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恐怖の世界

きょうふのせかい

「恐怖の世界」とは、PLAYISMが販売するインディーゲームの1つである。原語版のタイトルは「World of Horror」。
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概要

ポーランドの天才医師・Panstasz氏が漫画家・伊藤潤二を始めとした日本のホラー作品を多大な影響を与えられて制作されたインディーゲーム

クトゥルフ神話をベースとしており、198X年の日本の塩川町を舞台に、一見平和そうな町の裏で行われている旧き神の復活を阻止するべく主人公である探索者が怪異事件を調査するというもの。


ゲームの内容としてはクトゥルフ神話TRPGに近く、ゲーム画面は白黒で1980年代のPCゲームを連想させる。

なお、ゲーム内各所にプレイヤーをビビらせる演出が多く含まれている(サブリミナルに映る恐怖映像など)。

また、クトゥルフ神話だけでなく、日本の都市伝説をモデルとしたシナリオやイベントもある。


プレイする度にゲーム内で起こるイベントが変わり、組み合わせ次第では難易度が劇的に簡単になったり難しくなったりするという、ある意味ローグライクゲーム的な要素がある。

そのため、ゲームの仕様を理解しないと探索者は結構死にやすくなっている(理解しても死ぬ時は死ぬ)。


日本を舞台としつつ、PCによるアーリーアクセス版は日本語は対応されてなかったが、2023年10月19日にて日本語が正式対応された製品版が発売。Steam版だけでなく、NintendoSwitchプレイステーション4で遊べるようになった。

ただし、海外産ゲームのお約束として、一部翻訳がおかしかったり、文章が画面からはみ出すなどはご愛嬌。また、ゲームハードによって微妙に翻訳が異なる。


あらすじ

198X年、日本 塩川町

私たちの住むこの町で、何か奇妙なことが起こり始めていた…。


夜な夜な、森の中に集まるローブを着た集団。次々に行方不明になる町の人々。

海辺を脅かす不気味な怪物…。


現代の科学は飛躍的な進歩を遂げ、人々に快適な暮らしをもたらす…

一方で、新たに未知なる脅威も現れていた。


現実が崩壊し始める中、遥か昔に地球を支配していた存在「旧き神」が目覚めようとしている。


手がかりと呪文、そして薄れゆく理性を頼りに、あなたは町中を調査することになる…。

時には、現実世界を超えた異界へ足を踏み入れることになるだろう。


古びた電車が減速し、終着駅に停車する。


―――


世界の終わりが迫る中、ついにあなたは怪異渦巻く町へと辿り着いたのであった…。


ゲームモード

身の毛もよだつハサミ女の未解決事件

シナリオの1つ、「身の毛もよだつハサミ女の未解決事件」だけをプレイできるチュートリアルモード。

主人公はコウジ固定で、最初から武器になる西洋式カミソリと、回復アイテムの鯛焼きを所持している。旧神やバックストーリーの設定もない。

ゲームシステムを理解するために、まずはやっておきたい。


部活動

最低難易度で、旧神とバックストーリーをランダムの状態でプレイするモード。

主人公はアイコ固定。下記にもあるがアイコ自身は初心者向けとも言える強い探索者なので、そんなに難しくはない。

ある程度実績を解放したいのであればおすすめである。


クイックプレイ

探索者と旧神、バックストーリーがランダムの状態でプレイするモード。

モード選択画面の右側にある項目で、難易度やタイムラインなどを設定できる。

カスタマイズが面倒くさい人向け。


カスタムプレイ

探索者や旧神、バックストーリー、難易度などをプレイヤーが選択できるモード。

クラシックモード

通常と同じく、シナリオを5つクリアして最終エリアをクリアすることが目的のモード。

エンドレスモード

カスタムプレイで選択できるルール。シナリオを行わず調査のみを延々と行い、できるだけ長く生き延びる事が目標となる。

目的地を調査することでターンが経過(目的地以外を調査、または追加ロケーションに入ってもターンは経過しない)し、10ターン経過する度にボーナスが付与される。

この仕様のため、シナリオ内限定のバフ・デバフがゲームオーバーになるまで永続される。

シナリオモード

現在は選択不可能であり、近日アップデートで実装されるとのこと。


チャレンジ

チュートリアルモード以外で一切自宅休憩せずにゲームクリアすることで解放されるモード。

通常のモードでは物足りなくなった人向けの縛りプレイであり、提示されたお題でシナリオに挑むようになる。

(例:ハルが主人公の「今すぐ禁煙」はタバコを持つことができず、常にバッドステータス「禁断症状」に苦しむというもの。チャレンジの中では最も簡単なお題)


システム

ステータス

  • スタミナ(STA)

所謂HP。探索者画面の左上の数値。難易度などにもよるが最大値は21。

肉体的ダメージを受けると減少し、これが0以下になるとゲームオーバー(設定によっては、理性も含めて戦闘中であれば-4までならゲームオーバーにならないが、そのまま回復せずに戦闘を終了するとゲームオーバーになる)。

  • 理性(REA)

クトゥルフ神話TRPG的に言えばSAN値にあたる。探索者画面右上の数値。こちらも難易度によるが最大値は21。

恐怖イベントや精神的ダメージを受けると減少し、こちらも0以下になるとゲームオーバー。

クトゥルフ神話TRPGよろしく、呪文を使うことでも消費される。あちらと違い、一定量消費したら発狂するなんてことはない。

  • 筋力(STR)

バールやバットなどのSTR依存の武器に対する攻撃速度に影響する他、敵の攻撃をブロックする際の行動速度にも影響する。

物を運ぶ、岩を登るなどの筋力を使ったイベントの成功率に関わる。

  • 敏捷性(DEX)

割れた瓶や刀などのDEX依存武器に対する攻撃速度に影響する他、敵の攻撃を回避する際の行動速度にも影響する。

走って追いかけたり、何かを避けながら行動するイベントの成功率に関わる。

  • 知覚(PER)

アーミーナイフやチェーンソーなどのPER依存武器や、銃器に対する攻撃速度に影響する。

なにかに気付くイベントの成功率に関わる。

  • 賢さ(KNW)

メスや儀式用のナイフなどのKNW依存武器に対する攻撃速度に影響する他、霊体の敵への攻撃ダメージに関わる。

知恵を使うイベントの成功率に関わる。

  • カリスマ(CHA)

仲間関連のコマンドの行動速度に影響する他、学校での仲間集めの成功率に影響する。

人に信用されるイベントの成功率に関わる。

  • 幸運

ステータス画面には表示されないマスクデータ。

運を使うイベントの成功率に関わる。

  • 所持金(FND)

探索者が所持しているお金。買い物やイベントで使用する。


破滅値(DOOM)

今作で最も重要な数値。探索やイベントなどで増減し、これが100%になるとゲームオーバーになる。

減少する手段が限られている上に、調査したり施設を利用したりすると上がっていく。そのため如何に無駄な行動をせずにシナリオを進められるかが重要になっている

シナリオ進行のためにも探索しなければならないため、破滅値が上がることは避けられない。減少するには破滅値減少イベントを引き当てるか、シナリオをクリアしなければならない。


経験値(EXP)

戦闘に勝利したりイベントをおこなったりすると上がり、100以上になるとレベルアップできる。ただし、レベルアップは必要経験値到達で自動で行われず、手動でレベルアップするか否かをプレイヤーに委ねられている。

一部のイベントに数値が関わったり、経験値を消費して効果を発揮するアイテムも存在する。


パーク

レベルアップすることでステータスアップと同時に入手できる技能。ランダムで抽選された3つの中から1つ選ぶようになる。

欲しいパークがなければ再度抽選し直すことも可能であるが、破滅値が上がってしまう。

ステータスの上昇だけでなく、一部のイベントでの選択肢を増やすことも可能。また、探索者固有のパークも存在する。


アイテム

探索者は最大で4つまで持つことができる(バックパックや仲間の効果などで所持数を増やせられる)。

持ちきれないアイテムは鞄の中に収納され、アイテムは売るか捨てる事ができる。

中にはシナリオ進行やサイドミッション達成で入手できる重要アイテムがあり、こちらは捨てる事ができない。シナリオクリアで自動的に廃棄されるものもあれば、極一部はシナリオクリア後も残り続けるため、そういったものは鞄の中に収めておこう。

鞄に収めたアイテムはゲーム画面左下の「保管したアイテム」から取り出せるが、戦闘中や一部のシナリオでは保管したアイテムを取り出せないので注意。

アイテムはイベントや敵からのドロップの他、アイテムショップで購入可能。

装備

一部アイテムは装備することができ、装備したアイテムは所持数に含まれない。

Aスロットは武器、Bスロットは防具(懐中電灯も含む)、Cスロットはアクセサリーになる。


呪文

魔導書を読む、またはイベントや図書館、歴史部などで習得する魔法。魔女の木で呪いを付与される事を条件に習得することも可能。

呪文スロットで最大4つまで習得できる(儀式のローブを装備するなどでスロット数を増やせる)。理性(物によってはスタミナや経験値)を消費して発動し、どれも強力な物が多い。

旧神がアトゥ=ヨラズスだと理性の代わりに破滅値が上がる。

なお、モアイ像のイベント画面表示中は代償なしに魔法が使える他、呪文を忘れることで理性が回復する。そのため、呪文を使わないのであれば、とっとと忘れさせて理性を回復させた方がいい。


仲間

学校の校庭や海辺にある密造者の小屋、イベントなどで集めることができる。仲間入りすることでステータスの変動や恩恵を受けられる(中には仲間から外すことで能力を発揮する者も)。

校庭の学生達はカリスマ値によって仲間入りの成功率が変動し、破滅値が上昇する代わりに強引に仲間入りさせることができる。

密造者の小屋の仲間は必ず仲間にすることができるが、破滅値が上がってしまう。

バックストーリーによっては人間を仲間にすることができない(犬と隠者は仲間にすることができる)。


戦闘

ターン制であり、複数ある行動を組み合わせて攻撃や防御などを行う。

重要なのは攻撃や行動にかかる速度であり、速度の数値が少ないほど、1ターンで行える行動の数が増える。なお武器によるダメージ値は武器ごとに固定されているため、各種ステータスは武器や行動の速度に影響される。

そのため、探索者のステータスに合った武器の装備や、行動選択が重要となる(筋力高めならSTR対応武器を装備してブロックで敵の攻撃を耐えつつ戦う、など)。

他にも破滅値が上がるものの戦闘から確実に逃げられる「逃走」(ボス戦(なお一部のボスは特殊アイコンで逃走可能)や、旧き神がクタク=アトラスだった場合を除く)や、霊体の敵にダメージを与えられる「現世から切り離す」、次の攻撃を確実に当てられる「攻撃準備」、即席の武器を拾ったり、敵を観察することも可能。

一部のボス戦では特別な行動アイコンが現れる(他の人を犠牲にしてボスを弱体化、呪文を唱えている者を狙うなど)。

なお、呪文は速度バーに影響されず、理性に余裕があれば何度でも使用可能。アイテムを投擲して敵を攻撃することも可能で、こちらも速度バーに影響されない。

ただし、一部を除いて戦闘中の装備の変更は不可能。


シナリオのこと。探索者を待ち受ける5つの怪異事件(最低難易度だと4つ)。これらを解決する度に郵便受けから鍵を入手し、灯台の扉を解錠して旧き神復活を阻止するのが、探索者の目標である。

シナリオはランダムで抽選され、ゲーム開始時に限り何度でも再抽選可能(シナリオを1つ開始したら抽選不可能)。

基本的に探索して事件解決すればいいが、一部のエンディング到達はサイドミッションクリア、または特定のアイテムの所持・装備、あるいは別シナリオでの結末や入手アイテムが必須のものがある。また、タイムライン設定でもエンディングやイベントが変化する。

サイドミッション

ある場所を2回調査する、アイテムを2つ捨てる、校庭の生徒から噂話を聞くなどの条件を達成することで、シナリオのエンディングに関係するアイテムや情報、フラグを入手する。

達成しなくてもクリア可能であるが、達成するとエンディング後に追加経験値を得られる場合がある。一部のシナリオではサイドミッションがない。

旧神の災厄

シナリオクリアの度に起こる、町の状態の変化。

自宅の風呂が使えなくなる、一部施設の使用不可、一部の場所の調査での破滅値増加量が上がるなどのデバフ効果をゲームクリアまで永続付与される。

旧神やバックストーリーの組み合わせ次第では難易度が劇的に上がる。

自宅

ゲーム開始時、またはシナリオの合間に行くことができる。

風呂に入ってスタミナと理性を少量回復したり、他の服に着替えたり、ニュースを見たり、アイテムを整理したり、中断セーブしたり、ドアの覗き穴を見てドッキリしたりできる。

ここから次に始めるシナリオを選択できる。

なお、現在製品版では中断セーブすると実績とそれで解放される要素のいくつかが消えてしまうという致命的なバグが発生しており、それを修正するパッチを近日までにアップロードする予定とのこと。


調査

現在地を調査し、ランダムイベントを起こす。

シナリオ進行に関係される場所は丸印で指し示され、発生したイベントの内容を問わず、調査することでシナリオが進行される。

各場所にはお店などの追加ロケーションがあり、ゲーム開始時に1つの場所につき2つのロケーションを選べる。施設の出入りではシナリオ進行しないので注意。

一部の特殊シナリオでは、一部の限られた場所しか探索できない(例えばチュートリアルモードにもなっている『ハサミ女の未解決事件』は、共通イベントや学校のイベントしか発生しない)。


  • 自宅

探索者の拠点。調査はできない。

休憩することで破滅値が上がる代わりにスタミナと理性が回復する。何度でも使用可能。

また、探索準備として探索者固有のアイテム(もしくは所持金1つ)を入手可能。


  • 中心街

町中を調査する。人型の敵が出現しやすい。

追加ロケーションは、犬が経営する「アイテムショップ」の他、探索・戦闘難易度となる危険度を下げられる「警察署」、オカルトグッズが揃っている「オカルトショップ」、価格は高いが回復アイテムが揃っている「自動販売機」の4つ。


  • アパート

探索者の自宅があるアパート。変質者な敵が出現しやすい。

追加ロケーションは佳那がいる「隣人の部屋」だが、行く必要もなく破滅値も上がらない。


  • 学校

学生の探索者の母校。学生服、または教師の敵が出現しやすい。

追加ロケーションは、破滅値が上がる代わりに呪文や経験値を得られる「図書館」や、学生たちが集まる「校庭」、軽傷程度なら入るだけで無償で直せる「保健室」(ただし病院より破滅値が上がりやすい)、破滅値が上がる代わりにオカルト系アイテムや魔法、パークを入手できる「歴史部」の4つ。


  • 病院

怪しい看護師や怪しい通院者が屯する。よってナース系の怪物が出現しやすい。

追加ロケーションは、所持金を消費して怪我を直してくれる診察室に行ける「待合室」(待合室は入るだけなら破滅値は上がらない)や、薬が買える「薬局」の2つ。


  • 海岸

港や洞窟も含む。塩川町の外なので旧神の災厄『交通封鎖』の影響を受ける。海関係の敵が出現しやすい。

追加ロケーションは、武器などが売られている「金物屋」、『外なる存在』なるものにスタミナを捧げると破滅値を下げられる「モニュメント」、違法アイテムや仲間を入手できる「密造者の小屋」の3つ。


遭難者や自殺者が多発する危険地帯。塩川町の外なので『交通封鎖』の影響を受ける。植物系の敵が出現しやすい。

追加ロケーションは、呪いを受ける代わりにスタミナや呪文、所持金を入手できる「魔女の木」。1回のプレイで3回までしか使えず、3回使ったあとに向かうと破滅値が上がるだけになってしまう。


  • 屋敷

寂れて荒れた屋敷。塩川町の外なので『交通封鎖』の影響を受ける。人食い人形や生首など怪談に出てきそうな敵が出現しやすい。

追加ロケーションはない。


塩川町から離れた寒村。塩川町の外なので『交通封鎖』の影響を受ける。異形の怪人が出現しやすい。

追加ロケーションはない。


  • 異世界

学校、村、屋敷の特定イベント、あるいは呪文『ヴォイド』を使用することで辿り着ける。厳密にはイベント扱い。

「極北の大地」、「血に染まる砂漠」、「聳え立つ王国」の3つのイベントからランダムで1つ発生する。デメリットやリスクは大きいものの、どのイベントもレアアイテム入手のチャンスがある。「極北の大地」は訪れた時点で凍傷のバステをもらってしまう。

「血に染まる砂漠」で手に入るは作中最強クラスの攻撃力を持つ。DEXに自信がある探索者なら狙う価値はある。


  • 灯台

カルト信者たちが旧神を召喚する儀式を行った場所で、侵入するためには5個の謎を解いて鍵を入手して封印を解かなければならないラストステージ。

五つのイベント(呪いによっては六つ)をこなして階層を登ってゆき、てっぺんの魔方陣にたどり着いて魔法陣を破壊すればクリアし探索者は生還となる。

イベントの内容は以下からランダムに選ばれ、条件を満たしておらず失敗するとダメージを負ったり破滅値が上がるペナルティーを喰らう。

〇仕掛けの解除及び自殺志願者の説得。対応する能力値が8以上ないと失敗。

〇暗闇。光源がないと理性が減る

〇クイズ。内容は”二番目に挑んだ謎”もしくは”二番目に戦った相手”。まさかのテスト。

〇タカシさんとの戦闘。破滅値をどんどん上げてくる。戦闘が全く苦手な探索者には鬼門。


バックストーリー

特に効果がない「恐怖の世界」以外は、何かしらのデメリットを課す代わりに、追加経験値や破滅値減少、所持金が増えるなどのメリットを受けられる。

謂わば縛りプレイ。それぞれのバックストーリーでクリア、一部はある条件で解禁される。

以下、一部紹介。

  • 恐怖の世界

最初から選択可能。特に効果はない。

  • 病歴

戦闘で怪我を負いやすくなる。最初からアイテム「医療用キット」と、傷・呪いの欄に捨てることで追加経験値を得られる「退院サマリー」を入手した状態で始められる。

  • 教団の追手

調査中に稀にだが教団の追手という追加された敵とバトルになる。シナリオクリア時に破滅値が1%下がる。

  • セブンスカース

人間を仲間にできない。最初から佳那を仲間に入れられる「蠢くウナギと胡乱な隣人」がシナリオに選択されない。その代わり、所持金が+4の状態で始められ、犬や隠者は仲間にできる。

  • 不幸体質

イベントにおけるスキルチェックが必ず失敗する。最初から経験値が133の状態で開始される。

  • 夢想家

Aエンド以外でクリアすると破滅値が7%上がる。タイムライン設定によっては難易度が劇的に上がる。


怪我・呪い

敵の攻撃、またはイベントなどで付与されるバッドステータス。

怪我は病院の診察室で所持金(軽傷は1、重傷は2)を消費することで治療可能。ただし、診察室に入る度に破滅値が上がる他、診察室画面で怪我の項目から治したい怪我を選択しないと治療されないので注意。

呪いは解呪方法が非常に限られており、基本的にはゲームクリアまで治ることはない。中にはPTSDや、ストーカーに付き纏われる事なども呪いとして扱われている。一部は破棄することができるが、相応のデメリットを課せられる。

なお、怪我と呪いは同じものが累積することがあり、効果も累積される。


主な登場人物

探索者

プレイヤーの分身となる、塩川町の怪異事件を追う若者たち。飲酒・喫煙描写があるためか、全員が20歳以上である。

最初は5人のみだが、一定条件で探索者が解禁される。

初期の5名とミミは他の探索者より能力値合計が高めに設定されている。


最初から選択可能な探索者

  • 南 桐江(キリエ)

20歳の女性。転校生。

幽霊に付き纏われている事に悩んでおり、その原因が塩川町で起こっている怪異ではないかと思っている。

筋力が低い代わりに賢さが高く、最初からランダムに呪文を覚えた状態でスタートできる。

固有パークは呪文関係や霊体への与ダメ上昇関係。

製品版のPVで真なる邪悪に追い詰められて自殺してしまう可哀想な子。

探索準備で入手できる固有アイテムは「桐江の鞄」。所持中は呪文を忘れる事で理性少量減少、破滅値+1%で新しい呪文を入手可能。


  • 高橋 愛子(アイコ)

20歳の女性。水泳部部長。

溺死した男の霊に襲われ、水中に引きずり込まれる怪異事件の被害者。何とか一命をとりとめ、塩川町の怪異事件を解明しようと決心する。

製品版のPVでは列車の中で怪奇現象に遭遇する。

賢さは低いが敏捷性が高く、全戦闘行動に速度ボーナスを付与するという戦闘向き。ゲームモード「部活動」で主人公になるなど、初心者向けの探索者である。

固有パークは戦闘系の物が多いが、自宅の休憩の回復値が増え、休息イベントでデメリットなしに回復できる「熱々のお風呂」も優秀。

スク水の上に上着を羽織った中々に勇気がいる姿で、町中を調査する。

探索準備で入手できる固有アイテムは「愛子のぬいぐるみ」。装備すると知覚と幸運が-2になる代わりに戦闘での被ダメージが-1になる。


  • (ハル)

24歳の男性。逃走するヤクザ。

古びた廃屋敷に弟分たちと共に盗みに入り、怪物によって弟分たちを皆殺しにされ、彼はただ車で逃げ去ることしかできなかった。

製品版のPVでは、仮面のストーカーとの戦いでバランスを崩し劣勢に追い込まれるが、相手がバッドを振り下ろそうとした時点で後述のコウジ殺害シーンに切り替わるため、結末は不明。

賢さは低いが筋力は高く、最初からアイテム「タバコ」を所持している。固有ステータス「仁義なき戦い」で、呪い「ニコチン中毒」発動時に与ダメボーナスが貰える。その代わり、定期的にタバコを吸わないと「禁断症状」で弱体化する。

固有パークは戦闘技能やアイテムショップ関係のものであり、特に販売品枠が1つ増え、違法品の売却が可能な「ヤクザカード」は便利。

探索準備で入手できる固有アイテムは「タバコケース」。所持している間、探索すると15%の確率でタバコを1つ入手できる。


20歳の女性。ティーンアイドル。

自身のキャリアを上げるため、旧き神の復活を止めることが一番手っ取り早いと思い、怪異事件に挑む。

製品版のPVでは一人ぼっちで何かから逃げている。

筋力は弱いがカリスマが高く、最初からランダムで仲間1人がいる状態でスタートする。

固有ステータス「みんながいれば怖くない」を持ち、理性の上限が+1される代わりに、シナリオクリア時に仲間が2人以上いないと理性が下がる。

性能としては微妙な部類だが、何がとは言わないがデカい。固有ステータスも仲間関連の物が多い。

探索準備で入手できる固有アイテムは「化粧鏡」。イベントの選択肢に追加情報が表示される。


  • 田川 浩二(コウジ)

20歳の男性。カメラマン。

怪異事件の脅威を広め、政府が有耶無耶にさせないために怪異事件に関わる。

敏捷性が低いものの知覚が高く、最初からアイテム「カメラ」を所持した状態でスタートする。

良くも悪くも普通であり、チュートリアルモードの主人公にもなっている。

製品版のPVでは、ハサミ女に口を切られて殺害されている。

探索準備で入手できる固有アイテムはなし。


追加探索者

  • 美々(ミミ)

22歳の女性。医学生。

塩川町で怪異事件が発生したことを機会に、これまで学んできたすべてを試すべく行動する。

敏速性が低いものの賢さが高く、最初から武器アイテム「メス」を所持した状態でスタートする。

固有ステータス「美々の妄執」で、最初から理性の上限値が-20%になっている。ただし、目立った欠点はそのくらいであり、最初から武器を持っている&固有パークが戦闘特化と結構優秀。

チュートリアルモード以外で2回クリアすることで解禁されるため、遊んでいたらいつの間にか追加されていた……なんてことも。

探索準備で入手できる固有アイテムは「解剖学書」。使うとスタミナが2減る代わりに経験値が+8される。何度でも使用可能。


  • 奥沢 樹里(ジュリ)

21歳の女性。逃亡中の跡取り娘。

「一族の呪い」により、何か恐ろしい存在に追われ続けており、後ろで背後霊みたいに何かが付きまとっている。

敏速性が低いものの、知覚が高い。

特記すべきは固有ステータスの「忍び寄る魔の手」であり、レベルアップに必要な経験値が50になるという超早熟型探索者。ただし、その代わりに恐怖メーターという固有のカウンターが用意され、これが100%になると以降はレベルアップできなくなり、経験値が強制的に0になって上がらなくなる。しかも、恐怖メーターは破滅値の倍の速さで上がり続け、減少させる手段がシナリオクリアで多少下がるくらいのみ。

そのため、恐怖メーターが上がり切るまでにどれだけレベルアップできるかが重要になる。破滅値が上がりやすい歴史部とはかなり相性が悪い。

チュートリアルモード以外で5回クリアすることで追加される。

探索準備で入手できる固有アイテムはなし。


ここまでは普通にプレイするだけで簡単に追加されるが、以降は狙って行動しなければ追加できない。


  • 美久(ミク)

20歳の女性。暴徒。

中心街に出現する敵『暴徒』の一員。彼女を倒すことで入手する処方箋を薬局で使って薬を買い(かなり高額)、ある場所にいる彼女に渡すことで探索者に追加される。

混沌を広めることに熱中する反抗的な少女であるが、その実は彼女なりに自分の故郷を守りたいだけである。

知力が低いものの、筋力が高い。

ステータスは低いが、固有ステータス「災禍をもたらす者」で破滅値が20%ずつ達する度に全ステータスにボーナスが付与されるという、終盤になるほど強くなる探索者。

固有パークも戦闘向きの物が多く、能力判定に失敗しても理性が回復する「死線を越えし者」が優秀。

彼女を主人公にゲームクリアすると特別なエンディング画像が見られる。

探索準備で入手できる固有アイテムは「ギター」。所持している間、自宅で休憩すると破滅値上昇値が+1%になる代わりに理性の回復値が+1になる。


  • 石井 守子(モリコ)

20歳の女性。猟師の娘。

ある手順を踏んで、森の中で行方不明になった人を救出すると追加される。

動物達を守るために、父親の警告を振り切って怪物狩りをしている。本人は森を守りたいだけだったが、知らず知らずの内にそれが世界を救うことになっていく。

敏捷性が低いものの、知覚が高い。最初から父から無断で借りた「古いショットガン」を所持しており、銃の扱いに長けている。

固有パークはシナリオ解決時にスタミナ回復や弾薬補充できるものや、銃を装備している時の近接戦闘のスピードが上がる「巧みな銃さばき」と優秀。

アイコに並ぶ、探索者最強候補である。

探索準備で入手できる固有アイテムは「聖なる実包」。戦闘中に使うと弾薬が+1、破滅値が+5%になり、次の射撃攻撃のダメージが+10される。


  • 市村 由美子(ユミコ)

20歳の女性。野球部員。

一度のプレイで、木製バットと野球のバットの2つを入手すると追加される。

家族旅行中に突如として行方不明になった双子の兄を探すため、どんな犠牲を払ってでも見つけ出そうと躍起になっている。

ステータスは可もなく不可もなしで、最初から「幸運のバット」を所持しており、脳震盪を患っている。固有ステータスも戦闘向けで悪くはないが、育成しにくく上級向けである。

探索準備で入手できる固有アイテムは「野球ボール」。戦闘中に使うと敵のPWRを0にする。強敵相手に使用したい。


  • 若松 俊明(トシアキ)

20歳の男性。元カルト信者。

歴史部で4回買い物をして特殊エンディングを発生させると追加される。

元々は歴史部の部員だったが、歴史部の部員達がカルト宗教と化して邪悪な企みをおこなっていると知り、彼らが大切にしている「ネクロノミコン」を盗んで逃走した。ただし、歴史部の利用は可能。

筋力が低いものの、知覚が高い。最初から「ネクロノミコン(死霊秘法)」を所持しているが、ハードによっては他のアイテムや呪文などが無い状態で自宅でアイテム画面を表示すると詰む(普通の方法でカバンへ収納する事もできない)。

ネクロノミコンの呪文はレベルアップの固有パークで追加される。だが、その殆どのコストが破滅値上昇であるため、使いすぎるとすぐにゲームオーバーになりやすい。

探索準備で入手できる固有アイテムは「ブックバンド」。所持品の本の数だけ戦闘での行動スピードが上がる。


  • 黒井 彩伽(アヤカ)

20歳の女性。魔女。

一度のプレイで5種類の呪いを付与されると追加される。

かつて儀式を拒んだ仲間を殺害し、今もその怨念によって苦しみ続けている。

幸運が低いものの、賢さが高い。所持、または装備している間はシナリオ開始時に呪いが2つ付与され、シナリオ解決後に呪いを1つ解く事ができる「オニキスの首飾り」を最初から所持している。

固有パークは全て、自分に付与された呪いの数だけダメージ数と行動スピードが上がる「血の渇望」、全能力値が上がる「怪魔の憑依」、シナリオクリア時の破滅値減少値が増える「呪いの人形」と、本来ならバッドステータスの呪いを力に変えるハイリスク・ハイリターンなぶっ壊れ探索者。アイコやモリコに並ぶ最強格である。

探索準備で入手できる固有アイテムは「彩伽のチョーク」。悪霊系の敵への与ダメが+2になる。


  • 川地 八代(ヤシロ)

26歳の男性。聖職者。

ある方法で異世界の「聳え立つ王国」にある血を飲み、特殊エンディングに行かずにゲーム続行されることで追加される。

ある日、数年前に亡くなったはずの姉から手紙が届いたため、真相を確かめるために塩川町行きの始発電車に乗って塩川町にやってきた。

カリスマが低いものの、賢さが高い。最初から、装備すると霊体の敵に対して物理攻撃ができる「銅の十字架」を所持している。

また、彼のみ固有の能力値「信仰値(FTH)」を持ち、戦闘勝利やシナリオクリアで上がり、戦闘中にダメージを受けると下がる。信仰値が高いほど恩恵が得られるが、0以下になると強烈なデメリットが付与される。

普通にプレイすると信仰値は下がりやすいため、かなり使い勝手が悪い。また、固有ステータス「不幸の手紙」のせいでレベルアップしにくい。

探索準備で入手できる固有アイテムは「汚れた聖書」。所持している間に自宅で休憩すると信仰値によってスタミナか理性の回復値が+1になる。


旧き神

旧神とも呼ばれるが、設定的にはクトゥルフ神話の外なる神旧支配者に近い。

ゲーム開始時に数柱の神々の中から1柱が選出され、その邪神の復活を阻止するのが目的となる。

対峙する邪神によって特殊ルールと追加されるイベントが異なる。また、探索者と同じく一定条件で選択できる邪神が増えていく。


最初から選択可能な旧神

  • クタク=アトラス

蜘蛛の神。媒体は蜘蛛の繭。

その姿は、人間ほどの大きさの巨大蜘蛛。

常に飢えており、飽くことのない食欲を満たすために蜘蛛の繭を内側から引き裂こうとしている。

特殊ルールは「永縛の綱」。戦闘から絶対に逃げられなくなる。厄介な敵に遭遇しても逃げられないため、スタミナと理性の消費が激しくなる。低難易度では然程に脅威ではない。

追加イベントもデメリットが少なめ。

モチーフはおそらくアトラク=ナクア


  • イトツ

貪り喰らう炎。媒体は大理石の棺。

その姿は、炎をまとった黒き大理石像。

アレクサンドリア図書館の焼失はこの邪神の仕業だとされており、その大理石像が最近になって発見され、000美術館で待望の初展示されようとしていた。

特殊ルールは「エントロピー」。自分と敵の与ダメが+1される。

モチーフはおそらくクトゥグアヤマンソ


  • アトゥ=ヨラズス

万象を覗く瞳。媒体は天体望遠鏡。

地球を飲み込むほどの巨体を持つバックベアード。地球に接近する度に、この神の巨体で星が見えなくなり始める。

気にいった相手に力を与えて魔術師や超能力者にさせるが、その授かった力はこの邪神の巨体を地球へと引き寄せ、やがては地球を飲み込んでしまう。その事実を、力を与えられた者達は知らない。

特殊ルールは「宇宙からの恩寵」。呪文を使う際、理性の代わりに破滅値が上がる。理性は回復手段が多いが、破滅値は減少手段が少ないため、おいそれと呪文が使いにくくなってしまう。ただし、呪文を使うつもりがなければ、忘れる事で理性回復に使える。

追加イベントは破滅値を上げるものが殆どで、他の旧神が召喚されていても、あるシナリオのあるイベントでも出張ってくる。

モチーフはおそらくヨグ=ソトース


  • ゴイゾ

神から見捨てられしもの。媒体は鏡。

詳しい全体像は不明だが、無数の触手を持っているようである。

長い間、別次元に追放された旧き神であり、鏡や反射物(ガラスや瞳も含む)を介して獲物を別次元に転送して捕食する。

スタミナ0によるゲームオーバー画面を見るに、復活すれば海面からでも転送できるようである。

特殊ルールは「鏡への恐怖」。自宅で休むと上がる破滅値の数値が増える。シナリオ合間の自宅での回復や、特殊シナリオの拠点回復は対象外だが、気軽に回復できなくなるのは痛い。

モチーフはおそらくニトクリスの鏡ショゴス


追加旧神

  • ゼクタスト

星辰より訪れし恐怖。媒体は放射能表記のカプセルに入れられた隕石。

チュートリアルモード以外で7回クリアすると解禁される。

ドロドロの粘液状の球体のような姿をしている。あらゆるものを取り込んで異様な姿の完全体になろうとする。

塩川町の近くにある村の畑に巨大隕石と共に飛来し、農家からの連絡を受けて駆けつけた東京の研究者より早く、かの神を信仰する邪教集団によってピンク色の粘液を残して回収されてしまう。

特殊ルールは「完全体」。破滅値が21%に到達する度にすべての能力値が1下がる。寄り道しすぎると、探索者が徐々に弱体化してしまう。能力値のどれかが0以下になると、強制的にゲームオーバーになる。

モチーフはおそらく宇宙からの色


  • ユゴテグ

抗いがたい視線。媒体は珊瑚がくっついた岩。

ある条件下で呪文「第三の目」を使うことで解禁される。

人間が豆粒みたいに見えてしまうほどの超巨大なメキシコサンショウウオと言うべき見た目であり、雲などを通して探索者を監視する。

マリアナ海溝の深淵で眠っていたが、太平洋で行われた核実験によって目覚めた。再び海岸線を手中に収めるべくゆっくりと行動を開始し、完全に復活すると陸地が全て海に沈んでしまう。

特殊ルールは「ユゴテグの視線」。探索中にユゴテグから命令(大体が指定された場所への調査の禁止)が降り、それに従わないと破滅値の上昇値が追加される。警察署や隣人の部屋などの破滅値があまり上がらないロケーションを出入りして命令をリセット可能だが、そんなに甘くはなく、2回目から破滅値を上げてくる

ただし、一部特殊シナリオでは命令が来ない。

モチーフはおそらくロイガー族と、その首領のガタノソア


  • エー=ザル

人知の及ばぬ苦悶。媒体は太陽のようなレリーフ。

ある探索者でゲームをクリアすると解禁される。

エー=ザル自身の姿は不明だが、かの神の従者は透明な人型の怪異。次元を歪める事ができる。

従者は疫病のように宿主から次の宿主へと跳び移る。肩車するかのように憑依し、宿主の哀しみを餌にどんどん成長して重くなる。そして、重圧に絶えられなくなって力尽きた宿主は、エー=ザルと1つになってしまうという。

特殊ルールは「大いなる苦悶」。固有ステータス「苦悶の寄生体」が付与され、一定の条件下でシナリオをクリアすると、その値に応じた数分の破滅値が上がる

もっとも、シナリオクリアのリザルト画面になる前に対策すれば、ある程度はコントロール可能(所持アイテムならボス撃破後にアイテムを片っ端からカバンに詰め込む、経験値はとっととレベルアップして減らすなど)。ただし、条件はシナリオ開始と共に増えていく

モチーフはおそらくアイホート


  • ヘラルド

魔塵宮の死者。媒体はチューバ

ある探索者である武器を使って敵を倒すと解禁。

2本の触覚とラッパのような長い鼻を持つ怪人と言うべき見た目であり、変換ミスしたかのようなメチャクチャな文章で喋る。

塩川町の住民全員に自分の宮廷で行われる舞踏会の招待を送り、その準備を進めている。なお、その舞踏会への招待は招かれた人間の意思に関係なく、誘われたら最後、かの神の復活を阻止する以外に逃れる術はない。その真意は破滅値100%のバッドエンディングで判明する。

特殊ルールは「宮廷からの招待」。シナリオクリア時に付与される旧神の災厄がもう1つ付与される。その条件により、エンドレスモードでは無害と化す

モチーフはおそらくトルネンブラ


  • クトゥ=ルフ

夢見の神。媒体は頭がタコの邪神像。

夢魔系の敵を一度のプレイで3体倒すと解禁。

水没都市にその巨体を沈め、悪夢を通じて無限の混乱と狂気を振り撒く。星辰が揃う時にかの神が再び目覚め、世界中に悪夢を引き起こす。

特殊ルールは「悪夢」。固有ステータス「ただの夢?」でシナリオクリア時に破滅値が2下がるが、理性が下がると同じ値の破滅値が上がる。

モチーフは言わずもがなクトゥルフ。一部アザトースが元ネタと思われる描写がある。


その他

仲間

  • 佳那

仲の良い隣人。探索者が住むアパートに住んでいる。

仲間になるキャラクターの1人であるが、通常の方法では仲間にならず、あるシナリオで仲間入りする。探索者の行動次第では生存し、以降のシナリオでも連れて行くことができる。

彼女を仲間にするシナリオは比較的に難易度が低く、ボス戦がないため簡単にクリア可能であり、何より彼女を仲間に入れると敵からのダメージが減るという恩恵があるため、真っ先に彼女を仲間入りさせようとするプレイヤーも多い。


一方ですべての実績を解除すると彼女も探索者に選ぶことができる…が、『スタミナと理性の最大値が双方ともに8しかなく、どちらかが0になってもゲームオーバーにはならないが貧弱』『能力値も若干低め』『なによりカナを仲間にした時のダメージ軽減恩恵が受けられない』とかなり使い勝手が悪い。


中心街のアイテムショップで店員をしている犬。懐中電灯やカメラ、地図など、イベントなどで色々と役に立つアイテムを売ってくれる。旧神の災厄によってはいなくなってしまうので注意。

セール品でランダムで売ってくれる青い宝石関連の特殊エンディングで、その正体が判明する。

なお、鼻をクリックすると……?

他にも、イベントで仲間になってくれる犬もいる。


怪異

  • ハサミ女

チュートリアルモード、またはシナリオの1つ「身の毛もよだつハサミ女の未解決事件」のボス。

学校に現れ、手にしたハサミで相手を口を切り裂いて殺害する怪異。元々は単なる都市伝説だったが旧神の力により実体化した存在である。イジメの被害者である真瑠がおこなった儀式によって召喚されるが、逆に彼女を眷属にしてしまい、自分の実体を維持するために使役する。

モチーフは口裂け女だが、横に倒れた女の顔が3つくっついており、口が繋がって大きく裂けているという凄まじい姿をしている。だが、タイムラインの設定によっては全く異なる姿で現れる。

この怪異を倒すためには、探索者の友人が残した祝福されたチョークで描いた特殊な魔法陣と聖なる蝋燭が必要になる。


  • 赤マント

シナリオ「死の巻紙と忍び寄る深紅のマント」のボス。嘆き顔の仮面を着けた赤マントの怪人。トイレに出没し、怪談「赤紙青紙」を意識した問いかけをし、答えた人間を殺害する。

モチーフは「赤マント」だが、ある条件で戦える真の姿と、通常の姿を倒すと入手できる「嘆きの仮面」のある効果から、別のモチーフがあると思われる。


  • 仮面のストーカー

アパート探索中にランダムエンカウントする、不気味な仮面をつけてバットを振り回す怪人。ドア穴を覗き込むかのようにドアップな体勢になっている。

公式PVではハルに襲いかかっていた。

バットによるスタミナダメージを与えてくるため、スタミナが少ない時は注意。倒すと必ず武器アイテムの「野球のバット」を落とす。

なお、彼が着けている「ストーカーの仮面」は、あるイベントにてランダム入手できる。効果は人間系の敵に対する与ダメ上昇。


  • 名もなき恐怖

シナリオ「奇異なる村の狂気渦巻く奇祭」に登場する怪異。

巨大な穴から出現する名状しがたき巨大な頭。全体像は不明。

通常であれば戦闘にならないが、ある条件下では戦闘になる。こちらへダメージを与えない代わりに、毎ターン破滅値を5%上げてくる

怪異の名称と、シナリオ内のある場所で必ず入手できる「カルコサの仮面」から、モチーフはおそらくハスターだと思われる。


  • 真なる邪悪

裏ボス。顔の上半分が影に隠れた人型の怪異。

特定のイベントで探索者を感知し、以降はイベントでフラグを建てると邪悪ゲージなるものが上がり、「4?」になると探索中に現れて戦闘になる。

「2?」になると自宅で休んでもフラグが建ってしまうようになり、「3?」からは探索中の探索者のミニキャラが真なる邪悪のものになってしまう。

この敵との戦いではアイテムが使えず、まともな方法では勝つことができない。仮に退けても、フラグを建て直すと再び出現する。

PVにも登場し、学校のトイレでキリエを追い詰め、自殺させる。


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