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概要

クラシック音楽、レクイエムの形式の一つ。

題名は「ディエス・イレ【Dies irae】」。

モーツァルト版や、ヴェルディ版で知られる。


原典

新約聖書』「ヨハネの黙示録」に記された、キリストによる最後の審判のこと。

数多の災厄と神罰の末、キリストが使者を墓所より復活させ、「神の国」に渡れるものと、地獄で永遠の責め苦に苛まれるものを振り分ける法廷を開く。


「怒りの日」と呼ばれるのは、法廷でキリストがこれまで幾度となく示されてきた「神の愛」に気づかずに放蕩と堕落に没した者たちに、かつてないほどの怒りを顕わにして判決を言い渡すためである。


レクイエムとして

13世紀に聖歌の一曲として、その一場面を歌詞として書き起こされ作曲されることとなった。

これ以降、西洋圏ではレクイエムの定番として知られていくことになる。

こちらは「グレゴリオ聖歌」として現存している。


現在ではモーツァルトの最期の作曲、またジュゼッペ・ヴェルディの作曲したレクイエムのものが有名。

CMや映像作品のテーマ曲として、どちらも一度は耳にした覚えがあるはず。

「グレゴリオ聖歌版」に比べて歌詞が非常に短く、基本的には序盤の六行を繰り返すかたちをとっている。


歌詞

ラテン語歌詞

Dies iræ, dies illa

solvet sæclum in favilla:

teste David cum Sibylla


Quantus tremor est futurus,

quando judex est venturus,

cuncta stricte discussurus


日本語訳

怒りの日、その日は

ダビデとシビラの預言のとおり

世界が灰燼に帰す日です


審判者があらわれて

すべてが厳しく裁かれるとき

その恐ろしさはどれほどでしょうか


関連動画

グレゴリオ聖歌版


モーツァルト版


ヴェルディ版


外部リンク

グレゴリオ聖歌版:正式歌詞


関連タグ

新約聖書 ヨハネの黙示録

最後の審判

レクイエム 鎮魂歌

聖歌

モーツァルト ジュゼッペ・ヴェルディ

イヴァン雷帝:モーツァルト版のアレンジがボス戦時の戦闘BGMとして使われている。

シト新生バトルロワイアル:予告編でBGMとして使用された。

星のカービィ トリプルデラックス:北米版のCMにはヴェルディ版の替え歌が使われた。

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