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近接航空支援

きんせつこうくうしえん

地上部隊からの要請をもとに、航空機を用いて行われる火力支援攻撃。

概要

近接航空支援とは、前線で戦う地上部隊からの要請をもとに、航空機を用いて行われる火力支援攻撃。要するに地上部隊を支援するための空爆である。

英称はClose Air Supportで、「CAS」(キャス)と略称される。


CASを行う航空機は通常の戦闘機攻撃機のほか、COIN機ガンシップなどのCAS前提の航空機を用いて行われる。精密誘導兵器が普及してからは、アメリカ空軍B-1BランサーのようにCASを行える戦略爆撃機もある。

地上から指示された目標を正確に見つけて爆撃しなければならないため、航空機のスピードはほとんど役に立たず(スピードに任せていたら目標をじっくり探せない)、むしろ低空・低速性能がものを言う。現代の戦闘機は低速性能にも優れているが、それは大体このせい。その分地上から反撃されるリスクも高く、航空機にとっては危険度の高い任務である。


また、CASを行うには航空機と地上部隊の緊密な連携が必要となる。例えば市街戦でのCASで伝達ミスや誤爆など起こそうものなら、無関係な市民や民間資産に甚大な被害をもたらしてしまう。もし伝達ミスで要請を出した地上部隊を誤爆した日には目も当てられない。CASを行うには高い技術と練度が要求される。


そのため地上部隊側は航空機のパイロットに的確な指示を出すべく、地上部隊にFAC(前線航空管制官)、JTAC(統合末端攻撃統制官)、CCT(戦闘管制部隊)などの専門の管制官を随伴させる場合もある。

逆に航空機に管制官を乗せ、上空から航空機への伝達をするA-FAC(機上前線航空管制官)も存在する。


関連タグ

空爆

前線航空管制

CCT

A-10

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