概要
基礎データ
太陽からの距離 | 44億9510万km |
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直径 | 49528km |
表面積 | 76億1830万km² |
質量 | 1024垓1300京t |
重力 | 0.91(地球を1とする) |
公転周期 | 165年 |
自転周期 | 0.67日 |
表面温度 | -227℃ |
分類 | 氷惑星(天王星型) |
衛星の数 | 14 |
太陽系の第8惑星で最遠の惑星である。直径は地球の約3.9倍。太陽からの距離は約45億km。
天王星より小さいが、質量はこちらの方が大きい。また、惑星の中では金星に次いで公転軌道が真円に近い。
太陽系の惑星の中では最も遠い位置にある海王星は、地球から見える明るさは約8等級であり、肉眼では見えない。天体用双眼鏡で辛うじて見える程度、一般人で購入できる程度の天体用望遠鏡でも、青色をしているのが分かる程度である。
名はローマ神話の海の神ネプトゥーヌス(ネプチューン)から取られており、日本語での呼称もこれによる。
特徴
深い青色が特徴の星であり、内部構造は、天王星のそれと似ていると考えられている。
海王星の青色だが、これはガスに多く含まれるメタンによるものと考えられている。そのメタンで出来た雲もある。
また、周囲には薄いが環が存在し、十数個の衛星がある。この中で最大のものがトリトンである。海王星の捕獲されて誕生したと考えられ、逆行軌道を取っている。そのため、海王星に引っ張られて公転速度が遅くなり、将来的に潮汐力で砕かれ、環になると考えられている。
大暗斑
海王星表面に見られる黒い嵐。1989年にボイジャー2号が接近したさいに発見された。木星の大赤斑と違い不安定で、数年おきに消滅と出現を繰り返している。
この嵐は深層部で発生し、高度を上げることで出現すると考えられ、前兆として上記の雲が活発に発生する。その形は、コリオリの力の作用で維持していると考えられる。
観測
天王星の公転軌道が予測とズレており、その原因を未知の惑星による重力による影響と考えて計算された結果、1846年に発見された。
海王星に接近したのはボイジャー2号のみ。海王星やその衛星の鮮明な画像を届けている。
関連タグ
太陽 - 水星 - 金星 - 地球 - 火星 - 小惑星帯 - 木星 - 土星 - 天王星 - 海王星 - カイパーベルト