概要
掌印は、ヒンドゥー教やインド神話の軍神インドラとも同一視される仏教の守護神、天部の一柱帝釈天の印。
宇宙空間のような光景が広がる領域。五条は無下限の内側と表現している。
相手に無限回の知覚と伝達を強制する術式効果「無量空処」が必中効果として付与されている(領域展開と同名)。
知覚→伝達→行動のサイクルのうちの「知覚と伝達」が無限に終わらないため、相手は膨大な情報量を流し込まれつつも思考を行動に移せず何も出来なくなる。さらに与えられる情報量により脳にダメージを負う。
五条自身が触れている相手に対しては必中効果が発動しない。
術式効果「無量空処」は赫や蒼と異なり、領域内でのみ発動する術式効果である。逆に赫や蒼を必中効果として領域に付与できるかどうかは不明。
渋谷事変では一般人・改造人間・呪霊が入り乱れる中、即興で0.2秒だけの展開を行い、影響を最小限に抑え、一般人を庇いつつ、相手の動きを止めた。ただしそれだけでも常人なら半年分の情報量が流し込まれ、社会復帰に2ヶ月を要する負荷がかかる。
人間と呪霊の脳の仕組みの違いから、人間より呪霊の方が効きが悪いが、それでも作中トップクラスの特級呪霊である漏瑚ですら思考が停止し何も出来なくなった事から対呪霊においても強力な領域であることには変わりない。
五条自身の膨大な呪力量と六眼による高い呪力効率、そして前述の反転術式で脳を壊して治す荒技により、連続して複数回の領域展開が可能。
また、一般的に領域の対内条件、対外条件、体積、構築速度などは術師ごとに決まったものがあり、易々と変更できるものではないとされているが、五条は無量空処におけるそれらを自由に設定可能。
英語版では『Infinity Void』と表記され、直訳すると「無限の虚空」
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前原圭一:大量の情報を流し込み身動きを取れなくする自称固有結界の使い手。ただし領域展開も本家の固有結界も空間支配系の技なのに対し、こちらはただ情報を弁舌でまくし立てるだけである。