


劇中の活躍

激戦の過負荷により動力炉がオーバーヒートしかけてパワーダウンを起こしたストライクフリーダム弐式プラウドディフェンダーのドッキングが完了し、ストライクフリーダムのエネルギーも全回復しVPS装甲を再展開される。


この間にブラックナイトスコード カルラのジグラートからの一斉砲撃を受け一時的に煙が機体を包むも、着弾する直前にナノ粒子を展開していたため全くの無傷で攻撃を受けきる(この時ラクスはコクピット内ではなくストライクフリーダム弐式の肩部に立っていたのだが、こちらにも全く影響は無かった)


その後、ラクスがストライクフリーダム側のコックピットに移乗すると、SEEDを発現させてまずは超広域のマルチロックオンを展開し、プラウドディフェンダーから稲妻を放って多数の敵機を行動不能にし、厄介だったカルラのドラグーンを全て封じる。


そしてラクスがアコードの力でキラと意識をリンク(この時ラクスが目を閉じると同時にキラの瞳の色がラクスの瞳の色である青へと変化している)、第二次連合プラント大戦で月面に陥落・墜落したメサイア跡の裏から支援砲撃を行っていたジグラート3機を透視して補足した後ディスラプターでなんとメサイアごと両断したのだった。

この間、本機はその場からほとんど動いていない。


そしてカルラとの最終決戦に突入。

ストライクフリーダム弐式単体ではジグラートの圧倒的な物量やシヴァの援護もあり劣勢だったが、それらの支援が無くなって一対一となり、出力の大幅な向上もあって逆に圧倒するまでになり、フツノミタマとビームサーベルの二刀流とビームシールドを用いて攻撃を全て弾き飛ばし、オルフェ・ラム・タオの言葉にも動じず、ディスラプターの接射でフェムテク装甲を無視してカルラの左腕とウイングを吹き飛ばし、最後はフツノミタマをコックピット付近に突き立てて撃破に成功した


戦闘後はそのまま宙域を離脱してオーブ連合首長国のアカツキ島海岸に降り立ち、二人きりとなって(2人はパイロットスーツを脱ぎ去っており、全裸になっている模様だが、太陽の光などでぼかされていて実際そうなのかは確認できない)口づけを交わすキラとラクスの傍らで見守るかのように鎮座し、ラクスの言葉で締めくくられ、物語は幕を閉じた。


立体物

2024年5月にHGCEが発売予定。

設定では細部の造形が変化しているため本キットも過去に発売されたHGCEストライクフリーダムガンダムの流用ではなくフル新規造形としている。最新キットのためSEEDアクションシステムを採用しており、『DESTINY』放送当時のHG SEEDからかなり進化したHGCE版から更に可動域が広がっている。


一方で形状変化のない従来の機動兵装ウイングは付属しない模様で、弐式を再現するには過去のHGCEから持ってくる必要がありそうだが、互換性も不明となっている。

ディスラプターの展開は額のパーツを差し替える事で再現可能。フツノミタマは刀身パーツが2種の表面仕上げになっており、質感の違いを再現している。


なお、映画本編で使用したレールガン2丁は付属しておらず、弐式の完全再現にはレールガンの付属するゲルググメナース2つ買う必要がある(もしくは部品注文)。


2024年1月にはプレミアムバンダイで超合金が発売。同年7月に発送。

頭部カメラとツインアイに発行ギミックがあるほか、関節部などの金色の箇所はメッキ加工や色彩で表現され、場所によって質感の異なる方法が用いられている。

フツミノタマも刀身にはクロームメッキが採用されている。

こちらもディスラプターの再現は額のパーツを交換する必要がある。

武装はビームライフル2挺が付属するが、レールガンは付属されない。


メディアミックスでの活躍

その他の外部作品への出演

モンスト

2024年2月16日より開催されるコラボイベントの期間限定ガチャに、キラ・ヤマトラクス・クラインの三者で一体のキャラという形で登場することが発表された。

  • 獣神化「キラ&ラクス&マイティーストライクフリーダムガンダム」
種族ロボット
タイプバランス
ボール反射&ゲージ
アビリティ超アンチ重力バリア/アンチ魔法陣/超アンチ転送壁/超レーザーストップ
ゲージショットアンチワープ/バイタルキラー/ソウルスティールM
ラックスキルクリティカル
友情コンボタッチ貫通弾/ハイリレーションカッター
SS〈僕は自分の手で未来を選ぶ!〉スピードとパワーがアップ&停止後にすべての敵を電撃で攻撃し、斬撃で攻撃(18+8ターン)

余談

  • ストライクフリーダム弐式は本作に登場した改修機の中では最も変化が薄かったが、プラウドディフェンダーを装備した本形態の登場により違う印象を与える改修機としての側面も持つことになった。
  • プラウドディフェンダーは遠隔操作も可能であり、キラのリアクションから読み取るに本来はラクスが搭乗することは想定していなかったと思われる(実際にストライクフリーダム専用=キラ専用に開発された装備である為、個人運用が前提となる)。
  • 作中では頭部バルカン・ビームサーベル・左レール砲・左ビームシールド以外の武装が破壊され使用不可能な状態だったが、例えばスパロボなどのゲーム作品に参戦した場合、仕様上それが無かったことになる可能性もある。
  • 『SEED』本編のOP映像では金色の光を翼から放つフリーダムの謎カットがあったが、本機のイメージモチーフになったのかもしれない。
  • なお、日本刀型の実体剣や弾速が早すぎるビーム砲、広範囲の電撃などあまりにもトンチキな装備が施されていることから「もしかしたら裏であのジャンク屋が関わってるのでは…?」と考えるファンも…
    • コンパスの情報支援組織ターミナルにはコズミック・イラに現在確認されている殆どの組織からの参画者がいるので、彼が関わっていたとしても不思議ではない。
  • これまでのフリーダム、ストライクフリーダムが「天使」や「堕天使」を彷彿とさせる機体であったのに対し、本機は「フツノミタマ(布都御魂剣)」の名称を持った実体剣を装備したり、電撃を放つ機能等からも、日本神話に登場する神・タケミカヅチの異名である「武神」をイメージした機体と言える。あるいは電撃と名前からこっちの神の可能性もある。
  • SEEDシリーズの福田監督関わる作品ヴィルキスがフリーダム似と度々ネタにされていたが、本機体で白色の翼や金色パーツ、そして女性パイロットが前傾姿勢で騎乗するなど、ますます類似度が高まった。
  • フリーダムのデザイン段階では、ストライクエールストライカーソードストライカーランチャーストライカーの3つを統合したデザインとなる予定だった(イメージとしてはインパルスに対するデスティニーに近い)。しかしソード要素はレール砲に変更されて消えてしまった経緯を持つが、本機が実体剣を持ったことでフリーダム系列機にようやくソードストライカー要素が加えられたこととなった。
  • 中盤にキラとラクスがピクニックに行くために乗ったバイクは今作で「バイク協力」としてクレジットされていた本田技研工業の「Gold Wing」ではないかと推測されており、金の翼でタンデム機という伏線が貼られていた。
  • 『SEED』シリーズにおいて実体剣とビームサーベルを同時持ちをしたMSは、本機が初である。
  • 前述の通り、複座機体には珍しくメインパイロットの隣にサブパイロットが座るのだが、映画のテーマの一つの「愛」を体現したともとれる描写となっている。

  • 偶然か、カルラのコクピットをフツノミタマで貫き、勝利する場面だが、その構図はかつてエンジェル・ダウン作戦でフリーダムがインパルスのエクスカリバーで貫かれた場面とほぼ同じである。もしオマージュならば20年越しとなる意趣返しと言えよう。
    • カルラは左のウイングを破損していたが、当時のフリーダムも左のウイングが破損していた。

関連タグ

登場作品

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM


関連組織

モルゲンレーテ社 ターミナル

世界平和監視機構コンパス


関連機体

素体

ZGMF/A-262B ストライクフリーダム弐式

MDE262S プラウドディフェンダー


外部作品

ガンダムラヴファントムガンダムビルドダイバーズに登場するガンプラ。製作者が「愛」を体現させて作られた機体。そしてベース機体がストライクフリーダムという共通点がある。さらに頭額部から放つビームが必殺技でもある。


アリオスガンダム機動戦士ガンダム00に登場する機体。アリオスの支援メカアリオス搭乗者恋人が搭乗し合体する点が共通。


フェニックスエール:同監督による過去作からのセルフオマージュ要素と見られる。


エヴァンゲリオン第13号機ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qシン・エヴァンゲリオン劇場版:||に登場した機体。「2人乗り」、「並列型のダブルコックピット」という共通点がある。


関連人物

キラ・ヤマト ラクス・クライン

アルバート・ハインライン


その他

石破ラブラブ天驚拳:キラとラクスがガンダムに乗り込み、二人で放ったディスラプターで敵を粉砕する様子から、この技を想起するファンも多くいた。なお、中継などはされていない。

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