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始皇帝(終ワル)

しゅうまつのわるきゅーれのしこうてい

漫画『終末のワルキューレ』に登場するキャラクターの一人。
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CV:石川界人


「好(ハオ)!」

「世界に王は 朕ただ一人」

「王は惑わず 王は曲げず 王は頼らず 常に民の先頭に立ち続ける それが"王"である」












人物

漫画『終末のワルキューレ』における始皇帝で、ブリュンヒルデがラグナロクの人類側の闘士として自ら選出した、神殺しの13人(エインヘリャル)の一人。第7回戦にて、冥界の王ハデスと対峙した。始皇帝は通称であり、名は「嬴政」または「政」。

50年に渡る中華最大の戦乱「春秋戦国時代」に終止符を打ち、広大な中華統一を始めて成し遂げ、人類史上初めて皇天上帝に近づいた「始まりの王」であり、中華の歴代皇帝らからは中華の礎を作った人物として敬意を持たれている。


後ろを刈り上げた漆黒の短髪。顔の片側には百足のような模様の刺青が掘られており、普段は目隠しをしている。目隠しを取ると端正な顔立ちのなかなかな好青年である。

王らしく、美しい装飾が施された衣装を着用している。


一人称は『朕』。明朗快活で常に笑顔を振りまく一方で、相手が神であろうが構わず尊大な態度を取る唯我独尊な性格であり、この世で王は自分ただ一人だけだという考えを持っており、自分より偉い者は存在しないと自負している。こうした性格は、王として「惑わず、曲げず、頼らず」「常に民の先頭に立ち続ける、それが王」と言う信念から来ている。

身体能力も非常に優れており、体格の勝るアレスを軽々投げ飛ばすほど。


ワルキューレの十女・アルヴィトと神器錬成した防具神羅鎧袖を武器とする。

ワルキューレの次女のフリストは始皇帝とアルヴィトの性格や言動が余りにも合わないことからこのペアを「不安な組み合わせ」と思っていた。


出場まで

第六回戦の後に控室を抜け出したが、帰り道が分からなくなり壁を破壊しながら控え室を探し始め、アレスとヘルメスのいる観覧席に現れ備え付けの椅子に平然と腰掛けた。その際、人類側の観覧席に案内しようとしたアレスを片腕で軽々と投げ飛ばし、神であるヘルメスに対し平然と自身の在るところは全て玉座と言う考えから「頭が高い」などと言い放った。


その後ブリュンヒルデとゲルらによって連れ戻されかけるも、「退屈しないからと」それを拒み観覧席に残ろうとしていたが、第七回戦に神側から急遽、ポセイドンの死を知って天界に来ていた、冥王ハデスが出場することが決まり、「王には王を」と考えたブリュンヒルデによって7回戦の人類代表が自身だと決まったと聞かされると喜びを露わにし、人類側出場口からでは無く、歴代の中華皇帝達が作った、観覧席から直接闘技場に続く道を歩いて闘技場に姿を見せた。


戦闘スタイル

王でありながら強力な体術を駆使する。アダム、ゼウス、シヴァ、雷電と続くステゴロ系の戦士であり、防御特化のアルヴィトの能力を借りて参戦する。

中華統一の後、王位を認める代わりに千人単位での生贄を要求する邪神蚩尤を激戦の末に倒し、蚩尤という武術を会得した。この武術は鎧・矛・戟・弩・剣の5つの体型から成り立っている。

ちなみに現時点で生前に神殺しを経験している人類側闘士は始皇帝のみである。


蚩尤鎧式・承力天鳳

相手の力を体内で受け流して、直接相手に返すというカウンター技。観覧席でアレスが吹き飛ばされた技でもある。


蚩尤矛式・泰山龍爪

両指に装着している鋭利な装飾は武器の一つであり、これを用いて相手の身体を勢いよく抉るというもの。ハデスの腹に大きな穴を開けた。


蚩尤弩式・波流亀

始皇帝の「目」の能力を活かした秘技。始皇帝は相手の身体に宿る気の流れの要「星(弱点)」を見ることができる特異体質を持っており、その星を狙い空気の塊(息)を飛ばして気の流れを乱すことで相手の力を削ぐことができる。特異体質については下記参照。


蚩尤戟式・白虎弧月

破壊力のあるハイキックのような蹴り技。ハデスの腕の肉を削いだ。


蚩尤剣式・始皇燕斬

アルヴィトの能力により神器が姿を変えた形、神羅鎧袖改 始皇勾践剣による剣技。相打ちかと思われたが、ハデスのパワーに押し負け、左肩を貫かれて左腕を失ってしまう。


蚩尤剣鎧式・始皇承力燕斬

剣をハデスの槍の先に向けて槍を剣で受け止めて、その状態から承力天鳳を打ち、本来なら体内で巡られせてそのまま流し返す承力天鳳だが、始皇帝は攻撃のエネルギーを始皇勾践剣に溜め込んで、同時に波流亀で槍のパワーバランスを崩したところで攻撃のエネルギーを溜め込んだ始皇勾践剣によって槍を破壊。そのままハデスの身体を貫いた。

本来なら槍には『気の要』は存在しないが、槍にハデスの血が流し込まれたことで槍がハデスの体の一部となっており、槍が生きていたからこそ『気の要』が存在していた。

始皇帝自身も左腕を失う重傷を負い瀕死の状態であったが、結果的にこれが決め手となり勝利した。

小次郎からはフリストにハデスの攻撃の力に溜め込むのに耐えた、アルヴィトのことも大したもんだと賞賛していた。



現在は、いわゆる「意識不明の重体」という状態であり、一蓮托生で共に傷を負ったアルヴィトと共に、専用の部屋で治療を受けているが非常に危険な状態であり、医師からは後は生命力しだいと、回復の見込みは現時点では分かっていない。

また、ハデスの弟であるアダマスから始皇帝に対し復讐を示唆するような発言もあり、それを先読みしたのか、ブリュンヒルデによって地下の人気のない場所に匿われている。


闘いを見届けた沖田総司や近藤勇からはその凄まじい精神力やその命懸けの技から面白い人だったと言われ、佐々木小次郎からは「古今東西探してもあれほど王の称号にふさわしい漢はいないだろうねぇ」と言わしめた。


特異体質

幼少時の家庭環境により会得してしまったミラータッチ共感覚という体質である。他人が感じたものを視覚を通じて自分のもののように感じる現象であるが、始皇帝は目にした他人の怪我や傷、さらには他人から向けられた憎悪も痛みとして身体に表れてしまう重度の症状を抱えていた。痛みに耐えるために常に笑顔を作るようになり、対戦中にもそれがよく表れている。

普段している目隠しは、育ての親である春燕が痛みに晒され続けることのないように手作りし、プレゼントしてくれたものである。


生前から戦い続け、戦場でもその体質が発揮されていくうちにどんな痛みにも耐えうる強靭な精神力と耐久力を誇るようになり、そのうち相手の星も見えるようになったという。

「他人の痛みに比べれば…己の痛みなどいくらでも耐えられる」


登場時の謳い文句

全ては

この漢から始まった・・・


戦国に割拠した六国六王を

またたく間に禽滅


550年間にわたる中華最大の戦乱"春秋戦国時代"に

漢はあっさりと終止符を打った


道なき地に

道を作り


城なき地に

城を作り


誰も成し得なかった

広大な中華統一を初めて成し遂げた


人類史上初めて

皇天上帝に近づきしその漢は


自らを

こう号した・・・


『始まりの王』曰く


始 皇 帝


余談

始皇帝は本作のスピンオフ作品『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』にて、本編に先立ち外見が明かされている。

ちなみに始皇帝登場時の皇帝の道作りに参加したのはだいたい401名


関連タグ

終末のワルキューレ 始皇帝

キングダム…終ワル版も見てみたいところであるが、ヘイムダルの煽りを見るかぎりではあっさりと片がついたという気がしないでみない。

十鬼蛇王馬…承力天鳳はどう見ても二虎流の鬼鏖。

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