6200系

ろくせんにひゃっけい

鉄道車両の系列のひとつ。

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南海電気鉄道6200系

南海電気鉄道高野線向けの通勤形車両。山岳区間には乗り入れず、南海難波～橋本間の平坦区間で使われる。

輸送力増強のため昭和40年代末期の1974年に登場。東急車輛製造が製造に関わっているためか、東急8000系に類似する切妻のステンレス製車体となっている。

相互直通運転先の泉北高速鉄道も、南海6200系をベースとしたセミステンレス車・3000系を導入した。

「重要機器(補助電源装置やコンプレッサーなど)は編成内に複数設置しなくてはならない」という運用規約が定められてからは、重要機器が1セットしかない4両固定編成に制約が発生していた。4両固定編成は2009年～2012年にリニューアル工事とVVVF制御化改造を実施し、この制約は解消された。
- 中古車両のVVVF化は他にも例はあるが、試験目的ではない通常営業用車両として昭和50年代製造の車両にVVVF化工事が実施された事例は、本系列と名鉄100系ぐらいである。
最初から6200系として製造された車両が52両在籍するほか、運用効率向上のため他系列から6200系へ編入された車両が24両在籍。2010年代に在籍車両が増加した稀な事例である。
- 6521編成は電機子チョッパ制御の初代8000系として1975年登場。機器類の故障が目立ってきた2001年にリニューアル工事を行う際、7100系の廃車発生品を活用する形で抵抗制御化され、6200系0番台へ編入された。
- 50番台の3編成は界磁チョッパ制御の8200系として1982年登場。2013年から2015年にかけてリニューアル工事とVVVF制御化改造を行って6200系50番台に編入された。軽量ステンレス構造。

←難波　和泉中央・橋本→

抵抗制御車・0番台

形式	クハ6501(奇)	モハ6201(奇)	モハ6201(偶)	モハ6201(奇)	モハ6201(偶)	クハ6501(偶)	備考
機器		CONT	CP,MG	CONT	CP,MG
6501編成	6501	6201	6202	6203	6204	6502	リニューアルせずに床材のみ張り替え
6503編成	6503	6205	6206	6207	6208	6504
6513編成	6513	6217	6218	6231	6232	6514	後付けで1985年に6231・6232を組み込んだため、中間車の番号が飛んでいる
6515編成	6515	6219	6220	6221	6222	6516
6517編成	6517	6223	6224	6225	6226	6518
6519編成	6519	6227	6228	6229	6230	6520
6521編成	6521	6233	6234	6235	6236	6522	8000系から編入(旧8501編成)、排障器(スカート)装備
備考			弱冷車	8両編成の場合、4両目は平日朝ﾗｯｼｭ時女性専用車

VVVF化改造車・0番台

VVVF化改造車・50番台

狭軌路線の近畿日本鉄道南大阪線系統で使用されている通勤形車両。6020系の改良型として1974年から1978年にかけて製造された、8600系準拠の新製冷房車である。

4両固定編成5本、3両固定編成6本が在籍。3両編成の6211・6219編成は電気検測車「はかるくん」狭軌区間走行時のクワ25号の動力車としても活躍する。

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