「今はその時じゃない」

「果たしてどうだろう」

CV：小林大紀

概要

漫画及びアニメ『デュエル・マスターズWIN』に登場するキャラクター。第2シーズン『決闘学園編』にて初登場。一人称は俺。

ボサボサの髪に背中に「実」と書かれた紫の外套と下駄履きが特徴。また、学園の生徒では極めて珍しく学ランを着ている(他は喝叱咤のみ)。

ウィンのルームメイト。慎重且つ疑り深い性格で、何をするにも考え込んでしまう。

ルームメイトのウィンにすら初対面では本名を教えず、ドアに書かれた部屋番号すら疑うほど。が、その考察や推理は明後日の方向に飛躍していることが殆ど。

しかしデュエマさいこークラブの中では比較的常識的な感性の持ち主で、作中ではツッコミ役になることも多い。

また本人も中々決断出来ない性格を悩んでおり、学園の礼拝堂にて「何事もズバッと決断出来るニューウガタになりたい」と打ち明けていた。

その常人離れした思慮深さはデュエマにも現れており、カードの効果でデッキから加えるカードを選ぶのに数時間もかけるほど。デュエル・ウォーズではベスト8まで勝ち上がる等、実力はマイハマ学園の生徒では強力な部類である。

また、語尾に「～だろう」と付ける癖がある。

当初はウィンのことも疑っていたが、デュエマさいこークラブに誘われ、徐々に彼を信頼していくと同時に、憧れを抱いていく。

尚、漫画版では慎重過ぎる性格ではなく、れっきとした常識人のように描かれている。

逆ウガタ

「何をうじうじ悩んでいる、もう一人の俺！言いたいことがあるならはっきり言え!ほら早く!!」

決闘学園編第23話にて、マイハマ学園の学校の七不思議の一つ逆マイハマ学園(上下反転した世界で、元の世界と正反対の人達が暮らしている)に行った際に登場。カウボーイハットを被り、元の世界と違い目の下に隈が無く上顎の歯に金歯があり、上半身は裸に近い。全体的にカウボーイのような外見だが、下半身に馬の着ぐるみを着ておりどこかケンタウロスを思わせる。

元の世界と逆で非常にせっかちで、即断即決がモットー。遅いと人を急かすが、状況の変化へや負けた時の切り替えも早い。

幼少期

決闘学園編第36話で判明。幼少期は、現在のウィンのような無邪気な子供で、羽織っている外套のマークは太陽だった。しかし遊びに夢中でカブトムシを追いかけている最中、崖から転落しそうになったところを父親が庇って身代わりに転落し、入院してしまう。その父親から「常に考えて行動しなさい」と言われたため、この癖が見に付いた。

因みに「～だろう」という口癖は、長考癖が見に付く前から使っていた。

使用デッキ

《13番目の計画》フル投入による【60枚コントロール】を使用。

《クリスタル・メモリー》や《ディメンジョン・ゲート》等のサーチカードの選択肢を増やし、あらゆる状況に対応できるシルバーバレット戦略を軸にした構築になっている。

劇中では《龍素記号wDサイクルペディア》等の潤滑剤を兼ねるコスト5ドラゴンからの革命チェンジを主な勝ち筋としており、1クール目OPでは《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》が切り札のように扱われている。

ただし、シールドや、呪文に偏ってしまうという、60枚コントロール特有の弱点を直しきれていないという部分が出ており、これが覚知山ボウイ戦をはじめとした部分に色濃く出てしまっている。

2度目のウィンとのデュエマではデッキを交換してアビスベル=覇=ロード抜きの、シス=魔=シャルを軸にした黒緑アビスを使っている。

逆ウガタの場合は、特攻の忠剣ハチ公を主軸とした速攻デッキを使用。このカードは攻撃後ガチンコ・ジャッジで勝利すれば再度同じカードを召喚できるのだが、Q.Q.QX.との併用で相手は山札を捲れず、ガチンコ・ジャッジに強制敗北させることで連続召喚・攻撃し続けるコンボを行う。

余談

名前の由来は、物事の本質を捉えようと鋭い視点で見るという意味の言葉「穿った見方」からと思われる。

また外見上の特徴は、横溝正史の推理小説に登場する名探偵・金田一耕助からと思われる。因みに決闘学園編第39話にて、ついに公式が金田一耕助の恰好を披露してくれた(因みに他のさいこークラブの恰好は、『犬神家の一族』と『悪魔が来りて笛を吹く』から来ていると思われる。)、

偶然なのか、彼が使用していた二体のドラゴンは、美少女化を果たしている。

関連イラスト

関連タグ

デュエル・マスターズWIN 決闘学園編

デュエル・マスターズの登場人物

中学生

デュエマさいこークラブ

斬札ウィン

マズキ

ケンドラ

カレン(デュエル・マスターズWIN)

エリザ先生

覚知山ボウイ

※以降、ネタバレ注意

先述の礼拝堂には、勝利の女神ウィナが祀られていた。決闘学園編第24話にて謎の声が聞こえるようになり、その願いが通じたのか(※)、第25話ではウィナの神託を言伝する神の代理人に選ばれたのであった。

(※)同じくプリンス・カイザがウィナに祈りを捧げていた。彼は「デュエル・マスターになりたい」と言う願いを持っていたが、なぜ選ばれなかったのかは不明。

この伏線として、彼のデッキには未来の法皇ミラダンテSFが入っており、第24話にてウィンがデッキを代わりに使った際使用していた。このことから、法皇→法王と掛けていたのだと思われる。

デュエル・ウォーズが開催した後は、他のデュエマさいこークラブのメンバーと同様決勝リーグ(ベスト16)まで勝ち上がる。その後ベスト8まで勝ち上がっていたが、上記の長考癖がメンタル・デュエマのルール(ドローから10秒以内にプレイを再開しないと、強制的に相手ターンへスキップ)で足を引っ張り敗北(しかも対戦相手はカイザ)。

更にその後、アニメでも漫画でもユニコーンのような角を持つ白いネズミに出会っている。アニメ版では落雷による漏電で火事になったさいこークラブの部室に紛れ込んだネズミを、被害者と勘違いした穿田は保護し、チュウ太郎と名付けた。

事態が大きく動いたのは決闘学園編第40話。相変わらず長考癖に頭を悩ませていた矢先、チュウ太郎に連れられ学園の隠された部屋へ。中からチーズが飛び出した為、ネズミにエサを与える機械と思いDARK_MATERIAL_COMPLEXに触れると、封印が解かれCOMPLEXに操られてしまう。その様子を目撃したマズキとケンドラは彼を元に戻そうとキラー・キーナリーのデッキで挑むも敗北。２人は新たな犠牲者となるのだった。

デッキもマズキが使ったデッキと同系統の物を使っている。

そしてリッパー教授とのデュエマ後に自身の望みが「誰の陰にも隠れない主人公でありたい」ということに気付き、COMPLEXに頼った結果、堕ちる所まで堕ちることに…