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概要

本作の仮面ライダーや怪人のスマッシュへの変身には、「スカイウォール」から溢れ出している未知のガスである「ネビュラガス」の人体投与実験を受ける必要があるのだが、そのネビュラガスを投与された人間のガスへの肉体の耐性を数値化したものがハザードレベルである。

劇中のエボルトの計測方法を見る限り0.1単位で測れる模様。


この数値が上がる事は、即ちより多くのネビュラガスやその力を許容できるようになるという事なので、基本的に仮面ライダーもスマッシュもこの数値が上がる程に強くなる。その為、本作に登場する仮面ライダー達のカタログスペックは全て初期値であり、レベルの上昇によってスペックは変動する他、スクラッシュドライバー使用による暴走等も、このハザードレベルの上昇によって克服する事ができる。

一方で、様々なフルボトルやそれを発展させたアイテムの組み合わせによって、戦略を広げて強くなれるビルドビルドドライバーは、ハザードレベルでは測れない強さを持っているとされている。


ビルドドライバーやスクラッシュドライバーを使ったライダーシステムの変身には、このハザードレベルを一定以上の数値まで上げる必要があるが、ハザードレベルは生まれ持った耐性や健康状態等によってある程度上限が決まっており、それ故に仮面ライダーへ変身できる者は極僅かである。

加えて、後に仮面ライダーへの変身には、ネビュラガスの投与以外にもエボルトの遺伝子操作手術を受ける必要がある事が明かさている(終盤にハザードレベル5.0以上に達していた万丈龍我が、エボルトに遺伝子を奪われた事で一時的に変身できなくなってしまったのはこの為である)。

また、終盤に登場したロストスマッシュ等の、高濃度ネビュラガスを投与する必要がある強力なスマッシュについても、変身できる適正を持った者は極僅かしかいない。


本作のライダーの最大の特徴の一つは、変身者のハザードレベルを主に戦闘や感情によって上昇させるシステムを有している点である。特に感情の高ぶりによるハザードレベルの上昇率は凄まじく、本人に適性があった場合は瞬間的に数値を上げる事もできる。ただし、あまりに瞬間的にハザードレベルを上げると、肉体の耐性や適応が追いつかずに自爆してしまう危険性を持つ。

また、ビルドドライバーはその設計者である葛城忍の意思で、単純な怒りや憎しみではなく、誰かを守りたいという強く正しい気持ちでこそハザードレベルが本当に上昇するように設計されている。

ただし、エボルトの遺伝子を持つ龍我は例外で、彼のみビルドドライバーを使っていても強い怒りやそれによるエボルトの遺伝子の覚醒で大幅にハザードレベルを上げられる反面、力に飲まれて劇中で何度も暴走している。


一方で、カイザーシステムやそのデチューン版であるトランスチームシステムには、ライダーシステムのようなハザードレベルを上昇させる機能はなく、その代わり変身にあたってネビュラガスの投与が必要ないのが特徴である。その為、これらのシステムの変身者は下記するガスの追加投与を行わない限りは、数値は変わらず戦闘力やスペックも常に一定である。

そして、ライダーシステムの原型であるエボルドライバー仮面ライダーエボルも同様にハザードレベルを上昇させる能力を持っているが、変身者のエボルト自身が人間の感情を持っていなかった為に、終盤で感情を得るまでは自身のハザードレベルを上げる事はできなかった(その為、エボルトは桐生戦兎らのハザードレベルを上げ、その力を利用する事で完全復活を目指していた)。


他にも、ハザードレベルを上げる方法として、より大量もしくは高濃度のネビュラガスの再投与処置を行うというものもあるが、この場合は限界を超えてガスを投与されれば死に至るのは当然だが、ガスの投与に耐えてハザードレベルが上がっても、強制変身解除等の大きな負荷や更なる強化アイテムを使って肉体の限界値を超えてしまうと肉体が消滅してしまう危険性がある。


一覧

以下に各ハザードレベルの数値帯とその内容を紹介する。


レベル1.0~

元々病弱だったり身体が弱い人間のレベル帯。

ネビュラガスを注入された段階で殆どの者は死滅してしまう。

仮にスマッシュ化してもやがて命を落とす。


レベル2.0~

ごく普通の至って健康的な人間のレベル帯。

ネビュラガスを投与するとスマッシュ化し、人間に戻っても前後数時間の記憶を失う。

子供を含めた大半の人間はこの前後の数値だが、子供は肉体への負荷がより大きくなる。


レベル3.0~

2.0台を超えた極稀な人間のレベル帯。ここに到達する事が最初の覚醒段階である。

このレベル帯に到達できた人間は、ガスを投与されてもスマッシュ化せずに人間の姿を保ったり自我を保ったままスマッシュになる事ができる。そして、このレベル帯からビルドドライバー=ライダーシステムの使用が可能になる(ただし、ライダーシステムはその仕様上、変身には何かを守りたいという想いやエボルトの遺伝子操作手術などの条件が必要)。


レベル4.0~

スクラッシュドライバーの使用が可能になるレベル帯。

3.0台を突破した人間ですら辿り着ける者は更に僅かなレベル帯であり、このレベルに到達する事が2段階目の覚醒となる。劇中では主要ライダー4人しか到達した人間は確認されていないが、このレベルを突破して数値を上げた人間は、スクラッシュドライバーの暴走もやがて克服できるようになる。

第18話で戦兎がスクラッシュドライバーの使用を試みるも、その時点の戦兎のハザードレベルが3.9と僅かに到達していなかったので失敗。その後数値が上昇した後も結局戦兎がスクラッシュドライバーを使う事はなかった。


レベル5.0~

人間が到達可能な限界点であるレベル帯。

ここに到達できる人間自体が極僅かなのだが、このレベル帯が通常の人間が到達できる生物的な限界点であり、同時にここに到達した者はエボルトとの遺伝子レベルでの融合が可能になる。その為、このレベルに到達する事がエボルトが望んだ3段階目の覚醒になる。

最終決戦の一海と幻徳は、恐らくこのレベル帯を突破してしまったと思われる。


レベル6.0~

人間としての限界点を超えたレベル帯。

ここに到達した者は文字取り人間を超えており、ここを超えたのは劇中でもビルドのシステムによって人間の限界を超えて強化された戦兎と、エボルトの遺伝子を持ち純粋な人間ではない龍我だけである。

このレベル帯に到達した者の身体を使えば、エボルトはエボルトリガーを起動してパンドラボックスの力を扱う事が可能になり、他にもこのレベルの力を集める事でもトリガーを起動できる。その為、このレベルに到達する事がエボルトが望んだ最終段階の覚醒になる。

またこの事から、完全体である仮面ライダーエボルブラックホールフォームのレベル自体は6.0台だと思われる。


レベル7.0~

既存のレベル帯を超えた未知のレベル帯。

劇中では戦兎と龍我のみがこのレベル帯に到達しており、このレベル帯に到達した者が持つフルボトルはその力の影響で進化する。劇中では戦兎と相性が良いラビットフルボトル金の兎に、龍我と相性が良いドラゴンフルボトル銀の龍に進化している。

この進化したボトルが2本揃った時、既存の物理学を超えた究極の化学反応が起こるとされており、最終決戦ではラビットドラゴンが完成した他、劇場版ではベルナージュの力も合わさった事でクローズビルド缶に進化し、クローズビルドフォームを生み出している。

忍は、この現象といずれ息子の戦兎と龍我がこのレベルに達する事を予見していた故に、ビルドドライバーをフルボトルを2本挿してその組み合わせて戦えるように設計した。


余談

ハザードレベルの本来の意味は「危険度」である。

本作のハザードレベルは前述通り、ネビュラガスに対する肉体の耐性なのだが、それは即ちその人物が生命を維持して戦闘できる限界点も指しており、更に純粋にハザードレベルの高い敵はそれだけ強力な敵という事なので、複数の意味で本来の危険度という意味も内包したネーミングである。


関連タグ

仮面ライダービルド ビルド 仮面ライダークローズ 仮面ライダーグリス 仮面ライダーローグ


桐生戦兎 万丈龍我 猿渡一海 氷室幻徳


プレシャス:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する秘宝で、こちらも危険度に応じてハザードレベルが設定されている。


パーメットスコア:令和のガンダムシリーズに登場する似たようなもの。

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