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『甲鉄傳紀』とは塚原重義が制作した自主制作アニメーション、およびその世界観の総称である。


概要

石油資源が枯渇し木炭エンジン技術が発達したスチームパンクレトロフューチャー世界観が特徴の自主制作アニメ

2003年の『戦雲の高層都市』から2005年の『通勤大戦争』まで計6作品が制作され、FLASH黄金時代の一翼を担った。

2020年にFlashPlayerのサービスが終了することに伴い、『戦雲の高層都市』と『オーニソプター』以外の4作品のHDリマスター化が行われ、YouTubeで公開されている。


細かい世界観設定は時期ごとに変化があり、『オーニソプター』以前は労農党軍ではなく海底トンネルを通って大陸から侵入してきたと思しき勢力が過激派の黒幕とされていた。

また『端ノ向フ』の制作中に世界観設定の大幅な変更が行われ、実在の国名・地名の記述がすべて削除された。


作品解説

戦雲の高層都市

『甲鉄傳紀』を題した最初の作品。公開当時は「甲鉄戦記」と題していた。

工場の周りに民家が積みあがったような積層構造の都市「高層都市」を舞台に装脚バイクで逃げる過激派ゲリラとそれを追跡する国防軍戦車隊を描く。

前述のとおり最初期の設定を下敷きにした作品であるため後の作品との間で設定に齟齬が生じ、シリーズで最も早く2006年頃に公開を終了した。

装脚戦車の憂鬱

本作から正式に「甲鉄傳紀」がシリーズタイトルとなる。

桑井渓谷に構築された過激派組織のトーチカ陣地。そこに設置された重戦車に果敢に挑む国防軍装脚戦車隊を描く。

オーニソプター

シリーズの大まかな世界観が確立した作品。小型の模型オーニソプター「とびうお號」が市民の喧騒やゲリラと国防軍の銃撃戦を飛び越えて都市を飛んでいく。

Flash☆Bomb`04上映作品。

ウシガエル

暴走した害獣駆除機「ウシガエル」に追跡されるヤマトトビネズミのねね。それを助けた犬のあずきもまた暴走害獣駆除機群に追跡される。

現在でも塚原の代表作との呼び声高い傑作FLASH。

第3回紅白FLASH合戦参加作品。

2024年に『クラメルカガリ』併映としての劇場上映にあたり効果音の差し替えが行われた。

春陽とわたし

多磨工科大の学生・染井由乃はキャンパスでふしぎな世界に迷い込む。

シリーズの中でも異質かつ幻想的な作品。

通勤大戦争

熱血会社員・本郷征太郎には毎朝通勤電車で競い合うライバルがいた。彼は通称「ヒゲ男爵」。会話を交わしたことも無ければ互いの名前も知らない。彼らが競い合うのは通勤電車の空席。

一方そのころ皇国北部・津刈海峡に労農党軍飛行船団が侵入。これを迎撃すべく国防軍飛行隊が出撃する。

Flash☆Bomb`05上映作品。


狭義の上ではタイトルに「甲鉄傳紀」と表示される上記6作品がシリーズとなっている。

しかし過去には同一世界観のテレビアニメ『アームズラリー』がシリーズに組み込まれたことがあり、現在ではシリーズ開始前に制作された同一世界観の3DCGアニメ『鉄路ゆかば』もシリーズに組み込まれている。いずれの作品もシリーズ内の作品とリンクする描写が存在する。


広義の上での甲鉄傳紀

公式サイトで明言されたことはないが、同一世界観の作品の総称として「甲鉄傳紀」の呼称が用いられることがある。

この場合は『鉄路ゆかば』、『アームズラリー』のほか以下の作品も当てはまる。

関連イラスト

『ウシガエル』公開十周年東京ラプソディ


別名・表記ゆれ

甲鉄傳紀シリーズ


関連タグ

弥栄堂 フラッシュアニメ

飛行船 歩行戦車 装甲列車

スチームパンク レトロフューチャー


映像研には手を出すな! - 作者の大童澄瞳は作中作に登場するPDT(個人防衛戦車)について「ウシガエル」の影響を受けた可能性に言及している。

安堂なつみ - 『オーニソプター』に彼女らしき人物が登場している。


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