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障害競走の編集履歴

2022-11-30 19:45:29 バージョン

障害競走

しょうがいきょうそう

競馬における競走形式の一つ。コース上に設置された障害物を越えてゴールを目指す。

概要

コース上に設置された障害物を越えてゴールを目指す。馬術の障害飛越と違って飛越のスタイルそのものは評価対象にはならず、ゴールへの着順で順位が決まる。

障害を飛び越す方法は横をすり抜けでもしない限り問われない。


障害を飛び越す際に失敗して馬が転倒したり、騎手が落馬したりすることもある。そのためスピードを抑えるべくコース長は長距離で設定され、斤量も重めに設定されている。


日本における障害競走は1960年代から人気が低迷し、芝の平地競走(いわゆる競馬と聞いて連想されやすいもの。スタートからゴールまでの速さを競う)で活躍できなかった馬が障害競走に転向し、もうひと頑張りする場という傾向が強かった。しかし、1999年に実施されたグレード制導入などの番組改革の他、近年はオジュウチョウサンの活躍などにより注目度合いも上がっている。

ただ主催者に一定の余裕が無いと障害競走は行えず、法律上は地方競馬でも障害競走を行うことが認められているが、岸和田市にあった春木競馬場での開催を最後に地方競馬での障害競走は行われていない。

国際的に見ても国際競馬統括機関連盟に加盟している70ヶ国のうち、障害競走を開催しているのは10ヶ国と少ない。


障害競走を大きく分けるとステーブルチェイスとハードルに分類される。

ステーブルチェイスは固定障害のことであり、生垣などその場に生やした障害の事を差す。自生する障害ということで基本的に障害が高いか深い為、藪を掻き分けて飛越することになるゆえに難易度が高い障害となる。

イギリスのグランドナショナルを筆頭に欧州地方に多い形式であり、日本でも中山競馬場の大生垣障害などはこれに近い。

ハードルは置き障害のことであり、障害を馬場に置いてそれを飛越させるような物。人工物ゆえに比較的難易度が低い障害でありスピードの維持が重要となる。欧州や米国でよくみられる形式で、JRAでも障害専用コースの無い地方競馬場を主体に行われている。

なお、日本の障害競走では中山競馬場の販路や京都競馬場の飛び上がり飛び降り台(バンケット)、水壕障害、現在は廃止された東京競馬場襷コースの三連障害など、人間の障害競走ばりの多彩な障害がてんこ盛りなので上記の2分類には厳密には当てはまらないというか複合しているという特殊な事情がある。


JRAにおける障害重賞(グレード)


※J・G(Jump・Grade)

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