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詩島

うたじま

長崎県長崎市大村湾に存在する島であり、歌手のさだまさしが個人で所有している。もともとは「寺島」という名の無人島だった。

概要

長崎県長崎市の大村湾内に浮かぶ島で、周囲約0.5 km、総面積約0.006 km2。1979年にさだまさしが「雨やどり」の印税を使って2,000万円で購入。以降は個人で所有している。当時ロビンソン・クルーソーに対する憧れを持っていた事がこの島を買った動機であった。元々この島は寺島(てらしま)という小さな無人島だった。1995年4月にはさだにより「寺」に訁(ごんべん)が足され、現在の詩島へと名前が改められた。江戸時代には伊能忠敬が上陸した事もあり、大日本沿海輿地全図に島の形と旧名の「寺島」の文字が記載されている。


トム・ソーヤーの冒険」への憧れもあってログハウス、管理棟、バンガロー、浴室棟などの施設も建設され、島の購入費用を上回る1億円もの建設費用がかかった。かつてはそこで友人と釣りやボート、海水浴をして楽しんでいたという。海洋を汚染したくないという思いから廃水処理設備の設置も徹底して行った。こちらも島の値段以上の5千万円もの費用がかかった。その結果水は飲んでも害がないレベルになった。かつては一般人の宿泊の受け入れも行っていた時期もあったが、後に建物の老朽化により取りやめられ、現在は一般人の立ち入りは禁じられている。また、太宰府天満宮から勧請した「詩島天満宮」も存在している。


建物の老朽化の原因としてはさだが1981年に監督を務めたドキュメンタリー映画『長江』の制作における35億円の借金の返済をしなければならなくなり、島の手入れをする余裕がなかった事が挙げられている。島を売却する事も考えたが、前述の友人達の制止によって思い留まった。結局借金の返済は2010年までかかった。7年後の2017年には『大改造!!劇的ビフォーアフター』にリフォームを依頼。さだが用意した3500万円の予算のもと再利用が可能な部屋を改装したり、モーニングカウンターやベンチを併設。ツアーの合間を縫ってさだも時々現場を訪れ匠の指示の下塗装を手伝った。また、前述のバンガローと浴室棟は解体。木材・屋根材・外壁材を別の施設に転用する形をとった。


2017年にさだが発表したアルバム『惠百福 たくさんのしあわせ』には「詩島唄(うたじまうた)」という曲が制作・収録され、前述したエピソードやさだの人生観などが歌詞に盛り込まれた。ライブではエレキギターを弾きながら歌唱している。


2018年春には上田晋也(くりぃむしちゅー)・劇団ひとりえなりかずきがリフォーム後の詩島を訪れている。これは番組の企画等ではなく、さだの誘いによるプライベートなものであった。後に『太田上田』『行列のできる法律相談所』などで当時のエピソードが語られた。


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さだまさし 無人島 大改造!!劇的ビフォーアフター

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