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概要

「学園卒業」とは動画投稿者みつば【mituba】氏作のゆっくり茶番劇シリーズである。

「学園」がテーマであり、卒業するとどんな願いも叶えられる権利やこれからの人生が約束される権利を得られるが生きて【卒業】出来るのは「たった1人のみ」である学園を舞台に、願いや野望を持った生徒たちが殺し合いをしていくストーリーとなっている。みつば氏によると1年次、2年次、3年次の全3期構成。


作風

過去作である「人狼」シリーズなどと共通する綿密に仕込まれた伏線など、クオリティはそのままに学園ものらしく同じ生徒の仲間たちと日常を過ごすなどこれまでのシリーズでは少なかったほのぼの日常パートが多く描かれている。

しかし、ストーリーの概要の時点で生徒たちで最終的に生存できる人物は「たった1人」であると明言されている事や全ての生徒に「他人を蹴落としてでも叶えたい願い」がある事など、日常パートで築いた絆や関係性は薄氷の上で成立しているものであり、遅かれ早かれ登場人物のほとんどが退場する事が確定しているなど、これまでのシリーズと同様のハードな面も両立されている。


世界観

前作である【人狼ゲーム】シリーズなど、ほとんどのシリーズでは【幻想郷】が舞台となっていたり、登場したりしていたが、それらとは全く違う別の世界を舞台としている。しかし、【人狼ゲーム】シリーズの要素が入っていたり、白狼陣営が目指す理想の世界の事【幻想郷】と呼び、それに三葉が心当たりがあるかのような発言をしていたりと全くの無関係ではないと思われる。


様々な種族が暮らしているが、その一方でその種族間との争いや差別が激しい。特に、数は多いが力は非力な【人間】とそれ以外の種族との溝は深いものとなっている。また、戦争も絶えず、白狼による国家壊滅などもあり元々あった国のほとんどが無くなっているらしい。

season1時点で主要な国家は5つとなっていたが、その五カ国のトップたちが行う国際会議【W5】(ワールドオブファイブ)で二国がトップを暗殺され、一国が白狼陣営についたことなどもありかなり激動の時代を迎えている。


以下登場する主な国


出雲国

物語の主な舞台である【四ツ葉学園】を擁する国。その為学園は国公認の組織となっている。地理的には最東端に位置している島国で自然豊かで四季もある。

国家元首は八雲紫だったがW5で暗殺された事により変わっている。


ブルメトーヌ

世界で3番目の国土面積を誇る多種族国家。その為多種多様な文化を持つが、最近は種族間差別が激化している。

国家元首はジョン・ミドウ。


宇宙魔道同盟国

国土面積、軍事力共に世界一の国家。豊富な資源と技術を持つが、より新たな資源と技術を求めるが故に戦争が絶えない国でもある。

国家元首は八意永琳。


神道ルグピシェル共和国

人間種族が9割を超える国家。しかし貧困問題や宗教間の争い、それ故に内戦や紛争が絶えず崩壊間近と言っていい有様。

国家元首はシーナ・ヘンリー・ノット。しかし、W5の際に白狼陣営についた為実質的に崩壊している。


ロンドニウス王国

種族間の争いが絶えないこの世界において、唯一あらゆる種族の共存と共生を実現している国。紅魔郷の一角パチュリーが居る事もあり魔法が発達しておりそれ故に都市や建物がとにかく発達している。ただ、裏では薬や奴隷の売買が問題となっている。出雲国とは友好国。

国家元首はレミリア・スカーレット→マリー・ヴァーミリオン(影武者から正式に引き継ぐ)だが、W5でマリーが、三葉との【死闘】によりレミリアが死亡している為実質的に崩壊している。



登場人物

※登場人物の項目は肥大化する事が予想される為、一部例外を除き作中でフルネームが明言された人物に絞ります。また、作風上退場者も多くなる為キャラクターの生死などのネタバレが含まれる可能性が非常に高いです。


学園の生徒

  • 草薙 三葉(くさなぎ みつば)

本作の主人公の1人。種族は人間。入学当初は掴みどころのない人物でありどこか達観している様子も見られていたが、同寮の面々たちと複雑な関係性を結ぶ事になっていった事や、「人間を守る」と謳っておきながら学園卒業の頂という多くの人間の屍を築くことになる道を歩もうとしているという矛盾など、様々な想いとの間で揺れる事が多くなっている。

目的の為に平気で嘘を吐く生粋の嘘つきであり、本心を隠す為に自分自身にも嘘を吐く。その為自分を偽る為に常に仮面を被っている。この仮面は特殊なものらしく、自らの意思で外そうとしない限りまるで顔と一体化しているかのように外れなくなっている。ただし大抵の隠し事を嘘でやり過ごそうとする余りボロが出てしまう事もしばしば。

中間試験での三葉とレミリアの一悶着を見て何かに気付いた鈴仙や、まだ学園の事を知らなかった為に好奇心半分で学園に潜り込んだ後のまるなどから「三葉のクローバー」と称されている。

人間でありながらチート能力者の表向きの頂点であるSSSランクを超えるEXランクの能力の持ち主。

学園に入学した目的は自らの妹を死に追いやった異種族たちの駆逐とその事件を裏で操っていた【白狼】なる人物に復讐する事。


  • 氷雨 雪(ひさめ ゆき)

三葉と1年次の同クラスかつ同寮の仲間。種族は人間。良くも悪くも自分の思った事を正直に口にする性格でありそれは人間よりも強力な異種族相手でも同様。更に悪口のレパートリーがかなり豊富なため初対面の相手には反感を買う事が多い。しかしちゃんと助けてもらった恩人や仲の良い相手に対する好意は時折恥ずかしくて素直に言えない所謂ツンデレ

この学園では比較的真っ当な感性の持ち主であり友人の為に行動を起こす事も多く視聴者からは彼女の方が主人公っぽいと言われる事も。

ほとんどの人間は2属性どころか1属性でも適性を持つ事が難しい西洋魔術の基本である四元素(火・風・水・地)とそれに加えて雷の属性の魔術が使える代わりに異様に早く髪が伸びる(ただしデメリットになるどころか切った髪を自分の魔力に変換出来るというメリットがある)という特異体質持ちである。更にレコード衣装を所持している事で能力に頼らずとも戦闘力は高い。

1学期を終えた後の夏休みにて三葉と二人きりで夏祭りに訪れた際、これまでに何度も自分を救ってくれた事への感謝と好意を、正真正銘本心から行った口付け、そして花火の音で掻き消された【愛の言葉】をもって表明、次の夏もまた花火を見る約束を交わした。

しかしその直後の三葉の独白ではその約束が果たされる事は無かったと語られており………。

その後三葉の独白通り、護衛任務中に学園で何者かとの死闘により雪が死亡してしまった……

能力はSランクの「時間すら凍る絶対零度の空間を生み出す能力」。発動すればほぼ勝ちに等しい能力ではあるが発動には【死闘】開始から3分後でないとならない為、それまでの時間を自分の実力で凌ぐ必要がある。


  • レミリア・スカーレット

雪と同じく三葉の一年次クラスメイトかつ同寮。種族は吸血鬼。西の世界を支配する5人の貴族【紅魔郷】のトップであり一国の王。今年度の生徒の中でもトップクラスの注目度を持つが、それ故に他の生徒に狙われる事も多い。

入学初日に三葉の事を気に入り交流を深めていたが、本人の知られざる内にその三葉ととても大きな因縁を持つ事となる。

【紅魔郷】の面々を家族のように大切にしているが、その一方で自らが学園に入学する時に他の面々が入学するかどうかについては止める事なく結果全員満場一致で行くことを決めており、たとえ家族を犠牲にする事になったとしても叶えたい願いを持っている模様。

学園襲撃の折、パチュリーによって施された弱点耐性を消されて陽光に晒されて生死の境を彷徨うが、その境に現れたフランとの対話の末覚悟して付いて来てくれた家族たちの想いを無駄にしない為に生きる事を決意、それにより陽光の弱点を克服した。

能力はSSSランクの「相手の運命を掌握する能力」別名「名前不要のデスノート」。


  • 東風谷 早苗

三葉の一年次同寮。三葉の同寮のメンバーでは唯一クラスが異なる。種族は現人神。礼儀正しくもフランクな性格であるが、雪に暴力を振るった人物が死亡した際に言葉を荒げたり、三葉にある疑惑をかける時に包丁を突きつけるなどどこか危うさを感じられる一面を持つ。

能力は現時点では不明だがSSランクである事が判明している。


  • フランドール・スカーレット

名声高い【紅魔郷】の一角でありレミリアの妹。種族は吸血鬼。レミリアの事を溺愛する為にレミリアの気持ちを考えずにレミリアと交流を深めた人物やレミリアに攻撃した人物と片っ端から【死闘】しようとしたり、【死闘】の相手をすぐに殺さず拷問紛いの事をするなどかなり危険な人物。また、極端な人間嫌いであり、常に見下した態度を取っていたり、人間というだけで実力を過小評価し過ぎる所もある。

上記の性格もあり、レミリアとの接点が多い人間の三葉と雪に因縁を付ける事になる。

能力はSSSランクの「万物全てを破壊する能力」。

プロローグに当たる1話ではいきなり彼女と三葉が【死闘】を開始する直前から始まっており、その際に一度は三葉を殺したが、【コンティニュー】により復活した三葉に複数の能力の合わせ技の応酬によって無力化され、トドメとして2度目の【死のシャッター】を受けて死亡。

1話では相手を見下し他者を傷つける事を愉しむなどの過激な面だけが描写されていたが、2話以降の「2人が【死闘】をするまでの1週間」を描いた話では、彼女の知られざる本心と学園で叶えたい願いが明らかになっていく。


  • 雅楽代 琴美(うたしろ ことみ)

三葉の同級生。種族は人間。心優しい性格ながらどんな種族や身分の相手でも臆する事なく話しかけたり、叶えたい願いに強い思いを持っていたりと芯の強さも持つ。

学園に入学した動機は「失踪した姉ともう一度会いたい」。

入学早々レミリアや雪と交流を深めていた事からフランに目を付けられ、その結果彼女との【死闘】に発展してしまう。

実は彼女は吸血鬼の弱点とされる太陽に纏わる能力を授かっており、フランに勝てると確信、これ以上の凶行を止める為にも【絶対服従】狙いで【死闘】を受けた。が、スカーレット姉妹はパチュリーに太陽の弱点の打ち消しを施されている事や、そもそも殺す気が無かったことで手加減していた事もあり、ちょっと火傷した程度のダメージしか与えられず、逆にフランの能力によって能力発現のトリガーである目を潰されてしまい、その後拷問紛いの不必要なほどに痛ぶられて死亡。

能力はAランクの「目に太陽を宿す能力」。


  • 鈴仙・優曇華院・イナバ

入学早々サボりをしていた三葉が出会った人物。種族は明言されていないが玉兎、もしくは妖怪兎と思われる。

三葉と全く同じ仮面を被っており、その着脱前後で一人称やオーラがまるで別人のように変化していることから三葉は二重人格ではないかと予想していた。その予想は的中しており、仮面の着脱をトリガーに人格を入れ替える事が可能となっている。(※便宜上この記事内では仮面有りの時の人格を「表」仮面無しの時の人格を「裏」と表記)

表の人格は自らを天才と称しており、自分より下の弱者を見下している。また、この学園では人間関係は全くの無意味と捉えており、人間関係を築くことへの忌避っぷりはかなり極端。ただ三葉とはサボる時に一緒になる事が多く、サボり仲間のような間柄ではある。

また、遊び好きな性格で【死闘】が起こらない時期が長く続いていると「つまんない」とボヤいたり、同寮の妖夢をしょっちゅうからかったりしている。

裏は表の一人称が「僕」なのに対して一人称が「私」更にこちらに変わると髪色がまるで脱色したかのような白髪になる。荒事が苦手という表の代わりに戦闘を引き受けるなど、戦闘向きの人格であると思われる。

表の方は一人称が「僕」であり、ゲーム好き、天才、人間不信などの特長が「人狼」シリーズの黒幕であったゲームマスターのそれを彷彿とさせるが………?

能力は不明だがSSSランク。


  • 【西行法師】

三葉が入学式の日、そして肝試しの際に出会った人物。種族は亡霊。入学式の日ではそのオーラから三葉ですら圧倒され「桜の姫君」と称されている。掴みどころのないマイペースな性格で見ず知らずの人物に助け舟を出したり、どういう伝手でかは不明だが生徒会主催の肝試しの最後の驚かせ役を買って出たりなどしている。

素行の悪い姉弟エルフからレミリアと雪を守った事があり、その際にレミリアから名を尋ねられるも名乗るほどではないと拒否、代わりに【西行法師】を自称しておりその後も名を名乗っている場面はない。

学園に授かった能力とは別に、【死相】や【死線】が見える能力を持ち、それが見えた人物は近いうちに死ぬだろうと予言している。その人物の中にはさとり、レミリア、そして雪の名が上がっており………

能力は不明だがSSSランク。


  • パチュリー・ノーレッジ

五大元素と月と日の7属性の魔法を操れる最高峰の魔法使いにして【紅魔郷】の一角にしてレミリアの友人。種族は(おそらく)魔女。魔理沙とは同じクラスであり【興味深い魔力をしている】【白黒の面白い人間】と興味を持っている。魔理沙も魔理沙で同じ魔法使いとして憧れを持つと同時にいつか超えるべき壁と考えており、現在は体調を崩すパチュリーを気に掛けたりと関係は良好な模様。

身体が弱いらしく貧血や喘息でしょっちゅう保健室や学園附属の病院に通っている。

フランの危険さに薄々気付いており、レミリアと彼女と仲の良い雪に忠告をする。能力は不明だがSランク。


  • 古明地 こいし

フランとの【死闘】を控えた三葉が準備をしている時に出会った人物。種族はさとり妖怪だが、意図的に心を読まないようにしているさとりと違いそもそも心を読む事が出来ないらしい。その代わりにどんな相手にも気配を感じ取れなくする能力を素で持っている(本人曰く「某猫型ロボットの石ころ帽子」)。自由奔放な性格であり学園内などをいつもフラフラとしているらしい。100万人のファンが居るとの事で、その気になればすぐに社会的に抹殺出来ると同寮の一楓などを常日頃から脅迫している。

フランとは同寮ではあるが彼女が【死闘】に負けた事に対してはむしろ有り難いと感じるなどかなりドライ。現時点でフランが三葉に負けた事を知る数少ない人物であり、その為フランを倒した三葉に興味を抱く。

実は100万人以上の登録者を持つ大人気YouTuber。学園をフラフラしがちなのもネタ探しの為だったのだが三葉は早苗から聞くまで知らずにいた。

姉のさとりの事は彼女が引きこもりになった経緯もあり気にかけており心労が絶えないながらもサポートしている。

能力は不明だがSSSランク。


  • 十六夜 咲夜

【紅魔郷】の一角にしてレミリアに仕えるメイド。種族は人間。フランの死にショックを受けていたレミリアの様子を見に来た三葉と雪の所に現れた。三葉の事をフランを殺した犯人だと断定しており、自身の秘密を三葉に暴かれるより前に彼の全てを暴くと宣言、宣戦布告している。

その後はその大胆な行動とは打って変わって三葉に何か行動を起こす事はなく、それどころか生徒会選挙での演説で行う秘策を三葉に提案する(その上その秘策は見事成功する事になる)など目的は読めない。

EP60にてフラン殺しの犯人を知っていた理由と目的が判明。実は彼女は何度も学園生活をループしており未来を知っていた為にフラン殺しの犯人、そしてそれを巡ってレミリアと三葉が戦うという運命が決定付けられている事を知っていたのである。そしてその戦いの運命とレミリアの死を回避すべく二人の【死闘】よりも先に三葉の抹殺あるいは失脚を狙っている。

かつては【八咫烏】と呼ばれる組織の仲介の下【奴隷16号】として飼われていた過去がある。細かい経緯は不明だがレミリアが組織を壊滅させた事で忠誠を誓うようになったと思われる。

能力は不明だがSSランク。


  • 紅 美鈴

【紅魔郷】の一角にして武芸の達人。種族は(おそらく)妖怪。フランが【死闘】に負けた事に驚き、負かした相手に対して警戒心を抱いている。

かつては最強の妖怪となるべく様々な相手に戦いを挑んでは打ち負かし、勝利する事を繰り返していた。そんな時西の国では名高いレミリアに挑み圧倒的な力の差で敗北。しかしそれでも何度も立ち上がる事と最強という高みを目指す姿勢を買われて従者として共にその高みを目指す事を提案され、それを受け入れ従者となった。

紅魔郷の一人として世界に名を轟かせた現在でもずっとレミリアとの再戦を望んでいた為にレミリアと共に学園に入学。そして彼女の望み通りに【絶対服従】が不可能、つまり本気で殺し合うしか道がない1学期期末試験でレミリアと【死闘】を繰り広げる事となる。レミリアは美鈴の想いに応えるべく能力を使用する事なく戦い、僅かな差で美鈴は敗北、レミリアに看取られながら再戦が叶った事への満足と、教育係だった頃からの関係である咲夜への心配を胸に息を引き取った。

能力はSランクの「気を扱いそれを目に見える形にする能力」。


  • 霧雨 魔理沙

今作のもう1人の主人公。種族は人間。フラン、こいしとは一年次同寮。レミリアがフランの遺品整理に寮を訪れた際には手伝ったり、自分から見たフランについて語ってあげるなど心優しい面を持つ。

元々は物心ついた時から天涯孤独の身で住む場所を転々としながら箒で空を飛ぶ魔法を駆使しつつ、他人のものを盗んで暮らしていた。そんな暮らし方をしているうちに、あらゆる場所に出没しどんな環境下でも空を自由気ままに我が物のように飛ぶ姿から【泥中の魔法使い】という二つ名で呼ばれるようになっている。

学園に入学したのも空き巣をした時に偶然学園に関する資料を入手した事からの気まぐれだった………のだが、入学式の日に学園長と名乗り壇上に上がった黒巫女装束の少女が、物心ついた頃から夢で見る何者かの記憶に映っていた「【黄昏の月】で佇み、自らの罪滅ぼしの為、一人炎の中に消えていく黒巫女装束の少女」と全く同じ姿と声をしていた事、そして学園長の名前を聞いた瞬間少女が炎に消えていく少し前の記憶の数々がフラッシュバックした事で運命は加速し始める事となる。

記憶の事を学園長に問いただすも、その記憶に関してまるで覚えておらず、自身の事も「最低ランクの能力を授かったすぐに退場するであろう生徒」としか看做していない態度から、記憶と学園長の関係や、その記憶の主は間違いなく自分であるのに何故身に覚えがないのかといった謎を解明することを卒業とは別のもう一つの目的とする。

能力は最低ランクのGである「殺した相手の能力を奪うことができる能力」となっており、最低1勝しなければ実質無能力とも言える能力となっている。この先の未来、生き残る確率を高める為には能力を得る事と格上に当たる可能性が非常に高い期末試験の実技を免除を目指して積極的に【死闘】をせざるを得ない為、1学期終了時点で3度もの【死闘】を乗り越えている。


  • 皐月 一楓(さつき いぶき)

フラン、こいし、魔理沙と同寮。種族は人間。三葉と声がそっくり。(メタ的にもゆっくりのボイスが似ている)こいしなどにしょっちゅう振り回されており寮内の立場はかなりの苦労人。同寮の中でもこいしとは奇妙な縁を感じているようだ。能力、ランク共に不明。


  • 【白狼】

双葉殺害の黒幕として三葉が追い求めている人物。双葉に異種族たちをけしかけ、双葉殺害後その者たちを謎の変死で全員抹殺した黒幕である事、今年の四ツ葉学園生徒として入学している事以外、全ての情報が不明。三葉は例えその正体が何者で、刺し違える事になろうとも殺す事を決意している。


  • 古明地 さとり

最初の中間試験の免除組の1人として三葉が対面した人物でありこいしの姉。種族はさとり妖怪。明るく社交的な妹とは真逆の根暗で自己肯定感の低い元引きこもり。押しにもかなり弱く最初の【死闘】を受けたのも舐められてしつこく申請を受け続けた結果押し負けて受けたらしい。

心を読めるさとり妖怪という事もあり昔からかなり虐げられるなどされていた。何者かに襲われたことをきっかけに引きこもったり、【死闘】以外での読心の使用を避けるようになった。

しかしそれでもサードアイを閉じない=心を閉ざさないでいる事からこいしからは「誰よりも心が強い」と評価されている。

能力は不明だがSSランク。


  • 射命丸 文

雪が琴美殺しの犯人を探る際に知り合ったルポライターとして活動している生徒。種族は(おそらく)天狗。雪とは手を貸した事をきっかけに友人関係を築いている。

ジャーナリスト故に異種族間の差別や格差、確執などを見てきた事もありその差を少しでも縮めたり、沈静化したいと考えている。その目標の上で【邪魔な存在】の【真実】を追い求めている。

生徒会選挙の開催に伴い生徒会長に立候補、紆余曲折ありながらも当選、生真面目な性格もあり生徒会を引っ張っている。

能力は不明だがSSランク。


  • 園崎 黒夜(そのざき くろや)

生徒会選挙の折に三葉と同じ副会長の座を争うことになった人物で苗字からも分かるように学園の教師の一人の黒江の弟。種族は人間。選挙では候補者のライバルである三葉と【死闘】はしないと宣言し、演説での勝負をする事になる。

黒夜が幼い頃に両親が死亡しており、女手一つで黒江に育てられている。軍人であり、常に戦いの中に身を投じるという肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事をしている、それでいて自分の前では笑顔を絶やさない姿に心を痛め、姉に守られてばかりの自分を変えるために、そしてもう姉が戦う事が無いように争いのない世界を作る為に学園に入学した。

選挙後、期末試験の実技試験で三葉と再び、そして今度は殺し合いでの戦いを繰り広げる。

Sランク能力者に匹敵する力で三葉を【コンティニュー】使用寸前まで追い込むも、その実力に敬意を表した三葉が使用した奥の手の一つである能力【神刀:天叢雲剣】を受け敗北、死亡した。

能力はAランクの「どんなものでも両断する、防御不可の斬撃を飛ばす能力」。だが、レコード衣装のバフや致命傷と思われたダメージでも立ち上がるという願いを叶えんとする執念によってランクSに肉薄する程になっている。


  • 秦 こころ

期末試験にて雪と対峙する事となった少女。魔理沙とは同クラスの8組。まるで感情が抜け落ちたかのように無表情かつ口数も少ないが、どうやら本人にとっても不本意なようで、自らの感情を取り戻す事を卒業の目的としている。しかしその為に入学した事で授かった能力はまるでその失った感情が最も近く、そして決して手に届かない形で具現化したようなものであったことから雪はその能力を皮肉だと感じていた。

雪との【死闘】で、雪本人の実力と、三葉が事前に忍ばせていた護符によって能力発動の3分を稼がれ、分身体ごと氷漬けになった後粉々に砕かれる形で死亡。

能力のランクは不明だが「喜怒哀楽を表したお面を核とした分身体を生み出す能力」となっている。


  • 魂魄 妖夢

【西行法師】に付き従っている従者。【西行法師】に近づく者をすぐに叩き切ろうとするなど物騒な一面もあるがそれ以外は至って真面目な性格、それ故に同寮の鈴仙にからかわれて、言い争う事もしばしば。そんな二人の様子を同じく同寮の咲夜は「喧嘩するほど仲がいいというやつだろうか」と言っている。

能力は不明だがSランク。


能力による繰り返しの中で【卒業】を試みた咲夜に立ちはだかったチート能力者たちの一人。咲夜を「自分を今度こそ殺してくれる人物かも」と期待していたが、結局敵わなかった事から「所詮は人間」と失望していた。


能力による繰り返しの中で【卒業】を試みた咲夜に立ちはだかったチート能力者たちの一人。リボンが取れると「本当の姿」を現すようで咲夜との【死闘】中にはその姿を晒していた。霊夢学園長や三葉とはなんらかの繋がりがある様子で彼らから人間や妖怪の捕食をするなと言われていたようだがそれを無視して咲夜を捕食しようとしていた。


  • 依神紫苑

三葉が昼食を食べようとした時に偶然出会った人物。泣く子も貧する貧乏神でそれ故に自分を含めた周囲の人は様々な不幸に見舞われたりなんらかの形で財産になるようなものが失われたりしてしまうので近づいたり話しかける人物は居ない上、自身は常日頃から雑草を食べる生活を送る事になっているとのこと。昔は貧乏になる事以外の災いから身を守る事ができる守り神としての側面もあったらしいが現在はそうではなくなった為学園内でも孤立していたが三葉は紫苑の影響で見舞われる不幸をものともせず交流してくれた為三葉と【卒業】の為に覇を競い殺し合うことになるこの学園で出会ったしまった事こそが最悪の不幸だと溢した。


生徒会による首相護衛任務が始まった時を同じくして意識不明のこいしの元に現れた人物。こいしを【銀瞳】(シルバーアイ)と呼び「我々【銀界の使徒】の仕事を果たそう」と呼びかけているが………?


  • 大妖精

【泥中の魔法使い】編で登場。魔理沙と生徒会書記の椅子を争う事になった人物。種族は人間以上に非力な種族である妖精。それ故に人間以上に種族差別を受けており、そんな弱き者たちが淘汰されない世界を目指し、文の掲げる種族間の争いを無くす公約に賛同し生徒会に立候補したとの事。その為自分から【死闘】を仕掛けてきた魔理沙を敵視し、死闘を受ける事となる。しかし自身の能力をちゃんと扱い切れず、能力により威力を増幅させた魔理沙の【マスタースパーク】をコピーしようとした際に反動に耐え切れず跡形も無く蒸発してしまった。


  • チルノ

大妖精の生徒会選挙の応援演説を担当しようとしていた【最強にして最強】を自称する人物。種族は妖精。生徒会の席を争う際に大妖精が魔理沙によって殺された(なおかつ自滅だったとはいえ跡形もなく消し飛んだ)事に憤慨し、弔い合戦として魔理沙に【死闘】を申し込む。対する魔理沙も自身の能力故に期末試験の免除を目指さないといけない事や、大妖精が自滅する事を理解しながらそうさせるように誘導させてしまった罪悪感からその【死闘】を受ける事となり激突した。

魔理沙との力の差、そして相性の悪さ故にあっさり追い詰められるが親友の大妖精を想う心から能力を覚醒、逆に魔理沙を追い詰めるが、先に追い詰められた事と覚醒した強力な能力に身体が追い付かずトドメを刺すギリギリの所で身体が突如砕け散ってしまい、皮肉な先に死亡した大妖精同様自滅かつ身体も残らない程に消滅してしまった。


生徒以外の学園関係者

  • 博麗 霊夢

四ツ葉学園の学園長。また、学園の元生徒であり卒業生。学園外に顔と名前を公表しておらず入学した者と学園関係者のみが知る事ができる。

三葉とは裏で2人きりになった途端タメ口かつ呼び捨てになるなど単なる「学園長と一生徒」では無い関係の模様。

また、着ている巫女装束は紅白のものではなく、「人狼」シリーズにて黒幕を打倒する為に自ら悪に堕ちた際に着ていた白黒の巫女装束と同じものだが………?


  • 園崎 黒江(そのざき くろえ)

三葉たち1年1組の担任。戦闘の知識や実技を担当している。元軍人。

黒夜が自分を想って相談も無しに学園に入学した事、どんなに実力があっても人間である以上他種族が蔓延る学園を卒業する事は叶わないと悟りつつも少しでも見守る事が出来るように、そして教師にも巡ってくる願いを叶えるチャンスで戦争のない世界を築く為に生徒募集と同時期に行われる教員募集で応募し教師となった。

期末試験後は黒夜を打ち倒した三葉と関係がギクシャクするも、夏休みで偶然出会った際に二人きりの対話にて、黒夜の最期など様々な気持ちを整理して、ある程度の関係回復を済ませた。しかしだからといって恨みが全く消えたわけではなく「遠い未来に相対した時には恨みを込めた一刀の元両断する」と宣言している。


  • アリア・メイ・シュワルツ

魔理沙たち8組の担任。入学して間もない生徒たちに全力でサポートすると宣言している。


学園外の人物

  • 草薙 双葉(くさなぎ ふたば)

三葉の妹。自由奔放で落ち着きがないが根はしっかりした人物。何をしてもすぐに完璧にこなせるようになる天才であり三葉はそんな才能ある双葉を羨んでいた。

物語開始時点で既に故人であり、彼女の死が三葉の【復讐】のきっかけとなっている。


  • マリー・ヴァーミリオン

レミリアの友人であるレミリアの瓜二つの人物。レミリアが学園に在籍している間はそのそっくりな容姿を活かして【影武者】として国を預かっている。ただ、首相護衛任務編において妹"ポーレット・ヴァーミリオン"を守るため自らの命を犠牲にしこの世を去った。


  • ポーレット・ヴァーミリオン

フランと瓜二つの容姿をしたマリーの妹。人間嫌いのフランにとっては唯一の人間の友達。1人しか卒業出来ない四ツ葉学園に家族で入学したスカーレット姉妹を心配しており、その際にフランと一悶着起こしてしまう。


  • まる

大型連休の時に車に轢かれそうになっていた所を三葉が命懸けで救い、成り行きで寮の仲間として迎え入れた白猫。なのだが、どういう訳か人語を話す事が出来たり人間の姿に変化出来るという謎の猫。名前は三葉の名付けで由来は吸い込まれそうな丸い瞳から来ている。命の恩人である三葉を主と慕っている一方で雪の事は「雌」呼ばわりするなどかなり見下している。(一応、同じく命の恩人である雪にも内心感謝している。)人間に化けた時の容姿やらで誰もがメスだと思っていたが、実際はなんとオス。(その事実が判明した時は一同の脳回路が一斉にショートした)

自分の可愛さを自覚してるのかその可愛さを武器に周囲に言うことを聞かせるなどあざとい性格。

興味本位で学園にきた際【ある人物たち】の存在に気づき、それ以後はどこか達観したような雰囲気で学園内を監視、三葉たちを見守っている。

1学期では目立った動きは無かったまるだが、人間に化けたまると姿の特徴が一致する人物が、交友関係がほぼない(三葉の考えだとあり得るのが三葉、ほぼないが霊夢学園長、そして【白狼】くらい)という双葉の墓参りに何度か来ていたという痕跡と証言があり………?

2学期開始までは見守っているだけであったが、学園襲撃の折に遂に介入、囮として単独行動していた三葉を校則に縛られない学園外部の者という立場を活かして助太刀に現れた。更に非常事態なのもあり普段の猫被りが無い素の性格を露わにした。

素の性格は冷静沈着かつ目的の為ならどんな事でも躊躇しない非情さを持つ。敵や学園の特性からすぐに状況を分析して、自らの化ける能力も活かしたトリッキーな戦いを繰り広げるなど【校則】の縛り無しとはいえ非常に高い戦闘力を持っている。

そんな素の状態でも三葉に対する【絶対的な忠誠】は本物であり、三葉の身の安全を何よりも最優先させている。


  • 鬼童藤香

多くの地域に縄張りを持ち、裏から国を取り仕切る闇組織【バーブルマフィア】の首領。【白狼】の組織とは敵対関係にあり、その組織の幹部である【コードネーム持ち】の一人、【シルバーキャット】に壊滅させられたスラムから雪を拾い、雪の両親がバーブルマフィアから多額の借金を背負っていた事、雪に魔法の素質だけでなく殺しの素質も持ち合わせていた事から両親の借金返済という名目で雪を組織に引き込んだ。

その後、【シルバーキャット】が死亡したという情報を掴んだ事で復讐の必要が無くなった雪を【バーブルマフィア】から足を洗ってもらいたいと思い、雪に入学試験を免除して四ツ葉学園に入学出来る【特別推薦状】を譲渡、【レコード衣装】をはじめとした手厚い援助と共に雪を送り出した。


用語


四ツ葉学園

この世界の中でも名門名高き学園。なぜ名門とされているのかというとこの学園の【卒業】に関するルールが関わっている。

この学園を【卒業】すればどんな願いでも叶えられる権利を得ることができ(ただし、「学園で亡くなった人を全て生き返らせる」など大量の人の蘇生は不可能)、更に本人が望めば地位も名誉も金も好きなように手に入るというまさに人生を約束されたも同然の待遇を受けられるようになる。ただし、【卒業】出来るのはたった一人となっており、入学した生徒はたった1枠のみの【卒業】の頂の為に何百何千もの生徒たちと殺し合いする事になる。

入学の条件自体はかなり敷居が低く、入学後に卒業を目指そうとする意思と卒業後に叶えたい夢や野望などのビジョン、そして後述する【死闘】を行えるだけの最低限の体力と知能を問われるのみ。その為簡素な知能テストと体力テスト、面接を通過すれば老若男女種族問わず入学可能となっている。また卒業の為に全ての生徒が覇を争う関係上入学生の募集は三年に一度となっている。

学園長や以前の卒業生など秘匿情報として伏せられているものも多く、学園の成り立ちや過去など謎が多い。それ故に過去の卒業生については色々な噂が絶えず、四ツ葉学園を抱える国の首相八雲紫をはじめとした世界でもトップクラスの地位と名誉を持つ者たちは学園の卒業生なのではないかという風に囁かれている。


【死闘】

この学園最大の特徴であり、生徒たちが生き残りを賭けて争う手段。入学前に渡される電子生徒手帳を通して申請する事が出来、相手の承認をもって【死闘】成立となる。ただし成立してから即【死闘】開始ではなく、成立後互いに準備を整えてから対面する事で【死闘】を行う為の仮想空間に転送される。仮想空間に転送された瞬間から死闘の開始となり、同時に学園から授かった能力の発動が許可される。

どちらかが死亡する事で終了となり、勝者は【死闘】を始める直前にいた場所へ、敗者は学園附属の【四ツ葉病院】内の死体安置所に転送される。その後、死亡確認や身元の確認、遺族への遺体の引き渡しや引き取り人のいない場合の火葬、埋葬などの処理が行われ、次の学園登校日に貼り紙に死亡者の名前が貼り出されるようになっている。ただし、トラブルを避ける為に誰によって打ち負かされたかどうかまでは公表されないようになっている。

基本的にはどちらか一方が完全に死亡するまで仮想空間から出る事は出来ないが、後述の【絶対服従】が成立すれば両方とも生きて【死闘】を終える事ができる。

【死闘】のステージはいくつかのステージから生徒たちが選んだ2種の内ランダムで決定される。自分の能力や実力などと相性の良いステージに決定すれば【死闘】を有利に進められるだろう。(ただし、トップクラスのチート能力者ともなれば、そんなものは関係無いのだが………。)

互いの承認をもって行われる【死闘】は勝利数に応じて定期試験の免除対象になる事ができるが、命を賭ける事になるのでリスク管理した上で【死闘】を行うかを考える事が重要となっている。


能力

学園に入学したと同時に学園側から一人一つ授けられるもの。生徒は必ず出席しなければならない入学式の日に、学園の門を潜った瞬間に授けられる。この能力を授けるのは学園長などの学園側の者ではなく【学園そのもの】であり、学園側にすら誰がどのような能力を授かる事になるかは分からない。(ただし授かった後に能力の把握は行っている)

授かった能力の内容とランクは事前に渡された電子生徒手帳で確認出来る。能力は本人の適正に最も合った能力が選ばれるようになっており、人格や性格、これまでの人生や生き様、更にはこれから歩む運命すら加味されているとされている。

また、授かる能力の強さの基準として種族そのものの強さも参照されており、ただでさえあらゆる能力が劣る人間なんかは卒業が困難だろうと見下されている。しかし壮絶な過去を持っていたり、特異体質な人間がチート能力者である例もあり人間でも能力次第では逆転のチャンスは十分にある。

能力のランクは低い順にG、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、そしてEXとなっている。Sランク以上の能力は強すぎるという言葉が生易しい程の圧倒的な能力となっており、その能力の所持者を総じて【チート能力者】と呼ぶ。


【絶対服従】

【死闘】を死者なしで終わらせる唯一の方法。相手を戦闘不能状態にした時に「絶対服従か?死か?」という文言で相手に選択肢を与えられる。それに相手が同意する(これは口に出す必要は無く心の中で思うだけでも同意した事になる)事で相手は負けを認めたと見做され【絶対服従】が成立となる。ただし必ず選択肢を与えないといけない訳ではなく、【絶対服従】させたい、させる余裕があるといった場合だけ行っても大丈夫となっている。そもそも戦闘不能の定義自体曖昧でやられたフリによる奇襲などもあり得る事もあり率先して行う者は少ない。

【絶対服従】された者は主人の命令に必ず従う、能力の一時剥奪、主人の【死闘】に強制同行などといった制約を課される。逆に主人側は相手の生殺与奪を握る事が出来たり、能力を一時的に使用出来るなどの恩恵を得られる。

実質的に飼い殺しとも言える【絶対服従】だが、主人の死亡や期末試験の実技で勝利すれば解除出来る。しかし後者は無能力で【死闘】を勝たなければならないのでどちらにせよ厳しい状況に置かれるのは確実である。


定期試験

学園内で実施される大きな試験。1、2学期は中間試験と期末試験、3学期は期末試験のみ行う事になる。

中間試験は筆記試験のみ、授業や教科書の内容を踏まえた問題が出題される。

期末試験では筆記に加えて実技試験が実施される。実技試験はランダムな相手と【死闘】を行う事になる。更にその【死闘】では【絶対服従】が不可となっている為友人や家族などの親しい人との殺し合いになる可能性や、格上に当たったとしても【絶対服従】する事による逃げ道が無いなど、通常の【死闘】以上にリスクが高い。

しかしそんな定期試験にも免除制度があり、直近の試験終了後から次の試験までの間に一度【死闘】に勝てば筆記試験を、二度勝てば実技試験を免除され、更にその試験での最高成績を保証される。

筆記試験はともかく、実技試験はリスクが高い為に免除の恩恵が大きいが、免除の為には二度勝利する必要がある為二度【死闘】を行うリスクと、ランダム死闘のリスクを天秤にかける必要がある。


生徒会

今年度から設立された学園内の組織。生徒会長、副会長、書記、会計で構成されている。

メンバーの選出は選挙となっており立候補したメンバーは演説と応援演説者による応援演説を行う事となる。しかし、演説前の準備期間でも【死闘】は可能であり、ライバルとなる候補者とその応援演説者のどちらかを直接殺す事で自動的に勝ち抜ける方法も可能。


【校則】

学園の生徒や教師全員に適用される(これは学園外でも適用される)絶対的なルール。その中でも特に重大な校則として挙げられるものとして「死闘以外で学園内での能力行使は禁止」「学園内での殺害行為は禁止」があり、どちらかを行った場合は更なる被害を防ぐために即能力剥奪された上で死亡する事になっている。ここでの「死亡」は心臓麻痺などで死ぬ、学園の者によって殺害されるなどといったものではなく魂そのものが失われるというものであり、どんな種族でも魂そのものが核である事は共通しており、死に戻りなどの能力であってもそもそものペナルティとして能力剥奪が起きる為、校則違反のペナルティはどんな者にとっても致命的となっている。

更にこのペナルティは学園の人間が感知して発動している訳ではなく、学園そのものに意思が宿っておりそれが学園長含む学園内部の者に対して校則違反の感知と制裁を行っているので学園長ですらその制御は簡単ではない。

更に、校則には殺しは禁止しても暴力は禁止するような項目が無く、結果今年度の開始早々その穴を突いた生徒による暴力行為が横行する事態が発生する事となった。

【死闘】以外の要因で死者が出たり、【死闘】が行えなくなる事態を学園側も好ましく思っておらず、その為学園長自ら制裁を考えたり、校則の見直しを検討するなどの対処を考えている(その一環が生徒会設立となっている。)

そういう事もありもしも外部勢力に侵入、制圧されてしまうという事態になってしまった場合、自分たちは能力を使えない、殺しも出来ない状況で一方的に蹂躙されてしまう危険性がある。そうならないようにする為厳重な学園の警備や学園長自らが貼った結界などで学園は守られているが度重なるループで情報収集した咲夜の手引きによって八咫烏が襲撃、多くの死傷者を出す惨劇となった。

その【校則】を書き換える唯一の方法として、その学園の意思の中枢のようなものに学園長クラスの権限を持った者が干渉する事で書き換えられるようになっており、その中枢は学園長のみが知り得る場所で厳重に守られている


【能力】の覚醒

四ツ葉学園から授かった能力に起きる現象。特定条件を満たすと能力が現在のものを強力にしたものに変化する事がある。それにより能力のランクが跳ね上がる事もある。しかし過ぎたる力は身を滅ぼすもので覚醒直後にフルパワーを出し過ぎると逆に自分の身を滅ぼしてしまう。

能力の覚醒については学園側でも全ては把握できておらず、能力覚醒の条件についてなど分からない事も多い。


【銀界の使徒】

白狼直属の精鋭たち。この名称が判明する前は【コードネーム持ち】と呼ばれていた。全12名で序列とその特徴を反映した二つ名を与えられている。序列に関しては単純な実力だけでなく組織内での貢献度なども加味されて決まる模様(season1完結記念生放送より)


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