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概要

インドネシアの伝承に伝わる怪物

巨大な角を頭上に頂く牡牛の頭部とラクササの体を持つ“キスケンド洞穴” の王。


伝承によれば、かねてより天界の妖精トロ”を妻にしたいと考え、彼女たちを監視しているインドロを常々「もし、トロ(の1人)を寄こさなければ、天界をぶっ毀してしまうぞ‼」と脅迫していたが、インドロはこれを断固として拒否。逆に苦行を積んだ地上の武将にマエソスロの討伐を要請する。


その白羽の矢が立ったのが、苦行荷を積み、超能力を得たとされるスバリスグリウォという名の2人の兄弟であった。


インドロは2人にマエソスロの討伐に成功した暁には、その報奨として天界の妖精“トロ”を与えることを約束した。


そして2人はマエソスロの本拠地である「キスケンド洞穴」へと向かい、まず兄のスバリが1人で敵へと侵入し、マエソスロは蓬髪の牛の怪物ジョストロに跨り、これを受けて立った。そして死闘の末にマエソスロはスバリにジョストロと共に首根っこを掴まれ、頭を鉢合わせにされて、頭蓋骨を割られ絶命するのだった。


ジョトスロ

マエソスロが乗用しているラクササの顔と蓬髪のの体を持つ怪物。

最後は主人であるマエソスロ共々スバリに頭を鉢合わせにされて頭部を割れて絶命したとされている。


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