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CV:島﨑信長(『ドラゴンクエストⅪS』)


概要

砂漠の王国にして騎士の国、サマディーの王子。

騎士の国の王子よろしく常に騎士道を重んじ、訓練に励んでいる。

馬術にも長けており、16歳の誕生日を祝うファーリス杯の出場に期待されている。加えて、その人柄の良さから国民に愛されている完璧な人物。

彼さえいれば、サマディーの安寧は約束されるだろう。


……というのが表向きの姿。


その実態は産まれてこの方馬に乗った経験はなく、全ての訓練をサボっているというドラゴンクエストシリーズ恒例のヘタレ王子である。(ただし、本人もこの現状を良いとは少なからず思っていない模様)


性格は臆病で楽観的だが、騎士道三の誓いはしっかり頭に叩き込んでおり、他人に対しては礼節を重んじ、決して傲慢に接する事はない。

むしろ、王族の割には偉ぶったところがそれほど無く、ヘタレ云々を除いてもフランクで親しみの持てる人物である。


これまで一部の兵士達の助力とビッグマウスで両親と国民には良き王子を演じていたが、彼の誕生日を祝う毎年恒例の馬レース、ファーリス杯に出場する事になってしまう。

いよいよボロが出てしまう矢先、虹色の枝を求めサマディーを訪れていた主人公が自身と体格が似ている事と馬術に長けている事を見抜き、国宝の虹色の枝を渡す事を条件としてレースの影武者を持ち掛け、これを了承させる(レースの際は特注の鎧が充てられるので姿はバレない)。


無事にレースを終えた矢先、今度は砂漠の殺し屋と恐れられるデスコピオンが出現し、活躍の場を与えようとした父に討伐を命じられてしまう。(この際、目に見える形で怯えていたのだが、何を思ったか武者震いと勘違いされてしまう)

当然、まともに訓練すら受けた事のない素人が数多くの歴戦の兵士を葬った魔物に勝てる筈もなく、主人公一行に王族のそれとは思えない見事なまでの土下座をして討伐の同行(という名目で代行)を依頼する。


主人公らが討伐した所を鎖で繋ぎ、あたかも自分が仕留めたかのように国へ持ち帰る(その前に、シルビアから『本当にそれでいいの?』と質問をされると『僕も好きでイカサマをしているわけじゃあない! 父上や国民の期待を裏切るわけにはいかないじゃないか・・・』と返していた)。

父と国民の前で御得意の大口を叩くのだが、その直後にデスコピオンは目覚めてしまう。

誰の助けもなく、前にはデスコピオン、周囲には声援を送る国民と父という状況で、彼らの重圧に耐えきれず遂に臆病な本性を晒け出してしまった。

しかし、シルビアに騎士道三の誓いを唱えられたファーリスは勇気を振り絞り、騎士の国の王子の名に懸けて鋼鉄の剣を振り立ち向かう(途中、剣が折れても立ち向かおうとしたが、すんでのところでシルビアが止めを刺した事で事なきを得た)。


その後、レースで走ったのも、デスコピオンを仕留めたのも全て主人公達が代行した事を両親と国民に打ち明けたが、逃げずに立ち向かった姿が心に響いたのか、両親も国民も本当の彼の姿を受け入れた(曰く「等身大の王子を見ずに、見合わない重圧を与えてしまった・・・」との事)。


約束通り父に虹色の枝を主人公達に渡すよう持ち掛けたが、ここでファーリス杯を一層豪勢にする為に行商人に売ってしまっていたと初めて知る。

再び見事な土下座をかまして謝罪し、代わりにボウガン(ニンテンドー3DS版ではまもの呼びのベル)を主人公達に渡した。


なお、ウマレースやデスコピオン討伐の件はともかく、「虹色の枝を行商人に売った」件は完全に父であるサマディー王の失態であり、このことについてはファーリスに非は一切無い(王がこのことを主人公一行に明かした際、ファーリスも一行と一緒に愕然としているので、虹色の枝が売られた事実は本当に知らなかったとわかる)。

しかし、それでもなお身内の失態に対し、当人に代わって土下座も辞さないなど、彼なりに相手に対して筋を通そうとする気概が窺える。

あるいは「散々振り回してしまった相手との約束を、結果的に反故にしてしまった」ということで、心中に忸怩たる思いがあったのかもしれない。


その後は一連の出来事から、真面目に鍛練を重ねるようになったようだ。



世界崩壊後、サマディーに勇者の星が落下してきた際は勇者の星の古代文字に気付いたり、その調査に同行していた学者が命の危険を感じて逃げようとした一方一人でバクラバ砂丘のバクラバ石群に向かう等、確かに成長している姿を見せる。

しかし、急速に落下してきた勇者の星を破壊した禍々しいオーラを放つ剣士を救世主と讃える等、どこか抜けている印象は拭えない。(ただし、勇者の星の正体を考えれば強ち間違っていないのも事実ではある)


時間遡行後、彼からクエストを受ける事ができる。

サマディー上空に出現した黒い太陽への対抗策として城の兵士達の集中力を高めるべく、ゾンナルの樹の枝の調達を依頼される。報酬は枝に実っていた「きせきのきのみ」を4個分けて貰える。

その後はこれを栽培する為に、学者を集めて研究させるようだ。

また、彼の近くにいるサマディー兵いわく「あなた(主人公)がサマディーに来ると、王子は一日中機嫌が良い」らしく、色々ありはしたが、主人公をよき友人として慕っている模様。


グレイグの事を尊敬しており、将来は彼の騎士団に入隊する事を夢に見ているなど、自分より優れた人間を敬う向上心を持ち合わせており、後述のチャゴス王子と比べると素直で前向きな性格と言える。


関連タグ

ドラゴンクエストⅪ


土下座…ファーリスの十八番であり芸風(?)。2Dモードでも再現されている。

イオク・クジャン…若く未熟な当主+中の人繋がり。こちらは最期まで変われなかった。


チャゴス…同じくヘタレ王子だが、ファーリスと違って最後まで成長しなかった。また『ドラゴンクエストⅪ』発売前の公式生放送で引き合いに出された。

ホルス王子…『ドラゴンクエストⅥ』のヘタレ王子。こちらはファーリス同様、最終的には成長を見せる。

ナムジン…『ドラゴンクエストⅨ』に登場する遊牧民の長の息子。シリーズお約束のヘタレ王子属性・・・かと思いきや実はを欺くための演技で、実際は最初から聡明で勇敢である。

ヒューザ…『ドラゴンクエストⅩ』での中の人繋がり。

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