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2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」のネタバレ注意









































































ネタバレ注意

泉にて

その正体は、クー・フーリン(キャスター)

最終再臨絵に描かれた白い狼を、記憶を失ったマシュの元に遣わすなどして陰からサポートしていた。


なお、グリムとはドイツ語で「厳格・無慈悲」を指す言葉であり、北欧神話の大神オーディンの別名グリームニル(意味は兜を被るものの意)の略名でもある。ちなみに、このグリムという単語は英語のグリムリーパー(死神)の語源となった(余談だが、オーディンは賢神であると同時に死神としての側面も併せ持つ)。ただし、オーディンの別名は70以上存在し、グリムという名も数ある異名の1つに過ぎない。


異聞帯の舞台となったイギリスで「グリム」というと最初に埋葬された存在は墓守になるという伝承に端を発する黒妖犬の一種「チャーチグリム」を指す。こちらは他の黒妖犬とは異なり、人に益をもたらす存在だという。



また、ブリテン異聞帯妖精國の歴史には影の島から妖精が本土に攻め込んだり、汎人類史においてメイヴと同一視されるマヴが戦争を起こしていた過去があり、その度に「救世主トネリコ」なる英雄が危機を救ったとされる。さながらこの伝承は汎人類史におけるアルスターサイクルを思わせるものであり、救世主トネリコという名前も北欧神話にも登場する大樹に由来するものである。このことからケルト神話と北欧神話両方の要素を持つ重要人物としてますます目が離せない人物だと言える。


2部6章後編にて、予言の子の一行と合流したことでついに正体を自らの口で明かした。

平たく言えば疑似サーヴァント。英霊に神霊の能力を与えて代行にした存在である。

インド異聞帯に召喚された汎人類史のサーヴァントであったラクシュミー・バーイーが、神霊アラクシュミーの能力を与えられていたように、英霊クー・フーリンが神霊オーディンの能力を与えられた存在である。(つまり、マテ本に書かれてある通りクー・フーリン本人である)


オーディンはかなりの慧眼で介入すべきポイントを二つ定めていた。(ここでこうしておかないとカルデアが詰むと先読みしたらしい)

一つ目が特異点Fとも特異点Xの二つの名前が定義された冬木の特異点、二つ目がブリテン異聞帯、厳密に言えばブリテン異聞帯が現実とすり替わった後であった。(曰く、人理焼却(デットエンド)を解決したところで、その次は人理再編(バッドエンド)が装填されている、これは何をどうしようが回避できず前提条件が出来上がっているため、なのでせめてこの異聞帯の問題を請け負ってカルデアの負担を少しでも減らそうと考えた、その問題解決の手助け役として彼が選ばれた)


因みに2部6章で度々兵士の盾にルーンを刻んでいるが、これは18のルーンの11番目『盾の呪法』と思われる。盾にかけることで発動し、「戦士に勇気を与えて無事戦場から連れ戻す」という効果を持つ。


別作品での因縁というか腐れ縁からか、千子村正とは微妙な関係。子供の喧嘩のように意地を張り合ってアルトリア・キャスターに叱られているが、戦闘では息の合ったコンビネーションを見せている。


また、何故オーディンがクー・フーリンを能力を与える対象に選んだかは不明だが、おそらく彼が北欧に起源を持つルーン魔術を扱うという親和性があり、尚且つブリテン冬木のどちらとも関わりがあった為だと思われる。


本来よりキャスタークラスに適合出来る程の魔術の腕前を持つクー・フーリンであるが、オーディンに能力を与えられた影響から行使する神秘の質や魔術の腕前が上がっていると思われ、2部6章ではストームボーダー甲板上に瞑想の場である"泉"を張る事で艦全体を聖域化する大技「大神祭壇(ガンバンテイン・ヴァルホール)」を披露し、ケルヌンノスの死体から沸き出た星を呪う厄災レベルの呪いすら跳ね除けた。しかし、それでも多少は呪詛の跳ね返しを食らったため、皮肉にも叡智の神と同じく右目を潰され隠すことになった。(しかしこれによって外見が魔術的記号として一致することとなったため、結果的に魔術のキレが更に上がったとの事)


その後、妖精國ブリテンでの本来の目的である『異星の神に対抗するための神造兵装をカルデアに与える』という目的を達したことで退去することになるが、最後に「あと一回、顔を合わすことになりそうだが!」と言い残し、今後まだストーリーで関わる可能性を示唆して去っていった。


ちなみに2部6章クリア後にマイルームでのボイスが更新されるが、そこで「この後の大仕事は本来のオレに任せるさ」と発言しており、この『本来のオレ』が神霊オーディンのことなのかお馴染みのランサーのクー・フーリンのことなのかは不明。



なお、「大神祭壇(ガンバンテイン・ヴァルホール)」の由来は3つあり、一つは神々の使者であるスキールニルが有していたルーンの呪いを施す杖「ガンバンテイン」、二つ目はオーディンが住まう宮殿の古ノルド語読みである「ヴァルホル」、三つ目は「ミーミルの泉」というオーディンが知恵を得るために修行した泉である。

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