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概要

北欧神話に登場する巨人族の総称で、日本では「霜の巨人」とも呼ばれている。

原初の巨人ユミルの寝汗や両足から誕生した巨人族で、オーディンがユミルを倒した際に発生した大洪水で一族は滅亡するが、ベルゲルミルとその妻が石臼に乗って助かった為に再び大地に増えていく事となった。

ヨトゥンヘイムと呼ばれる絶対零度が支配する銀世界に住んでおり、ヨトゥンヘイムは現在、ノルウェーにあるスカンジナビア山脈に属するヨートゥンヘイム山地を指す。

大自然の力を司る凶暴な巨人達でアース神族ヴァン神族とは敵対しているものの、彼らに味方する巨人もいないわけではない。

また、フリームスルスといった巨人族も霜の巨人と呼ばれる。


なお、スカディスィアチなどは、「山の巨人」(ベルグリシ)と呼ばれる別の巨人族に属する。しかしながら、住んでいる世界はヨトゥンらと全く同じである。そして、スルト達は南にある火の国ムスペルヘイムに住む炎の巨人「ムスペッル」である為、一口に北欧神話の巨人といっても多種多様な種族が存在する。


ちなみにかの有名なトロールもヨトゥンの一種または子孫という説がある。


著名なヨトゥン

名称備考
アングルボザロキとの間にを産んでいる女巨人。
ウードガルザ・ロキヨトゥンヘイムの都市ウードガルズを治める巨人王。ロキの別側面とも。
グリーズヴィーザルの母親で、彼にフェンリルの顎を抑えうる強力な靴を仕立てた。トールにはメギンギョルズという帯を与えている。
スリヴァルディ9本の頭を持ち、トールに敗れる。
スリュムトールのミョルニルを盗み出し、フレイヤを要求して来た霜の巨人の王。
ヒュミルトールと漁を共にした。
フルングニル石頭と心臓に角を持つ。トールとの対決では予言を信じて地下の攻撃に対して対策を取るが、地上からトールがミョルニルを放った為に敗北してしまう。また、グルファクシという駿馬の本来の持ち主であり、彼の死後にトールの息子であるマグニのものとなった。
ベリフレイと戦い、鹿の角で倒れた巨人。
ベルゲルミルユミルの孫。今日で言う霜の巨人達の太祖となった。
ベストラオーディンの母親。
ミーミルミーミルの泉の番人にしてオーディンの伯父であり、彼の良き相談役でもある賢者の神。一説では霜の巨人一族ではなく、自然現象の象徴である水の巨人ではないかとされている。
ギュミルアウルボダの夫にして、あらゆる女性たちの中で最も美しい女性と称されるゲルズの父親とされる海神

関連タグ

北欧神話 巨人 ロキ


創作関連

巨人族の総称としてのヨトゥンは未登場だが、デビルチルドレンにアングルボダが、RONDE~輪舞曲~にて妖精族・地霊のフルングニルが登場している。

なお原作小説の続編『新デジタル・デビル・ストーリー』においては惑星ニブルヘイムで火を用いた文明を発展させた種族で、前作で召喚され倒されてしまったロキの嫡子ヘルを女王に抱き地球に襲来する。


敵組織の名称がヨトゥンヘイムを元ネタにしたヨドンヘイムである他、敵幹部のガルザの名前の由来が巨人王ウートガルザ・ロキに由来している。


 無間氷焔世紀ゲッテルデメルングにて霜の巨人がエネミーとして登場している。

体色は寒色で構成され、スカサハ=スカディによって仮面を付けられて管理されている。


アスガルド編に登場するデルタ星メグレスのアルベリッヒの必殺技や神闘衣は北欧神話の巨人の要素を折衷したかのような造形になっている。(霜の巨人以外にも、スルトユミルを連想させる要素が多い。)

外伝作品である黄金魂にはウートガルザ・ロキを元ネタとするガルムのウートガルザが登場。

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