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主人公天津忠尋の父親。忠尋の出生時に亡くなっている為、忠尋の記憶にない。


父(忠尋にとっての祖父)天津忠明の亡き後に生まれ、母こまの寵愛を一身に受けて育つが、成長するにつれ次第に自らの出自と人ではない母に対する恐れを募らせていった。こまとの関係の破綻は忠寿が結実を妻として迎えたのち決定的なものとなる。

その心の隙に乱裁道宗ら山の神の勢力に魅入られ、幽世との境に踏み込み、帰らぬ人となった。


忠寿と忠尋は天津と妖こまの血が混ざったため、一族の中でも先祖に近い力を持つとされる。


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