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気伝獣

きでんじゅう

気伝獣とは、特撮テレビドラマ『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。
目次 [非表示]

概要

大自然の意思から生まれ、ダイ族と共にゴーマ族の地球侵略に立ち向かう、気伝合金製の巨大な無機生命体。いずれも中国の神話・伝説に登場する神獣・動物をモチーフとしている。

ダイレンジャーの「気伝招来(きでんしょうらい)」の合図と共に、スターソードを空に向かって掲げる事で召喚される。

もっとも、気力を気伝獣に伝達できれば召喚が可能であることから、スターソードは必ずしもこのプロセスに必要不可欠という訳ではなく、実際に早口旅ガラスにスターソードを奪われた際、天宝来来の玉を替わりに掲げることで召喚を行ったこともある。


操縦方法は2パターンが存在する。1つ目はダイレンジャーが頭の上に乗って気伝獣に指示を与えるというもので、そのために足を固定するジョイントも頭部に備わっている。もう一つは体内に備わっているコックピットから、備え付けの水晶球に手を当てる事で意思を伝えるというもので、前者は主に移動時、後者は戦闘の際に活用される場合が多い。

気伝獣の操縦には膨大な気力が必要とされるため、天宝来来の玉を持たない場合は負担が大きく、十全にその真価を発揮する事ができない。そのため天宝来来の玉を手に入れて以降は、前述の召喚時の合図を発する際にスターソードとは逆側の手に、天宝来来の玉を持つようになる。


スーパー戦隊シリーズ初の「誕生の過程が作中で描写されている生命体の巨大戦力(※)」であるが、単に自然の力のみで誕生できる訳ではなく、その誕生の過程においては選ばれた運命の戦士――即ちダイレンジャーが風水の見地に基づいて地水火風あるいは宇宙などの気の流れが貯まる場所に気力を発しつつ、天宝来来の玉を力の集まるポイントに投げ込む必要がある。


(※ 前作『ジュウレンジャー』に登場する守護獣も無機生命体として設定されているが、彼らがどのような経緯で誕生したのか、という点までは作中では言及されていない)


一覧

各個体とも、種類こそ異なるが身体に「文字」を模した文様が描かれているのも特徴の一つである。


龍星王

リュウレンジャーの気伝獣。詳細は当該項目を参照。

気伝獣形態の他、人型の「気伝武人」への変形能力を有する。

胴体に平仮名の「り」、顔に数字の「15」が描かれている(ダイレンジャーがバトルフィーバーJから数えて15番目の戦隊だからと考えられる)。


星獅子

シシレンジャーの気伝獣。中国の伝承に出てくる唐獅子がモチーフ。

霧を呼び、幻を発生させる「大蜃気楼」という技を持ち、初披露の第6話では、シャダム中佐の幻覚を見せる事で巨大口紅歌姫を攻撃。その様を目にした本物のシャダムをも当惑させた。

大連王の兜・胸部・腕部、天空気殿の前部を構成。龍星王の着込む鎧、というコンセプトからの逆算からか、そのフォルムは箱組の寄せ集めといった趣が強く、獅子としての特徴は控えめとなっている。また、前足しかないと誤解されがちだが銀色の部分は後ろ足である。

その後ろ足にアルファベットの「S」が描かれている。


星天馬

テンマレンジャーの気伝獣。同じく中国などの伝承に見られる天馬がモチーフ。

得意技は「大重力」で、周囲の重力を操作して無数の岩石を自在に浮かせ、飛ばす事が可能である。

大連王の右脚、天空気殿の右側部を構成。

同様の構成である星麒麟も含め、大連王の合体方式ありきで設計されている都合上、足のない箱型の胴体から天馬の首を生やしている、という馬というには一寸苦しい見た目となっている。ボディに漢字の「馬」が描かれている。


星麒麟

キリンレンジャーの気伝獣。四霊の一体として数えられる麒麟がモチーフ。

時間を自在に操る「大時間」によって、敵からの攻撃を無効化出来る他、口からは気力を転換した破壊エネルギー弾を連射する。

大連王の左脚、天空気殿の左側部を構成。前述の通り星天馬と構造をほぼ同一としつつも、首の角度などで差異を付けている。ボディに平仮名の「き」が描かれている。


星鳳凰

ホウオウレンジャーの気伝獣。麒麟と対を成す事の多い鳳凰がモチーフ。

高速旋回から巨大な竜巻を巻き起こし、敵を吹き飛ばす「大旋風」が得意技。

大連王の腰部、天空気殿の後部を構成。

天空気殿を構成する4体のうち、比較的モチーフとなった神獣に近いフォルムの持ち主で、玩具ではオリジナルギミックとして両足も後付出来るようになっている。

翼に漢字の「鳳」が描かれている。


ウォンタイガー

キバレンジャーの気伝獣。龍星王と同様に気伝武人形態を有する。

両肩に平仮名の「び」が描かれている。

詳細は当該項目を参照。


ダイムゲン

上記の6体よりも遥か昔に生まれた、超気伝獣と呼ばれる生命体。

他の気伝獣のように主を持たず、自身が天宝来来の玉の力によって人間の姿から本来の姿へと戻る、という特徴を有する。

ボディに漢字の「玄」が描かれている。

詳細は当該項目を参照。


海外版

スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』では、悪の帝王ロード・ゼッドに対抗するための巨大戦力として、第2シーズンより気伝獣も登場する。作中では「サンダーゾード」と呼ばれ、合体することでサンダーメガゾードとなる。

各ゾードのネーミングはレッドドラゴンゾード(龍星王)などのように概ね原典に近いものとなっているが、中にはユニコーンゾード(星天馬)や、グリフィンゾード(星麒麟)のように、本来のモチーフとは必ずしも合致しないものもある。


この時期のパワーレンジャーは、原典であるスーパー戦隊のように1年毎に世界観をリセットした異なる作品として制作されている訳ではなく、あくまで前シーズンからそのまま世界観や登場人物などの多くを引き継いでいるため、サンダーゾードもホワイトタイガーゾード(ウォンタイガー)を除き、それまでの巨大戦力であるダイナゾードからモーフィング変形してサンダーゾードとなるという方式が取られている。

搭乗者であるパワーレンジャーも、第1シーズンから強化スーツなどはそのまま用いられているので、日本人から見ると「ジュウレンジャーダイレンジャーの巨大ロボを操縦している」という、色々と違和感を掻き立てられる絵面となっている。


関連タグ

五星戦隊ダイレンジャー 天宝来来の玉 巨大戦力


スーパー戦隊が使役する巨大戦力の系譜

守護獣気伝獣獣将/獣将ファイター/超忍獣

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