曖昧さ回避
概要
講談社発行の『なかよし』、小学館発行の『ちゃお』と並ぶ、三大小中学生向け少女漫画雑誌の一つ。他二つとは競合関係にあり、発売日はこれらと同じ毎月3日である。以前はこの二誌の他に秋田書店発行の『ひとみ』も競合誌として存在していた。
1955年8月に『少女ブック』の妹雑誌及び幼女向け総合月刊誌として創刊される。当時の掲載内容は少女漫画の他にグラビア、ファッション、習い事についての読み物があった。2015年に創刊60周年を迎えた。
読者の対象年齢は小学校中学年から高校生までの少女とされていたが、現在は小学校低学年から中学生程度となっている。
コミックのレーベル名は『りぼんマスコットコミックス』。発売日は毎月25日。
最近では漫画のみならず、エンターテインメントの読み物ページがある。内容はSexy Zone連載コーナーの他、正式連載ではないが自身もりぼんの熱い読者である欅坂46長沢菜々香の記事が毎号掲載されている。
2015年ごろはVOCALOIDのコーナーもクリプトン・フューチャー・メディアとのタイアップで行っており、2015年6月号~8月号では連載マンガも掲載された。
連載タイトル一覧(五十音順)
- 愛ともぐもぐ:優月うめ 2018年4月号より連載
- アクロトリップ:佐和田米
- アニマル横町:前川涼
- きらめきのライオンボーイ:槙ようこ
- 群青リフレクション:酒井まゆ
- 恋せよキノコ:青井真央
- 恋ばっかりの世界でわたしはキミと:柚原瑞香 2018年5月号より連載
- 絶叫学級転生:いしかわえみ
- チョコミミ:園田小波
- 友シェア☆デイズ:内田岬
- ニャーおっさん:コンドウアキ(偶数月号掲載)
- HIGHSCORE:津山ちなみ
- バディゴ!:黒崎みのり 2018年5月号連載終了
- ハニーレモンソーダ:村田真優
- 陽だまりの月:雪丸もえ 2018年4月号連載終了
- 双子モデル・りかりこのときめきガールズ・ホビー:池田春香 2018年4月号連載終了
- 古屋先生は杏ちゃんのモノ:香純裕子
- ぼくらのクロノスタシス:大詩りえ 2018年4月号より連載
- みみつきのクロ:かるき春 2018年5月号連載終了
- ゆるっと成仏:カナヘイ(奇数月号掲載)
- ラブゾンビ!?2~the kiss~:森乃なっぱ
連載終了作品
デビューへの道
りぼんでデビューする方法は現在は2つあり、1つはりぼん漫画スクール(毎月・随時募集)で準りぼん賞以上を獲得すること、もう一つはりぼん新人まんがグランプリ(年1回ペース開催)で準グランプリ以上を獲得することである。
漫画スクールは長期間に渡って行われているが、新人まんがグランプリは2013年にスタート。以前は「りぼん新人漫画賞」が行われていたほか、集英社女性マンガ誌合同の「金のティアラ大賞」があった。
小学生まんが大賞
2009年より、小学生を対象にしたりぼん小学生まんが大賞が行われている。毎年3月31日(6年生の卒業間近)締め切りの回と8月31日(夏休み最終日)の回の2回開催。締め切り日に小学生である人が参加資格を持つ(小学生同士であれば合作も構わない)。このコンテストでは2015年3月締切回以降、デジタル作画したデータのままで応募することも可能となっている。
大賞であるまんが家賞を受賞した作品は、りぼんの増刊号にて掲載される。
このコンテストはデビューとは直結せず、あくまでマンガ技能を競うコンテストである。なお第3回で大賞を受賞した佐和田米と増田ゆなは、それぞれその後漫画スクールで準りぼん賞を獲得し中学生・高校生でデビューを飾った。
まんがセットふろく号のコンテスト
2015年9月号・2017年9月号では、ふろくにまんがセットが付いたが、同時にそのセットを使って応募するコンテストが行われている。
2015年開催で大賞を受賞した北里鮎は、その後りぼん新人まんがグランプリで準グランプリを獲得しデビューを飾った。
りぼん原作のテレビアニメについて
他誌同様にりぼんでも多くのテレビアニメ作品を送り出しているが、そのほぼ全てに共通しているのはマンガとのブレの大きさである。
例えば「赤ずきんチャチャ」では、原作ではほのぼのギャグファンタジーだったのに、アニメでは本格変身ヒロインアニメ(スポンサーの関係で前半のみ。後半は原作従来の作品に路線変更)となった。
また、マンガでの結末と180度異なる結末となったアニメもある。同じ集英社の他誌とは全く傾向が違うのである。
ただし、マンガにもあるエピソード自体はそのまま使用されるという傾向もある。
イベントで制作されるアニメ
またテレビアニメ以外に、伝統的に読者イベントのためにオリジナルアニメを制作している。「こどものおもちゃ」は1995年、テレビアニメ開始1年前に制作されており、テレビ企画とは全く別なので制作会社やキャストも全て異なっている。
最近では以下の通り制作されている。
年 | 作品名 | メディア化情報 |
---|---|---|
2011 | ひよ恋 | DVD付録としてリリース |
2012 | まりもの花・流れ星レンズ | DVD付録としてリリース |
2013 | チョコタン! | youtube公開・DVDは抽選プレゼント |
2014 | つばさとホタル | youtube公開・DVDは抽選プレゼント |
(2015年のイベントではおはスタで放送する「猫田のことが気になって仕方ない。」を先行上映した)
おはスタ
また、上記とは別におはスタ向けに1回2分弱のミニアニメを制作することがある。最近ではこのミニアニメにもそれぞれ主題歌が作られている。
公式サイト
「りぼんわくわくステーション」。
よく考えると今どき公式サイトに独自名称って珍しくなったけれど、それだけ前からあるサイト。かつては連載にちなんだFlashゲームが非常に充実しており、ツイッターで「インターネット老人会」がトレンドになるたびに話題になるが、一部のゲームは現在でも残存している。
users入りタグについて
りぼん作品のうち、「HIGH SCORE」については「HIGHSCORE○○users入り」、種村有菜の作品については「種村有菜○○users入り」、その他の作品は「りぼん作品○○users入り」としている。