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概要

CV:桑島法子

鳳仙とは、ライトノベル「薬屋のひとりごと」に登場する緑青館妓女の一人。


人物

推定40代。かつては緑青館でも人気の妓女で、囲碁将棋の強さでも知られた。特に囲碁は負け無しで、劇中の他のキャラクターとの強さの相関からするとダントツで最強の打ち手と考えられる。


しかし、物語登場時点で梅毒が進行し鼻が欠け皮膚が腫瘍だらけの寝たきり、神経梅毒のため知性も失っている。普通なら店を出されるところだが、何か理由があるのか緑青館の離れで看病を受け続けている。かつて禿として世話になった梅梅が見舞っている他、猫猫も薬を届けに来る。


※作中の猫猫の表現から、この作品内では梅毒の感染経路や治療法などはある程度判明し技術が確率している様子が窺える。本作のモデルは16世紀の中国だが医学レベルは19世期とされており、内容次第では20世紀相当の科学的知識が語られることすらあるので、ペニシリン(特効薬)も発見されているのかもしれない。

梅毒の治療薬は歴史上数多く登場してきたが副作用が多かったが、ペニシリンの登場で状況は一変した(原因菌のトレポネーマはペニシリンが著効する上に、耐性ができることも無いとされる。そしてその後に開発された合成ペニシリンやセフェム系など極めて多くの抗菌薬で治療できてしまう)。


-以下、ネタバレ注意-





































実は猫猫の実母である


-以下に展開のネタバレ-































妓女として一線だった当時、美人だが人を寄せ付けない、男に媚びず当たりのキツい女であり、花街では囲碁・将棋の名手としても知られていた。


羅漢の同僚が彼に恥をかかそうと企画した「花街で負け無しの妓女鳳仙vs軍部で負け無しの羅漢」で、2人は初めて対峙する。囲碁勝負となり結果は鳳仙の圧勝だったが、羅漢は感心して笑いだす始末。ここから羅漢は緑青館に通って鳳仙と盤面勝負を繰り返すようになる。羅漢の回想には(羅漢がそれに気付いていたかは別として)彼に少しずつ心を開いていったととれる描写がある。


やがて鳳仙が人気妓女となり、複数の身請け話が来ることになる。身請けの金額は当時の羅漢には到底払える金額ではなかったが、素直になれないだけで密かに羅漢を想っていた鳳仙は、彼に賭け碁を持ちかけ、勝負の結果も曖昧なままに彼と一夜を共にした


この一回で狙い通りに羅漢の子を無事に身ごもった鳳仙だったが、運悪く羅漢は諸事情で3年も都を離れてしまい、この妊娠を知ることなくすれ違いが生じる。この間に猫猫が生まれ、先の身請け話を壊したことから緑青館の信用も失墜、館は潰れかけ、鳳仙も夜鷹のような仕事に手を染めざるを得なくなった。結果、鳳仙は梅毒に侵され、様々なタイミングの悪さも手伝い病を進行させてしまった。結局、件の一夜以来、羅漢とは再会しないままに病床に伏せることとなる。

羅漢はこの一夜の件を自分の過ちと後悔し、緑青館に本来の倍額相当の賠償を行った。


しかし、最終的には猫猫と梅梅の手引きもあり17年ぶりに羅漢と再会、彼は再会に涙しながら鳳仙の身請けを宣言した。この翌年に彼女は亡くなってしまうが、羅漢と囲碁を打って過ごしていたらしい。


鳳仙は中々返事をよこさない羅漢に自分と猫猫(先端一部と後に「指は伸びてくる」として補足)の指を送りつけるという凶行に出ている他、猫猫を育てた描写は殆どなく(育てたのは現在の緑青館の三姫と、その後に花街へ来た羅門)、薬師として看病に来た猫猫にもキツくあたっていた。このこともあってか、作中に「猫猫は母というものを知らない」という独白めいた記述が散見されるのだが、この身請け話を聞いた際には、はっきりと作中に明言しないものの、実の両親が結ばれたことを喜んでいたような描写がある。


さらなるネタバレ(?)



























鳳仙の母親について作者からほのめかされている。




関連タグ

薬屋のひとりごと

漢羅漢(薬屋のひとりごと) 漢鳳 猫猫

梅梅(薬屋のひとりごと)

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