概要
ニンテンドースイッチのコントローラーの一種。スイッチ本体を買うと一緒についてくる物でもある。
本体に着脱できる2つの特徴的なコントローラー「Joy-Con」(ジョイコン)を利用する。アナログスティックに加えモーションセンサーも備えておりWiiリモコンのような使い方もできる。
名前の由来は、エンジョイの「joy」とコントローラー(Con)を合わせた造語である。
1プレイヤーでの使用のほか、左右それぞれを二人のプレイヤーで扱うファミコンスタイルのプレイング(通称・おすそわけプレイ)も可能。分離時には左右それぞれのコントローラーに、新たなLRボタン(SL・SR)が追加される。また、SL・SRボタンは本体同梱のストラップを装着させることでさらにボタンが押しやすくなる。 左スティックの下部にはスクリーンショットを撮影できるボタンがあり、アップデートで一部の対応タイトルではボタンを長押しした時点までの最大30秒間のゲームプレイを動画として保存可能になった。
モーションIRカメラ
ジョイコンRにあるセンサーが手の動きや距離を認識して感知する赤外線カメラを利用した機能。 例としてジャンケンのグー・チョキ・パーなどの動作にも反応する。 普通にゲームする際にはあまり目立たない機能だが「ニンテンドーラボ」にて本領を発揮する。 ちなみに、簡易的なものだが暗視カメラのような使い方もできるソフトもある。ただし、IRカメラを使ってユーザーアイコンなどに使うMiiやMiiのQRコードから作ることはできないので注意。できる事はamiiboのデータ転送を経由が必要となる。
耐久性に関して
このコントローラー、すぐスティックがイカれることで有名である。
発売当初は初期不良が相次ぎ、最初は大丈夫でもすぐに壊れてしまう等の問題も発生した。スティックが故障したいわゆるドリフト問題などが有名で、スマブラやスプラトゥーン等をやろうものなら、レバガチャ動作やその場の怒りですぐに使い物にならなくなる(百歩譲って感情任せに壊してしまうのは自己責任での話になるが、レバガチャ動作に関しては様々なゲームがまともに成り立たなくなってしまう)。
海外では抗議や訴訟による裁判沙汰になったことまであり、補償による無料交換も実施された。
2021年(有機ELモデル発売)以降は改良型の製造へ切り替われている。
余談
人によっては上記の経緯から「プロコンこそ至高」や「金銭の搾取」とまで言う人もいる。
これは元々任天堂が耐久に優れたゲームを出した結果、みんな新しいのを買わない(古い物を買い換えない)という苦い経験に基づいたものと考えられていた。
なお、スイッチ本体との連結による携帯モードで外に持ち運べる利点や特定のゲームであるキャラクターの進化条件に必要など、ジョイコンにもまだ役割はある。
関連タグ
コントローラー プロコン:「プロコントローラー」についてはこちらへ
Wiiリモコン:任天堂独自コントローラーの先輩で、特徴を引き継いでいる。Bluetoothもあるが、本記事のもは自由なものになっている。