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ヤツデンワニ

やつでんわに

『爆竜戦隊アバレンジャー』の敵組織・エヴォリアンの怪人のトリノイドの一体。
目次 [非表示]

「精々逃げるが良い、アナザーアース人共!」

「俺の愛する軽蔑の眼がアバレンジャーアバレイエローだったとは……ますます愛してしまって、ヨダレを垂らしてしまうのね〜!」


データ

身長255㎝
体重298㎏
使用カラー
  • ウコギ科神通力エキス入りテングノハウチワ色
  • ベルベルエキス入りレトロ電話色
  • 爬虫網ワニ目クロコダイル科軽蔑の瞳エキス入りガブリキス色
CV津久井教生
スーツアクター葉都英樹(第18・21話)、今井靖彦

概要

創造の使徒ミケラが「ヤツデ」・「電話」・「ワニ」の3つを融合して造ったトリノイド12号。

「ベルベル」口癖。ミケラの発言から、かなりの自信作の模様。


それだけあって実力もそこそこ高く、強力な顎で相手に噛み付く「愛のガブリキス」や実体化させた投げキッスで爆発と混乱を招く「投げキス弾」を得意技として持っている。技として振るわずとも鉄骨を噛んでも平気な歯を持つが、基本はむしろ繊細であり後述のダーツで痛がり、何本も刺さってダウンしたりもしている。

歌が好きでイタリア民謡「サンタ・ルチア」が原曲の『恋するヤツデンワニ』という持ち歌があるが、かなりの音痴で聴くだけで激しい脳震盪を起こし、アバレンジャーを苦しめただけでなく、『デカレンジャーVSアバレンジャー』ではデカレンジャーの面々を苦しめたりもした(ジャスミンウメコは入浴中のため無事だった)。別名「ヤツデンワニリサイタル」。しかもこのリサイタルは電話を切っても受話器から音が漏れたり、なんと無機物まで苦しむというとんでもない効果を持っている。

頭の電話は念じれば地球でもダイノアースであっても、どんな所でもかける事が出来る便利機能付きである。

また、軽蔑の眼で見られるとその相手に恋をしてしまうというおかしな恋愛観を持ち、第21話で自身を軽蔑した眼で見た樹らんるに恋をし、ストーカー気味にらんるを追いかけ回すように。

当然らんるからは当初嫌われていたが、段々打ち解けてそれなりに仲良くなっている(最終話ではらんるにカレー鍋を「あーん」してもらっていた)。

プロポーズにヤツデの花束を渡して対象に花嫁衣装を着せる能力でらんるをウェディングドレス姿に変えた事も(第21話より)。


作中でキャラの薄さを気にする面もあったが、間違いなくヤツデンワニ自身のキャラは濃い


誕生して地球に出向いて早々にアバレキラーのバックルに吸収され、その後はお手伝いさんとしてこき使われてしまい、ミケラに「トリノイドの恥」と言われて勘当されてしまう(これ以降はキラー宅ではエプロンを着ている)。使われる一環でダーツゲームの的を持たされることが度々あったが、頭部が大きすぎるためか高確率でが当たってしまうため、トラウマになるレベルで恐怖を抱いていた。

その為、汚名返上のためにアバレンジャーを倒そうと騒動を起こしたりもしたが、情報源として捕獲された(これはエヴォリアンに寝返ったふりをしたマホロがアバレンジャーに計画を阻止してもらおうと彼に作戦内容を教えた上で現場に出るよう仕向けたため)のを機に恐竜やに住み着き、最終的にそこで看板トリノイドとして働く事になった。


仲代壬琴のお手伝いさんをしていた時は「エヴォリアンに帰りたぁ〜い!!」とエヴォリアンに戻ることを切実に願っていたが、恐竜やに住み着いてからはそっちにいた方が幸せだと思い始め、逆にデズモゾーリャを恐れるまでになる。また、壬琴が戦いの末死亡した際には彼に対し感傷的な気分に陥っていた。

エヴォリアンが崩壊し、アスカ一家や同僚であるステゴスライドンを含めた爆竜達がダイノアースに帰った後もそのまま恐竜やに残っている。


アバレンジャーの仲間になったものの元がトリノイドということで凌駕とアスカの敬語敬称の使用対象とはなっていない(同じく仲間に敬称をつけるらんるからも呼び捨てされる)。一方笑里からは「ヤツデンさん」と呼ばれるようになった。


恐竜やでの働きが認められたのか、『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』では『恐竜や』の社長に就任。

『恐竜や』を大企業に発展させ、全国チェーン店にまでに成長させている。

ちなみにヤツデの花言葉は「親しみ」。まさにこいつのためにあるような言葉である。


海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では魔空監獄に囚われていたが、ゴーカイジャーが監獄の鍵を渡した事により脱出できた。


特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』にも登場。2005年の恐竜やにやってきたマーベラスにチキンカレーを振る舞った。


夢の世界

第44話においてヤツデンワニは「電撃ワニワニテレフォンドリーム」という新たに習得した能力でアバレンジャーを眠らせた。

その夢の世界ではアバレンジャーたちは「ジュラシック商事」という企業の社員という事になっている。


アバレンジャーたちに振られた役割は以下の通り。


  • 伯亜リョウスケ(伯亜凌駕):平凡な社員。いつも杉上部長の折檻を受けている。上司以外には比較的タメ口の使用頻度が高い。

  • 三条ユキオ(三条幸人):営業成績トップのエリート。幸人とは違い、眼鏡をかけている。

  • 樹ランコ(樹らんる):お茶汲みから事務仕事までなんでもこなす。アスヤと婚約している。

  • 大野アスヤ(アスカ):新入社員で、竜人の爪が頬にないのと、眼鏡を付けているのがアスカとの大きな違い。


  • ミホロ(マホロ):ランコの大学の先輩で総務課に所属。アスヤ同様に頬に竜人の爪は存在しない。

  • 今外(今中笑里):ジュラシック商事のオフィスのあるビルに開かれた接骨院の整体師という事になっている。

  • 仲貝(仲代壬琴):駅前に出来た蕎麦屋「えぼり庵」の出前。溌剌とした江戸っ子気質の人物となっている。夢の世界の登場人物では一番キャラ崩壊しており、もはや初見で誰だか判らなくなるレベル。

しかし、現実世界の事象が夢の世界における夢として現れたのをきっかけにアバレンジャーが目覚めて現実世界に帰還し、さしものヤツデンワニもとうとうスーパーダイノボンバーで倒されてしまうかに思われたが、それすらもヤツデンワニの見た悪夢というオチで終わっている。


余談

当初はそのまま退場させるつもりだったが、第18話だけでの登場ではもったいないとして再登場することとなり、プロデューサーの塚田氏の要望によりそのままレギュラーになった(恐竜の親戚として扱われるワニが、恐竜の作品を最後まで生き延びたと考えると面白い展開と言える)。


上半身が丸々ワニ1匹で構成されている大胆なデザインだが、同時期に放送していた『仮面ライダー555』に登場するクロコダイルオルフェノクとモチーフが被るため、人型を避けるためにこのようなデザインになった。


声を演じた津久井氏は数々の怪人の声を演じているが、これ以外にも「電話」や「ワニ」をモチーフにした怪人の声を当てる事が多い。

また『炎神戦隊ゴーオンジャー』では、怪人ではないもののやはりワニがモチーフの炎神キャリゲーターの声を担当した。

『デカレンジャー』では、ワンデ星人ニワンデの声を演じた。二ワンデのモチーフはアヒルだが、名前を逆から読むと「でんわにでんわ」になる。


アバレンジャー放送20周年記念作であるVシネクスト『許されざるアバレ』でも引き続き登場、声優も津久井氏が続投する。

尚、津久井氏は難病ALSの発症後、2022年末に気管切開の手術を受けて「声を失った」事により事実上声優業を引退した状態となっているが、Vシネクストの収録自体は2022年に完了していた為、同年12月の緊急入院までに間に合った事を自身のブログで公表している。

そのため、本作のヤツデンワニが事実上最後の特撮出演となる。(新規キャラかつ敵側の怪人ではサモーン・シャケキスタンチンが最後の出演である。)


関連リンク

爆竜戦隊アバレンジャー 邪命体エヴォリアン トリノイド 光落ち


トリノイド製造番号

11号.アヤメガネズミ→12号.ヤツデンワニ→13号.ムカデンパンジー


ドライヤージゲンゴーマ3ちゃんズジェラシット:改心・生存した通常怪人の先輩後輩。

電話先生:前述のゴーマ3ちゃんズの一員。『電話モチーフなだけあって作中で連絡要員として貢献している』という点が共通している。

死神戦士サイマ獣タナトス:誕生経緯・設定から見て改心するはずがない存在が、横やりにより改心ルートに繋がった共通点がある。その原因を作った幹部中の人トップゲイラーと同じ。


ゲロウジーム:元は敵対勢力だったが、事実上追放され白い追加戦士の部下となった怪人。

ズ・ネズマ・ダズ・ネズモ・ダ:『仮面ライダークウガ』における、同じく12号のナンバーを冠するライダー怪人

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