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ブランカ(Fate)

ふぇいとのぶらんか

ブランカとは、ゲーム『Fate/Grand Order』に登場するキャラクターである。(オベロンが乗っている白い蛾)
目次 [非表示]

概要

Fate/GrandOrder』の2部「Cosmos in the Lostbelt」六章【妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ】に登場するキャラクター。


オベロンが傍らに連れている白い雌蛾の妖精で、見た目はカイコガそのもの。

話すことは出来ないがオベロンとは意思疎通ができる模様で、偵察に行く時は小さくなった彼を乗せて飛行する。


余談

『蛾の妖精』なだけあって当初は手の平サイズくらいの大きさかと思われていた彼女たが、オベロンの第一再臨スキル「夢のおわり」で飛んで来た際は彼の腕に止まる位の大きさがあり、全マスターが驚愕した。

最も小さいオベロンはあれでも体重6kgあるのであれくらいが妥協なんだろうか・・・・・


ちなみにFGOに登場するブランカとしては新宿のアヴェンジャーことヘシアン・ロボの狼側である狼王ロボの細君の名もブランカである。

直接は登場しないが、ヘシアン・ロボはブランカの記憶を利用されることで倒された。


関連イラスト

夢のおわりお疲れさま、働き者の王子様


関連タグ

Fate/GrandOrder 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ

妖精國 オベロン(Fate)


ここから先ネタバレ注意!







































パヴァーヌを夢見る

オベロンの絆礼装は、ブランカの語られなかったモノローグストーリーとなっている。


ブランカは元々、ウェールズ (秋の森) で生まれた王女だった。

ある日、彼女は秋の森に現れた一人の青年と出逢った。

森の仲間たちが「秋の森に王子さまがやって来た!!」とはしゃぐ中、白い王女は一人だけ遠くから彼の姿を見つめていた。


やがて王子さまが目を覚ますと、彼女は全てを悟った。

彼は「美しい王子さま」じゃない。

ブリテン崩壊の役目を押し付けられた、大嘘つきだった。


それでも王女は彼に恋をした。

自らの役割を一番嫌悪しているのは、他ならない彼自身だと気付いたから。

森も、仲間の虫達も、妖精國ブリテンの何処も彼処もみんな嫌いだと嘲笑いながら言っていたけれど、王子さまは決して住む家を秋の森から変えなかったから。


良いことをした後は、念入りに森の冷たい川の水で手を洗っていた。

悪いことをした後は、醜く汚れた翅のまま落ち葉の中に倒れた。


白い無垢な王女さまは、そんな王子さまの隣にいると、ずっとずっと一緒にいると決めた。

彼のために羽ばたき続けると決めた。

王子さまが本当の姿になっても、自分の国が全部なくなってしまう事になろうとも───・・・


冷え切った手足を温める火だと信じて

たとえ貴方の輝く星 (ティターニア) になれなくてもいい・・・

せめて彼の冷え切った優しい手足を温める、小さな灯火になりたい・・・


ふたりぼっち

これは語られることのなかった物語。

妖精の国の片隅に住んでいた、ある一人の誇り高い王女さまの御伽噺。


裏・余談

礼装タイトルの亡き王女のためのパヴァーヌとは、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが書いたピアノ曲のこと。

スペインのマルゲリータ王女にインスパイアされて作られたこの曲は、「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊っていたパヴァーヌ」をイメージしているが、発表当初は「幼くしてこの世を去った、小さな王女に捧げられた葬送歌」と思われていた。

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