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ドライアイ

どらいあい

涙の量が減ったりバランスが崩れたりすることで、目の表面に涙が十分に行き渡らなくなる病気のこと。

概要

なんらかの要因で眼球)の表面にが均等に行き渡らなくなってしまい、目の潤いが保たれなくなったことで、目が乾いたり、目に疲れかゆみ痛みを感じたりといった症状が出る眼病の一種である。場合によっては目の表面に傷を伴うことがある。

「乾燥性角結膜炎」ともいう。


ドライアイは「涙の量的な異常」・「涙の質的な異常」のふたつに大きく分けられる。

「量的な異常」は、涙自体の分泌量が少ない状態であり、「質的な異常」は、涙の成分の異常で、目の表面で涙を保つことが難しくなっている状態である。

涙は油層、水層、膜型ムチンの三つの層から構成されるが、この層のバランスが崩れて涙が蒸発しやすくなったり、涙の量が正常な状態から減ってしまったりして、涙によって保護されている目の表面が乾くことによってドライアイとなる。


ドライアイとなる原因は様々あり、パソコンスマートフォンなど何かを凝視することでまばたきが減ったり、コンタクトレンズの長時間使用、冷暖房などで皮膚や粘膜が乾燥してしまったりといった要因が例として挙げられる。これ以外にも加齢で涙の量が減る、涙の質が変わって乾きやすくなるといったケースや、食生活や運動習慣の変化なども関係しているとされる。


ほかにも、神経の働きとしてリラックスしている時に副交感神経が働いて涙が分泌され、逆に緊張している時に交感神経が働いて涙が抑制されるが、ストレスなどでこれらの自律神経のバランスが崩れ、うまく涙が分泌できなくなる自律神経失調症の症状として現れる可能性もある。

特に女性の場合、更年期障害などで女性ホルモンの働きが変化することで皮膚や粘膜など全身が乾燥しやすくなり、これに伴ってドライアイが起こることがある。

神経系や免疫系の病気の症状の一つとして起こることもある。


目の乾く感じがなくても、目がゴロゴロ・ヒリヒリしていたり、悲しいことやストレスがないのに涙が止まらなかったりするときはドライアイの可能性がある。

ほかにも、目がかすむ感じがあったり、視力が落ちたような感じがあったりする場合、ドライアイ以外の病気も考えられるため、速やかに眼科を受診するべきである。


ごく簡易的なセルフチェックの方法として、10秒間まばたきせず目を開けていられるかというものがある。10秒間のうちにまばたきをしてしまって、上記のように目に違和感を覚えるようなことがあれば、ドライアイの可能性が高いとされる。

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