バカルテットとは、東方の二次創作によくみられる二次設定である。
東方Projectのキャラクター、
チルノ(紅魔郷二面ボス)
ミスティア・ローレライ(永夜抄二面ボス)
リグル・ナイトバグ(永夜抄一面ボス)
ルーミア(紅魔郷一面ボス)
の四名を、それぞれ仲良しの四人組として扱う場合、これを特に『バカルテット』と呼ぶことがある。
語源:バカ + カルテット(四重奏) = バカルテット
起源
リグル・ナイトバグのスペルプラクティス攻略時の神主コメントに
「チルノと遊んでいるくらいが丁度いい」
と書かれたことがきっかけとなり、
他のどのグループにも属さないはぐれ妖怪の中で
あまり設定的にも力が強くないザコ連中であり、かつ
特に子供っぽく、思慮の浅そうな描かれ方をしている
そういうキャラ達を、普段から親しく仲良く遊ぶ幻想郷の子供達として、
ひとまとめにして描いたものがバカルテットの最初である。(※
(大妖精やレティ・ホワイトロックがしばしば保護者のような立場で描かれるのも、その名残である)
同じく花映塚に出演したミスティア・ローレライが凄まじい鳥頭であると判明した事、
書籍文花帖において、ルーミアがあまり何も考えてなさそうなキャラとして描かれた事等があわさり、
特にこの見た目年少キャラ四人組を『バカルテット』と呼ぶようになったのである。
なお、東方Project原作においてこの四名が競演した実績があるのは、
東方三月精をおいて未だに他にはなく、確認されていない。
同作品においても、台詞がなかったため正式な設定として見られない傾向にある。
※
当時の流れとして、どのグループにも属さないキャラはネタにされづらく、
彼女らをひとまとめにしたのは、ある意味苦肉の策であった。
現在では、あくまでも二次設定であることを除けば、そこそこに認知されているネタのひとつである。
その他のバカルテットぽいキャラ
特に東方非想天則においては、他に類を見ない記憶力の悪さを見せつけ、
チルノとのバカとバカのロックンロールを披露しあったせいもあってか、
彼女をバカルテットに含めて『⑨インテット』とする二次創作も見受けられる。
しかし、バカルテットの本義から考えれば、霊烏路空は地霊殿に属し、
力も6ボス相当と強力なため、バカルテットの仲間には含まれない。
橙は元々八雲主従の中に組み込まれていたため、『バカルテット』には含まれることがなかった。
しかし、彼女自身の設定では、彼女は八雲の苗字を持っておらず、
また主である藍ともそこまで過剰に(二次創作によく見られる程度に)親密ではないというものであるので、
その点においてはバカルテットの一員を務める理由は現状他の誰よりもあるといえるが、
彼女を仲間として追加した作品は、やはりあまり見ることがない。
派生ネタ
・寺子屋の生徒
この四人(+大妖精、橙)等が、上白沢慧音が教師をしている寺子屋の生徒である、というネタ。
当然原作にはそんな設定は存在せず、二次創作の一環としての設定なのであるが、
4コマ漫画などの非ストーリー系漫画作品においては、場面が限定できるため重宝がられ、
しばしばお眼にかかることのできるネタである。
それを見て公式と誤解してしまう人も中には居るが、間違いである。
バカルテットが東方Projectにおける、見た目幼女たちのグループである事を逆手に取り、
原作の中でも特に高齢な設定を持つ年増姿の大人妖怪達を集めたグループ。それが、通称『ババルテット』であり、
ババアネタでいじめられることの多い八雲紫
神主の裏設定では実質二億歳とも言われている月の頭脳八意永琳、
出演当初から某拳骨ママに似た風貌から見た目ババアとの烙印を押された八坂神奈子
の苗字に八がつく三名を筆頭に、
八雲紫の友人で、黄昏作品では妙に年増に描かれた西行寺幽々子、
最近では、東方星蓮船に出演した、一度御婆ちゃんになってから見た目だけ魔法で若返った聖白蓮
を加えた「四天王なのに五人居る」に似た状態の五名が主なメンバーである。
なお、ババア扱いは完全な虐待ネタのひとつであり、公式では全員少女扱いになっているのでお間違えのなきよう。
関連タグ
東方Project チルノ ⑨ ルーミア リグル・ナイトバグ ミスティア・ローレライ 霊烏路空 レティ・ホワイトロック 大妖精 ババルテット