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少年愛

しょうねんあい

成人男性と思春期前後の少年または少年同士の恋愛関係や性的関係を指す。古代ギリシアでは青少年の育成の社会制度の一環として使われた物が有名。
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解説

Pederasty(ぺドラスティ)


 成人男性と思春期前後の少年、または少年同士の恋愛関係性的関係のこと。本義的には前者の方が正しいが、pixiv上では後者を取り扱った作品群(いわゆるBL作品)も多く扱われている。


ショタコンと混同されやすいが、厳密にはショタコンは少年を愛でる成人男女の嗜好であり、こちらは男性同士限定である。タグとしては両方見かけることができるが、よりキャラの美しさや耽美な面が強調された作品が多く、「ゲイ」や「ホモ」とは区別されることが多い模様。また、少年同士の性行為を扱った作品を、少女少年、成人女性と少年(おねショタ)などを扱った作品群と区別するタグとして使用する例もある。


英語表記では『Pederasty』と表記されペドフィリアの語源ともなっている。


 この性癖はエログロと一緒くたにされる傾向が強く、実際にこの性格が凶悪な暗黒面があるのも事実である。

 根本的には理想の追求的な友情(世界や時間)である(の世界、ユートピア理想郷))といっていい。美しいもの同士の性的にも深い関係それでいて、罪にならないという状態は現実世界では夢幻に本当に近い。よって古代ではローマ帝ヘリオガバルスの醜態伝説があり。中世キリスト教世界では少年殺戮趣味の大元帥ジル・ド・レ、近代ではサディズムなどの語源となった変態魔サド公爵、近年では、サカキバラセイト事件の犯人、大阪などで少年・少女を殺害した犯人のおぞましい性格・性癖など猟奇的な要素も歴史において確かに実在した。(歴史上の暴君など)。


 しかし少年愛の理想というのは根本的にそういった猟奇的な要素や万難を超越した至高の価値観である、歴史的に見るとこの性分は非常に難しい方面である。まず大体においてこの性格の人がこのことを考えると『報われない悲しさ.果てしない陰鬱』さを抱え込むことになる、この性分は報われないことが前提になっているように思う。


起源

 古代にさかのぼると、人類最初の文明のシュメール文明からその習慣があるようにされており(宗教上であった)。エジプト文明では太陽神で少年神のホルスと諸悪の根源の神セト神の争いにおいて、セトがホルスを弄るようなエピソードがある。この時代のエジプト人は性に対してはあまり同性・異性ということに拘っていないとされていた。エジプト時代の神話はかなりグロイ話も多いがやっぱり面白かったのだろうか・・・。


 人類で一番古い一神教的統一世界のユダヤ教世界(イスラエル)では根本教義の十戒において同性愛については否定しているとされるが。(詳しくは聖書)ただ、『ユダヤ人を構成する多数だった古代ヘブライ人の間では否定しなければいけないほどこのような習慣は土着に定着している文化』とされ、王・貴族・庶民などが美少年を相手に憂さ晴らしなどでふけっていたといわれる。それは後代の文献などで書かれているとされた。


 あまり関係ないかもしれないけれが。ユダヤ教徒(ユダヤ人かヘブライ人)の男性同士で固い約束をする際に、相手の股間を掴んで約束する習慣が太古から脈々と継続してきたとされた。


ギリシアの少年愛

歴史上にはギリシアの神の子孫の一人であるミノス王のミノス王国が大国だったミュケナイ文明の神話の中に少年嬲り殺し、少女を犯し殺すクノックス宮殿のミノタウロス伝説がある。

 太古のギリシア文明から、王権から民衆が政治を動かす政治に移行したあとのアテナイが有名なギリシャ都市国家共和国)諸国文化においてでも、太古ギリシア時代より市民が少年同士の教育や友情を育む社会制度として存在していたしている。この価値観は猟奇的な要素や万難を超越した至高の価値観であり(の世界、ユートピア理想郷)などギリシア文明における価値観の源とされ、社会主義・共産主義のユートピアもこれに同じとされる。)


  文化芸術に大きな影響を与え、ギリシア神話の影響により大人の神々が美少年との真面目な付き合い。(理想は性欲を避けて)を行っていることから。政治家、芸能人、芸術界、哲学界などに携わる(都市国家市民)のステータスであり、前者の活動の力の源泉である。(政治・芸術作品が完璧にBL的力によって動かされていたといっていい。)本当に女性のみの作品がない・・・とにかく【美少年に関して吟味しまくった】


 また、政治的・金銭的に上流層の市民などは愛玩用の美少年を奴隷市場で買いペットにすることが普通に行われていたし、神殿施設の周りなどでは男娼宿がつならるスラム街的な市街地たくさんあったとされる。(この感覚は現在では結構キツイ)


この時代に始まった学校の原型(ギムナシオン.ギムナジウム)も基本、体育・陸上などが中心で目的としては軍事(主力の歩兵の基礎練習)や学術的教養の習得.ギリシア神話教の世界観の暗記などがあるが、他理想として「ゼウス神やアポロン神に好かれるような美少年になる、目標はガニメデスゼウスの愛人兼下僕)・ヒュアンキトスアポロの愛人)・アドニス(女神アフロディーテの恋人)」的なことが存在していた。

 基本的に全裸に近い形で授業をすることが多かったようだ。(この時代の陶磁器の破片などに描いてある)

 

 オリンピックや陸上大会はギリシャの神々が最も好む競技大会(神事も含む)とされ、選手も観客全員男で全裸であった。(恥ずかしかったらしい)。この時代はリアリズム的な(誇張はいっているが)彫刻のおかげで多少選手の風貌もわかるときがある。(作品としては「陸上で優勝し月桂冠をした少年選手の顔彫刻」(通称))


 オリンピックでは体操選手がローマ帝などが頭にはめる月桂冠も元々は青年アポロン神の持ち物であり、優勝した少年は全裸で月桂冠をしていた(と思う)。

 話がそれるけれど体操選手などは基本的に上に行けば行くほどナルシスト(自分の風貌や性器などに自信を持つ自己愛者)的な人が多くなる傾向があるとされ、裸を見せても平気な人たちだったのかもしれない。


※もちろんノンケもいる。


 

 大人と少年の真面目な付き合いが可能だった文化はヨーロッパ的にはギリシア文明が最高でこれをマネする国家(ローマ共和国(ローマ帝国)など)は後から出てきてもこの水準の高さは二度と現れなかったとされる。

 ローマ共和国(ローマ帝国)などでも基本的にセレブ(上流階級)や元老議員、元首政治以降もローマ元首ローマ皇帝ローマ帝)などが自身の権力と財力を使いかなり放埓をしたとされるが。根本的にローマ人では太古よりあまりいい趣味ではないとされたとされる。

 


中世ヨーロッパの場合

 中世キリスト教のヨーロッパ文明では聖書の教義では表ざたになれば国王でも死刑になる可能性のある行為であったが、修道院などに入るような家なき少年・少女などが教会幹部の憂さ晴らしの卑猥な行為延々と繰り返されたという都市伝説が数限りなく存在している。


 テンプル騎士団などの偽善的な上特権的で富を持つ組織などでは、露骨に少年騎士団員などに強制をしたりなどと伝わる。騎士貴族主に領主などは武人的なたしなみとして、基本的に古代ローマ時代の軍人を参考に農奴階級の少年から騎士見習い(ページ)などを募集するなどのことをしていた。

 この見習いは時と場合によっては性格の悪い領主の趣味に答えなければならなかった。他自分の容姿や体を売り物にして騎士見習いになる農奴少年もいたという。

 

 このように中世ヨーロッパでの少年愛は公になれば、どの階層にあってもキリスト教会の命令で酷い拷問や処刑沙汰になり、古代ギリシア的には開かれていない暗黒世界であった。


 カトリック教会では教会に仕える男が結婚してはいけないという純潔思想が露骨に強く、どうしても欲求のはらすために助手の美少年などを選び手元においておきたいなどの欲求がでてくるらしい。侍従などが少年だったり、カトリック系の合唱団が少年だけで構成されるのが常なのはこの名残と思われる。ここら辺の淫猥さは日本などの寺院の(稚児)に近いのかもしれない。


【大哲学者プラトンの理想国家】

  • ~大人と美少年同士の連携による軍隊と政治の統治が至上最高

エロス - Eros

【当時の少年の吟味など】

  • 美形か。
  • 肌の色。
  • 顔の形や長さ、見た目、バランス
  • 髪の色や位置、長さ、見た目、バランス
  • 目の色や位置、長さ、見た目、バランス
  • 口の形や位置、長さ、大きさ、バランス
  • 手の形や長さ、見た目、バランス
  • 腕の形、長さ、見た目、バランス
  • 足の色、位置長さ、見た目、バランス
  • 体つきのバランス
  • 乳首の位置
  • ヘソの位置
  • 脱毛度合い、ちょうどいいか。
  • ペニスの形、長さ、見た目
  • 金玉の形、見た目、大きさ

中東の場合

 イスラム世界に組み込まれる前の古代から伝わるメソポタミア地方(アラブ・シリア・イラク辺り)の多神教世界(バアルやモロク)や、ローマ共和国(ローマ帝国)に組み込まれ後でも、王や貴族も少年を哀願していたことや。宗教儀式での神殿の助手や生贄などで少年が使われることがあったと伝わる。この少年たちは神殿男娼として『神聖な慰め』系の暗い儀式なども仕事にしていたとされた。この風習自体は超古代のシュメール・アッカド・バビロニア帝国時代の習慣を受け継いでいるとしていた。なんとなくアラブ方面の人々の性生活はグロイような気もする。実際歴史上の文献でもアラブ人はむちゃくちゃ放埓でヤリまくるとされた。

 

 イスラム教世界では教義上では少年愛は処刑される、が、少年愛の概念は美少年の無垢への『精神的崇拝』を一方の極みとして少年への否応なしの強制までの広がりを持っていた。

 オスマン帝国ではキリスト教の農民から強制連行され、イスラム教に改宗した少年たちが、帝国常備軍(イェニチェリ)の軍人か官僚かの選別会のときに、オスマン帝が品定めをして美少年がよく徴兵審査の際に捕まえられては帝の餌食になっていたとも言われている。

 

 この美少年たちの中で頭の切れるものは勉学して、オスマン帝宮廷政治の高官なども勤めたりした物も出たとされる。よくあることだが逆に自分の容姿を売りに成り上がりを狙った若者もいたようだ。


日本の場合

  日本でも中世において男色は、一説には仏教を伝来させた空海が起源とされている。


 女を排除していた武士寺院では一般的なものであったことが知られ、((しかし、この一般的には諸説あり、そこまで庶民が浸透しているかは別で、こういった行いは無視・蔑視されている感があり一般受け入れられていない。そもそもこうゆうことは忌まわしいことという認識があり、底辺階層(歌舞伎役者・旅芸人・エタヒニンなど)が生きてゆくために特権階層に体を差し出す行為の様相がある))

 女色を禁じられた仏教僧侶と寺院に仕える僧侶見習い「稚児」とのあいだの少年愛関係が古くから存在した。


 天武天皇の孫である道祖王が聖武天皇の喪中に侍児と男色行為にふけって廃太子とされた記述も見られ、高位の者の身辺に年少者が仕える制度があったことが推定される。



 現在の日本では現実に18歳未満との性行為を行うことは性別を問わず、性的虐待として取り締まられる。


朝鮮の場合

朝鮮の歴史でも貴族や上流階級同士での男色や見世物芸人を招いての男色は存在したとされ、朝鮮王朝の時代のナムサダン男寺党)の芸人興行と貴族との関係は有名。


中国の場合

古代から中国でも帝王と貴族階級に男色はあったとされるが、中国の場合アソコを排除する去勢がはやり、そちらが主流のようだ。歴代の皇帝や帝国は皇帝の奴隷としての去勢者(宦官)を政権中枢に入れることが常態化しており、立身出世の野望を持つ庶民出の宦官が皇帝や帝国を堕落させ滅亡するというパターンも決まり手となった。(後漢大唐帝国大明帝国がそれにあたる。)


【追記】

  • イラスト エロス(Hotara)

関連タグ

少年・・・関連タグのまとめあり

同性愛 男色 衆道 ペドフィリア

青年少年 おにショタ / ショタおに ショタ×ショタ


少年同士の恋愛を取り扱った少女漫画

その他

三島由紀夫・・・小説家、日本のことを追求するあまり、ギリシアの文明にはまりまくった。

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