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パラダイスキング

ぱらだいすきんぐ

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』に登場するキャラクター。 本記事では彼の宮殿や部下の猿達についても説明する。
目次 [非表示]

まともじゃ王様はつとまらねェ。

王様ってのは、

欲張りで! 気まぐれで! 残酷で!

…退屈してるんだ…!



CV大塚明夫


概要

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』に登場した悪役。


南太平洋に位置する無人島において、シロテテナガザルを配下に置く島の支配者。

レゲエダンサーのような衣装に、紫色の大きなアフロヘアー(サングラスを収納できる)の頭というファンキーな格好が特徴だが、しんのすけには何度も爆発頭と呼ばれる(その際、本人は「アフロだ!」と訂正している)。

40代半ばの男性で、一応日本人である。


過去

今作の事件よりも昔に、曰く「色々あって」日本を離れ、南の島でのんびり暮らそうとしていた矢先(ちなみに回想シーンで描かれた当時の外見は、今よりも地味な(一般人としては普通の)格好で、アフロヘアーも小さかった)、島にいたの群れに襲われるも戦いに勝利、猿達のとなって、後述の宮殿と自らの王国を築いた。


その時の過酷な経験の所為か、以後は権威欲の強い傲慢で冷酷で残忍な悪人へと成り果てており、やがて考えていた理想も当初の穏やかなものからすっかり変わってしまったようで、単なる島の支配だけでなく、外の世界にも自分の偉大さを形に残そうと目論むようになる。


活躍

しかし、島には猿しかいないことから出来ることに限界があったため、人間の奴隷を確保するために豪華客船を猿に襲撃させ大人達をさらい、男性には世界中の人間を洗脳するという理由で自身を題材にしたアニメ作りや自身と猿達の巨大像製作などの労働を、女性には食事など猿達への奉仕活動を命じていた。


また「奴を倒せば、子供をしつけるのに都合がいいから」という理由で、船に乗船していたヒーロー番組アクション仮面の主役俳優、郷剛太郎に対決を強制した(郷自身は、当初「そんな事をしても意味はない」と対決を拒否していたが、後述の理由で捕まっていたしんのすけを除くかすかべ防衛隊4シロを人質として出されたので、止むを得ず戦う決心をした)。


緒戦では我流ながらも猿との戦いで鍛えられた体と猿に組み立てさせた巨大な格子状の足場を利用した立体的な戦い方で郷を苦しめ追い詰めるが、しんのすけの声援で奮起した郷に敗れ、大人達は開放され、猿達もしんのすけの呼びかけで全て去ってしまい王国は実質的に完全崩壊してしまう。


それでも諦めず、ワルキューレの騎行を鼻歌で唄いつつ(某有名警察漫画に登場するあの大佐の登場シーンに近い)、自身が島に来た際に使用した小型ヘリからのダイナマイト投下で島から離れようとする船を襲撃、ジェットパック装備のアクション仮面(とそれに便乗したしんのすけ)との激しい空中戦の末にヘリは木端微塵に破壊され、自身も船上プールに引き落とされて(それにより、アフロヘアーは台無しになった)その場で大人達に包囲されたことで遂に観念、御用となった。


その後の後日談は(ラストとはいえ)物語からフェードアウトした為詳しくは語られてないが、恐らく船が日本に帰国するまで拘束されて、港に到着後に警察に引き渡されたと思われる(集団誘拐に強要、危険物所持と使用、ダイナマイトを使っての魚を違法漁法(水産資源保護法第5条違反)、乗客事船を沈めようとした大量殺人未遂等の余罪がある為、少なくとも実刑は免れないであろう)。

もっともDr.アカマミレのようにもはや大規模なテロと言えるレベルの罪を犯していながら、(復興への協力のためとはいえ)収監されずに過ごしている者も過去にはいたので、この世界の量刑の基準が現実と同じなのかは不明であるが。


使用技

  • 格子状の足場を利用したテクニック
  • パンチ
  • キック
  • ダイナマイト
  • 拡声器攻撃(しんのすけに対して使用)

宮殿

島に座礁し廃船となっていた大型タンカーを改装した建造物。

上記の回想シーンでは、長い間放置されていたせいか全体が錆び付いていたが、(猿たちによってリペイントされた為か)現在はサイケデリックな色彩の外見となっている。

普通に電気が通っているが、野外に風車が幾つか見られるので電力風力発電だと思われる。


内部には、

といった部屋が存在し、廊下の壁には大きな眼が幾つも描かれている


作業でミスをしたり、反抗的な態度をとった者は牢屋に入れられるが、ひろしの台詞から入れられても一定の期間で解放され、再び作業をさせられるようだ(ちなみに、ひろしは描写されていない分を含めて3回も入れられている)。


その他、パラダイスキングが初登場した際、用を足していた野外トイレや、バナナを運ぶトロッコも存在する。


猿達

南の島の楽園王

(画像右下と左下の猿)


試写会の途中に突然船内に現れたシロテテナガザルの大群。野原一家が乗り込んでいた豪華客船に潜り込み、郷剛太郎やひろしとみさえを含む船にいた大人達を全員誘拐した。


島を支配するパラダイスキングによって手懐けられ、彼の住む宮殿では集団で可能な限り人間に近い生活を送っているなど、猿とは思えないほどの知能の高さを見せている。その反面、曰く元より縄張り意識が強く攻撃的な種だったとされ、島に来た当初のパラダイスキングにも襲いかかり、その戦いを制したパラダイスキングに従うようになったという。


弱点はケツだけ歩きで、これを見ると恐怖で逃げ出してしまう(しんのすけのケツだけ星人を見て逃げ出したような描写もあるので、奇妙な動きをする物全般が弱点という可能性も)。尤も、手足を縛られて身動きも取れないはずの大勢の人間が奇妙な動きをしながら猛スピードで押し寄せてきたら、流石に猿でなくても大抵は恐怖で逃げるであろうことは想像に難くないだろうが……。


島では道中でバナナを食べて休憩していたかすかべ防衛隊ひまわりとシロに襲いかかり、しんのすけとひまわりを除くかすかべ防衛隊4人およびシロも捕らえた(ただし、不必要に弱者を痛めつけるのは好まないのか、しんのすけとひまわりをさらおうとした際にひまわりが泣き出したのを見て流石に可哀想に思ったようで二人をさらうのをやめている)。


その後、アクション仮面とパラダイスキングの戦いに大人達が加わろうとした際に、パラダイスキングの指示を受け大人達と戦おうとするが、アクション仮面としんのすけ達による超爆走集団ケツだけ歩き(と、かすかべ防衛隊の必殺技(?)『かすかべ防衛隊ローリングサンダーファイヤー』)に圧倒され逆に追い詰められ、大人達に報復されそうになったが、上記の件で「元々は悪い猿じゃない」と感じたひまわりの温情で助けられ、頭にシロを乗せてパラダイスキングに扮し、新たな王の姿となったしんのすけに「もう悪いことはしちゃダメ。これからはジャングルに帰って仲良く暮らすんだぞ」という言葉を聞いて全員が改心してジャングルへと帰っていった。


スタッフロールで描かれた後日談では、島に流れ着いたしんのすけの靴の片方(パラダイスキングとの最終決戦の際に落とした)を拾って、大喜びしていた。おそらく彼らにとってしんのすけの存在は島にいなくとも紛れもなく猿達にとっての「真の王様」なのかもしれない。


余談


関連タグ

クレヨンしんちゃん クレしん映画 クレしん映画ヴィランズ アフロヘアー


ギルガメッシュ(fate):記事冒頭のセリフは良くも悪くも彼にぴったり当てはまると言える。ちなみに大塚氏は別の王様を演じている。

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